真の歴史へ
「物を覚えるのは楽しいですよ!」
おキヌは笑顔で答えて、再び勉強をする
「頑張ってね、その調子なら、もうすぐ学校に行けるわよ」
ルシオラは勉強に熱心なおキヌを見て、満足そうな表情をした
おキヌが生き返ってから、ルシオラ達が毎日数時間勉強を教えてるが、おキヌのやる気と努力の結果…
かなり覚えるのが早く、横島達はある程度の学力を付ければ、学校に行かせるつもりであった
「はい! 学校に行くのが楽しみです」
おキヌの嬉しそうな様子に、思わず笑みがこぼれる横島とルシオラ
それからしばらくしたある日…
雪之丞が懐かしい人物を連れて帰って来た
「横島… ちょっとまずいことになった…」
引きつった顔で雪之丞が連れてきた人物を横島は知ってる
「とりあえず、座って下さい」
横島は雪之丞が連れてきた人物に笑顔で話しかける
「それで、外にもいるんだが…」
雪之丞は言いにくそうに外を指差した
横島が雪之丞の話に窓から外を見ると、怪獣のような巨大なモノが見える
「あれは…、貧乏神か?」
横島は少し苦笑いしている
「はい、そうです。 私は花戸小鳩といいます。 あっちが、私の家に取り憑いてる貧乏神です」
小鳩は困ったように自己紹介していた
横島は困ったような雪之丞と小鳩を見て、なんとなく状況を理解する
「とりあえず、ルシオラ達を呼んで来てくれ」
横島が苦笑いして言うと、雪之丞はため息をつき異界にルシオラ達を呼びに向かう
「花戸さんどうやら、うちの雪之丞が貧乏神に攻撃したみたいだね…」
横島は申し訳なさそうに小鳩に頭を下げる
「いえ、伊達さんは私を助けようとしてくれたんです」
小鳩は少し慌てて説明を始めた
偶然隣に引っ越して知り合いになった雪之丞が、貧乏神を退治しようと攻撃したのだと…
小鳩が説明を終えた頃、ルシオラ達やおキヌや愛子がやって来た
おキヌは小鳩にお茶を出して、ルシオラ達は横島の近くに座る
横島はみんな揃ったので、改めて小鳩から聞いた話をルシオラ達に説明した
「雪之丞さん、貧乏神は神族の中でも特に変わった神です。 人に取り憑いている限りは、人間の霊力での攻撃は効きません。むしろ、攻撃のエネルギーを吸収してしまいます」
小竜姫は少し困ったように雪之丞に貧乏神を説明する
「いつも言ってるでしょ? 戦う時や除霊の時はよく考えなさいって…」
タマモは少し呆れながら雪之丞にダメだしを始めた
「ねえ… 花戸さんって結構霊力あるわね…」
小竜姫とタマモが雪之丞にダメだししている中、小鳩をジッと見ていたルシオラが呟いた
「そう言えばそうですね… ちょっと手を出して下さい」
小竜姫は考えながら小鳩の手を握り、目を瞑る…
「やはり、かなりの霊力があります。 それにまだ眠ってる力も多いです」
小竜姫は驚いた様子で小鳩に話している
「私が霊力ですか…」
小鳩は信じられない様子で自分の手を見ていた
「多分、貧乏神の影響よ。 生まれた時から貧乏神と生きてきた。 それで彼女の霊力が自然に増えていったのね」
タマモが困惑気味の小鳩に詳しく説明をしている
「あの… 私どうなるんですか?」
小鳩にとって霊力は未知の力だ
それにより具体的にどうなるか、全くわからなかった
「とりあえずは変わらないですよ。 ただ、少し霊力のコントロールは学んだ方がいいかもしれません。 強い霊力は悪霊を呼ぶ時がありますから…」
小竜姫は真面目な表情で子鳩に説明している
「その気になれば、GSにもなれるわよ」
ルシオラは笑顔で子鳩を見ていた
「GSですか? でもその前に貧ちゃんは…?」
小鳩は話がズレていたが、巨大になった貧乏神がどうなるか不安だった
おキヌは笑顔で答えて、再び勉強をする
「頑張ってね、その調子なら、もうすぐ学校に行けるわよ」
ルシオラは勉強に熱心なおキヌを見て、満足そうな表情をした
おキヌが生き返ってから、ルシオラ達が毎日数時間勉強を教えてるが、おキヌのやる気と努力の結果…
かなり覚えるのが早く、横島達はある程度の学力を付ければ、学校に行かせるつもりであった
「はい! 学校に行くのが楽しみです」
おキヌの嬉しそうな様子に、思わず笑みがこぼれる横島とルシオラ
それからしばらくしたある日…
雪之丞が懐かしい人物を連れて帰って来た
「横島… ちょっとまずいことになった…」
引きつった顔で雪之丞が連れてきた人物を横島は知ってる
「とりあえず、座って下さい」
横島は雪之丞が連れてきた人物に笑顔で話しかける
「それで、外にもいるんだが…」
雪之丞は言いにくそうに外を指差した
横島が雪之丞の話に窓から外を見ると、怪獣のような巨大なモノが見える
「あれは…、貧乏神か?」
横島は少し苦笑いしている
「はい、そうです。 私は花戸小鳩といいます。 あっちが、私の家に取り憑いてる貧乏神です」
小鳩は困ったように自己紹介していた
横島は困ったような雪之丞と小鳩を見て、なんとなく状況を理解する
「とりあえず、ルシオラ達を呼んで来てくれ」
横島が苦笑いして言うと、雪之丞はため息をつき異界にルシオラ達を呼びに向かう
「花戸さんどうやら、うちの雪之丞が貧乏神に攻撃したみたいだね…」
横島は申し訳なさそうに小鳩に頭を下げる
「いえ、伊達さんは私を助けようとしてくれたんです」
小鳩は少し慌てて説明を始めた
偶然隣に引っ越して知り合いになった雪之丞が、貧乏神を退治しようと攻撃したのだと…
小鳩が説明を終えた頃、ルシオラ達やおキヌや愛子がやって来た
おキヌは小鳩にお茶を出して、ルシオラ達は横島の近くに座る
横島はみんな揃ったので、改めて小鳩から聞いた話をルシオラ達に説明した
「雪之丞さん、貧乏神は神族の中でも特に変わった神です。 人に取り憑いている限りは、人間の霊力での攻撃は効きません。むしろ、攻撃のエネルギーを吸収してしまいます」
小竜姫は少し困ったように雪之丞に貧乏神を説明する
「いつも言ってるでしょ? 戦う時や除霊の時はよく考えなさいって…」
タマモは少し呆れながら雪之丞にダメだしを始めた
「ねえ… 花戸さんって結構霊力あるわね…」
小竜姫とタマモが雪之丞にダメだししている中、小鳩をジッと見ていたルシオラが呟いた
「そう言えばそうですね… ちょっと手を出して下さい」
小竜姫は考えながら小鳩の手を握り、目を瞑る…
「やはり、かなりの霊力があります。 それにまだ眠ってる力も多いです」
小竜姫は驚いた様子で小鳩に話している
「私が霊力ですか…」
小鳩は信じられない様子で自分の手を見ていた
「多分、貧乏神の影響よ。 生まれた時から貧乏神と生きてきた。 それで彼女の霊力が自然に増えていったのね」
タマモが困惑気味の小鳩に詳しく説明をしている
「あの… 私どうなるんですか?」
小鳩にとって霊力は未知の力だ
それにより具体的にどうなるか、全くわからなかった
「とりあえずは変わらないですよ。 ただ、少し霊力のコントロールは学んだ方がいいかもしれません。 強い霊力は悪霊を呼ぶ時がありますから…」
小竜姫は真面目な表情で子鳩に説明している
「その気になれば、GSにもなれるわよ」
ルシオラは笑顔で子鳩を見ていた
「GSですか? でもその前に貧ちゃんは…?」
小鳩は話がズレていたが、巨大になった貧乏神がどうなるか不安だった