真の歴史へ
「小竜姫さん…」
おキヌは小竜姫の言葉に涙が溢れてきた…
自分の為に小竜姫が話してるのが本当に嬉しかった
「死津藻比女はすでに私達の結界で封じてます。 これ以上被害はひろがりません。 退治するまで、軽はずみな行動はしないで下さい」
「はい、わかりました…」
道士は小竜姫の厳しい口調に恐れながら、素直に従った
小竜姫は道士がおキヌを霊体ミサイルにしないように、キツく釘を差した
そして、おキヌを見て笑顔になる
「すぐに終わります。 ここを動かないで下さいね」
先ほど道士に話したのとは、全く違った優しい表情でおキヌに話した
「はい、私は信じてます…」
おキヌは涙ぐみながら、嬉しそうに言った
「では、私は死津藻比女を退治してきます」
小竜姫は再び、武神らしい表情になり外に向かった…
小竜姫が去った後、道士はおキヌを見て苦笑いしていた
「おキヌよ… いい出会いをしたようだな… まさか神族が来るとは…」
道士は小竜姫と対面していた緊張感がとけて、安心したようだった…
「はい… とても、素晴らしい人達です でも、小竜姫さんってやっぱり凄い神様なんですね…」
おキヌは神族らしい小竜姫を初めて見てしみじみ話した
おキヌが普段見ていた小竜姫は、優しく親しみやすいお姉さんのような人だった…
小竜姫が神族なのは知っていたが…
いまいち実感が無かったのだ
そんなおキヌに道士は驚いていた
本来雲の上の存在の神族…
しかも、かなりの実力を感じていた
その小竜姫と友達のような感覚のおキヌに驚きを隠せなかった…
「凄いなんてもんじゃない… おそらく最低でも中級神の力はある、 人間界では最高位の神だろう」
道士はそう話して、不思議そうに聞いていたおキヌを見てた…
小竜姫が外に出ると、先ほどの死津藻比女達はすでに滅ぼされていた
「横島さん、あちらは大丈夫です」
小竜姫は横島、ルシオラ、タマモを見て話した
「そうか… こっちはじきに本格的に来るよ」
横島は冷静に話した
その頃…
人骨温泉には美神美智恵が一人来ていた
美智恵はGメンオフィスで悩んでいたが、横島達の戦いを見たかった
GS試験の時で予想以上の実力があるのはわかったが…
詳しい情報が欲しかった
その為、車を飛ばして一人人骨温泉に来ていた…
しかし……美智恵は困惑していた
人骨温泉から先に行けなかったのだ…
強力な結界で入ることすら出来なかった
「なんなの… この結界は… こんな結界があるなんて情報無いわよ…」
美智恵は呆然としていた
初めて見るような強力な結界だった
「結界の種類もわからないわ… どういうことかしら… 氷室神社を中心に付近の山ごと結界に包まれてるなんて…」
美智恵は結界を調べながら考えていた
そして、Gメンに連絡して衛星からも結界を調べさせた
未来で見た報告書によれば、氷室神社にある結界は、神社付近だけだったはず…
美智恵はそこまで考えて、一つの結論に達していた…
「まさか… 横島君達なの… こんな結界を張ったのは!? 有り得ないわ! いかに小竜姫様やルシオラさんが居るとしても… 人間界でこんな結界を張れるなんて…」
美智恵は微かに震えていた…
「横島君… あなた一体どこまで強くなったの…?」
美智恵は今、恐ろしい想像をしてると思った
横島の実力が人間を遥か越えてるのでは…
美智恵はそう思った
そして美智恵は前から疑問に思っていた…
神魔の指導者が何故横島達を過去に戻したのかを…
たしかに文珠は万能だし貴重だ…
だが、アシュタロスとの戦いの為だけなら、わざわざ横島を戻す必要があるのか…?
美智恵の疑問は深まるばかりだ
だが…
横島達が自分の想像も出来ないレベルにあるような気がした
それはアシュタロスから令子を守る
それが最大の目的である美智恵にとっては、益々状況が厳しくなるのだ
美智恵はいろいろ考えたが、今は横島達の戦いを見る為に、結界の内部が見える近くの山に行こうと急いだ
おキヌは小竜姫の言葉に涙が溢れてきた…
自分の為に小竜姫が話してるのが本当に嬉しかった
「死津藻比女はすでに私達の結界で封じてます。 これ以上被害はひろがりません。 退治するまで、軽はずみな行動はしないで下さい」
「はい、わかりました…」
道士は小竜姫の厳しい口調に恐れながら、素直に従った
小竜姫は道士がおキヌを霊体ミサイルにしないように、キツく釘を差した
そして、おキヌを見て笑顔になる
「すぐに終わります。 ここを動かないで下さいね」
先ほど道士に話したのとは、全く違った優しい表情でおキヌに話した
「はい、私は信じてます…」
おキヌは涙ぐみながら、嬉しそうに言った
「では、私は死津藻比女を退治してきます」
小竜姫は再び、武神らしい表情になり外に向かった…
小竜姫が去った後、道士はおキヌを見て苦笑いしていた
「おキヌよ… いい出会いをしたようだな… まさか神族が来るとは…」
道士は小竜姫と対面していた緊張感がとけて、安心したようだった…
「はい… とても、素晴らしい人達です でも、小竜姫さんってやっぱり凄い神様なんですね…」
おキヌは神族らしい小竜姫を初めて見てしみじみ話した
おキヌが普段見ていた小竜姫は、優しく親しみやすいお姉さんのような人だった…
小竜姫が神族なのは知っていたが…
いまいち実感が無かったのだ
そんなおキヌに道士は驚いていた
本来雲の上の存在の神族…
しかも、かなりの実力を感じていた
その小竜姫と友達のような感覚のおキヌに驚きを隠せなかった…
「凄いなんてもんじゃない… おそらく最低でも中級神の力はある、 人間界では最高位の神だろう」
道士はそう話して、不思議そうに聞いていたおキヌを見てた…
小竜姫が外に出ると、先ほどの死津藻比女達はすでに滅ぼされていた
「横島さん、あちらは大丈夫です」
小竜姫は横島、ルシオラ、タマモを見て話した
「そうか… こっちはじきに本格的に来るよ」
横島は冷静に話した
その頃…
人骨温泉には美神美智恵が一人来ていた
美智恵はGメンオフィスで悩んでいたが、横島達の戦いを見たかった
GS試験の時で予想以上の実力があるのはわかったが…
詳しい情報が欲しかった
その為、車を飛ばして一人人骨温泉に来ていた…
しかし……美智恵は困惑していた
人骨温泉から先に行けなかったのだ…
強力な結界で入ることすら出来なかった
「なんなの… この結界は… こんな結界があるなんて情報無いわよ…」
美智恵は呆然としていた
初めて見るような強力な結界だった
「結界の種類もわからないわ… どういうことかしら… 氷室神社を中心に付近の山ごと結界に包まれてるなんて…」
美智恵は結界を調べながら考えていた
そして、Gメンに連絡して衛星からも結界を調べさせた
未来で見た報告書によれば、氷室神社にある結界は、神社付近だけだったはず…
美智恵はそこまで考えて、一つの結論に達していた…
「まさか… 横島君達なの… こんな結界を張ったのは!? 有り得ないわ! いかに小竜姫様やルシオラさんが居るとしても… 人間界でこんな結界を張れるなんて…」
美智恵は微かに震えていた…
「横島君… あなた一体どこまで強くなったの…?」
美智恵は今、恐ろしい想像をしてると思った
横島の実力が人間を遥か越えてるのでは…
美智恵はそう思った
そして美智恵は前から疑問に思っていた…
神魔の指導者が何故横島達を過去に戻したのかを…
たしかに文珠は万能だし貴重だ…
だが、アシュタロスとの戦いの為だけなら、わざわざ横島を戻す必要があるのか…?
美智恵の疑問は深まるばかりだ
だが…
横島達が自分の想像も出来ないレベルにあるような気がした
それはアシュタロスから令子を守る
それが最大の目的である美智恵にとっては、益々状況が厳しくなるのだ
美智恵はいろいろ考えたが、今は横島達の戦いを見る為に、結界の内部が見える近くの山に行こうと急いだ