真の歴史へ
おキヌは不思議そうに考えていた
ズルッ!
横島は天然なおキヌを見てコケてしまった
「いや… おキヌちゃんがずっと居た場所のはずなんだが…」
横島は困ったように話した
「あー!! 思い出しました! 私が死んだ山がある場所ですね~ 忘れてました~」
おキヌは笑いながら話した
どうやら本気で忘れてたらしい…
「実は… 近くに強力な妖怪がいるんだ… 俺達はそれを退治に行く… その妖怪はおキヌちゃんにも関係があるみたいなんだ…」
横島は真剣な表情で話した
「私にですか…?」
おキヌが不思議そうに話した
「ああ、だからおキヌちゃんも一緒に行かないか? 辛いことを知るかも知れないが… おキヌちゃんの過去に関係あることだから…」
横島は真剣に話して、おキヌは考え込んでいる
「私… 行きます! 横島さんを信じてますから!」
おキヌはしばらく考えて横島に答えた
「そうか… ありがとう。 おキヌちゃんの安全は俺達が守るから心配しないでな…」
横島は優しく微笑んで話した「はい! ありがとうございます」
おキヌは笑顔で返事した
おキヌは横島達を信頼していた
自分が幽霊なのを忘れるくらい、みんな優しくこの場所は幸せだったのだから…
そして、横島もホッとしていた
いよいよおキヌを生き返らせるに辺り、おキヌを連れて行かない訳にいかない
だが、普段の除霊にはおキヌは連れて行ってなかったのだ
幽霊のおキヌには除霊現場は非常に危険で、一歩間違えば消滅してしまうのだから…
そのおキヌにどう話すか考えていたのだ…
次の日…
横島とルシオラと小竜姫とタマモと雪之丞とおキヌは、人骨温泉に向けて出発しようとしていた
「さあ、いくわよ! ストライク号お願いね…」
今日は人数も多い為、地上移動兵鬼ストライク号で行くことにした
ルシオラが運転席に座りストライク号に話しかけた
「グルルル…」
ストライク号はどこからともなく返事した
「横島… この車なんで返事するんだ…?」
雪之丞は恐る恐る横島に聞いた
「俺も知らん。 これは見た目車に見えるが…作ったのはルシオラだからな…」
横島は苦笑いして答えた
「世の中って広いんだな…」
雪之丞は自分の想像も出来ない世界にシミジミつぶやいた
それから横島達は車で数時間かけて人骨温泉に向かっていた…
その頃…
「隊長! 横島事務所のメンバーがフルメンバーで車で移動を始めました!」
そこはオカルトGメンの隊長室
一人の隊員が報告していた
「そう、ご苦労さま… 行き先はどっちかしら?」
隊長と呼ばれていた美智恵は隊員に聞いていた
「現在追跡中ですが、N県方面に向かっています」
「わかりました。 気づかれないように細心の注意を払って頂戴」
美智恵はそう話して隊員を下がらせた
そして、一人考え込む…
実は美智恵は密かに横島事務所を監視していた
敵に回したくないが、味方にもなりそうにない
そんな横島の情報は常に欲しかった…
「N県か… 行き先は人骨温泉ね。 あそこには死津藻比女がいるはず… 被害が出る前におキヌちゃんを生き返らせるつもりね…」
美智恵は一人つぶやいて考え続ける
おキヌが横島の事務所に行ったのは、まずかった…
美智恵は険しい表情で考えていた
本来はおキヌは令子に一番近い人物になるはずであった
そのおキヌまでが、離れてしまった
おキヌと横島が居ない令子では仲間を作るなど無理だろう…
おキヌが横島の事務所に行ったのを知ったのは、おキヌが居なくなった次の日だった
美智恵も今のおキヌと横島は接点が少なく、おキヌが横島の元に行くとは考えなかったのだ
美智恵は困ったように手元の書類を見た
その書類は未来で知った事実
これから起こる事件などをまとめた書類だ
「ふ… 私が早く動いたせいで、おキヌちゃんまで居なくなるなんて…」
美智恵はため息をついていた
おキヌはもう令子の元には戻らないだろう
生き返った後も、横島達が保護するだろう
わざわざ危険な令子の側には返さないだろうと美智恵は考えていた
ズルッ!
横島は天然なおキヌを見てコケてしまった
「いや… おキヌちゃんがずっと居た場所のはずなんだが…」
横島は困ったように話した
「あー!! 思い出しました! 私が死んだ山がある場所ですね~ 忘れてました~」
おキヌは笑いながら話した
どうやら本気で忘れてたらしい…
「実は… 近くに強力な妖怪がいるんだ… 俺達はそれを退治に行く… その妖怪はおキヌちゃんにも関係があるみたいなんだ…」
横島は真剣な表情で話した
「私にですか…?」
おキヌが不思議そうに話した
「ああ、だからおキヌちゃんも一緒に行かないか? 辛いことを知るかも知れないが… おキヌちゃんの過去に関係あることだから…」
横島は真剣に話して、おキヌは考え込んでいる
「私… 行きます! 横島さんを信じてますから!」
おキヌはしばらく考えて横島に答えた
「そうか… ありがとう。 おキヌちゃんの安全は俺達が守るから心配しないでな…」
横島は優しく微笑んで話した「はい! ありがとうございます」
おキヌは笑顔で返事した
おキヌは横島達を信頼していた
自分が幽霊なのを忘れるくらい、みんな優しくこの場所は幸せだったのだから…
そして、横島もホッとしていた
いよいよおキヌを生き返らせるに辺り、おキヌを連れて行かない訳にいかない
だが、普段の除霊にはおキヌは連れて行ってなかったのだ
幽霊のおキヌには除霊現場は非常に危険で、一歩間違えば消滅してしまうのだから…
そのおキヌにどう話すか考えていたのだ…
次の日…
横島とルシオラと小竜姫とタマモと雪之丞とおキヌは、人骨温泉に向けて出発しようとしていた
「さあ、いくわよ! ストライク号お願いね…」
今日は人数も多い為、地上移動兵鬼ストライク号で行くことにした
ルシオラが運転席に座りストライク号に話しかけた
「グルルル…」
ストライク号はどこからともなく返事した
「横島… この車なんで返事するんだ…?」
雪之丞は恐る恐る横島に聞いた
「俺も知らん。 これは見た目車に見えるが…作ったのはルシオラだからな…」
横島は苦笑いして答えた
「世の中って広いんだな…」
雪之丞は自分の想像も出来ない世界にシミジミつぶやいた
それから横島達は車で数時間かけて人骨温泉に向かっていた…
その頃…
「隊長! 横島事務所のメンバーがフルメンバーで車で移動を始めました!」
そこはオカルトGメンの隊長室
一人の隊員が報告していた
「そう、ご苦労さま… 行き先はどっちかしら?」
隊長と呼ばれていた美智恵は隊員に聞いていた
「現在追跡中ですが、N県方面に向かっています」
「わかりました。 気づかれないように細心の注意を払って頂戴」
美智恵はそう話して隊員を下がらせた
そして、一人考え込む…
実は美智恵は密かに横島事務所を監視していた
敵に回したくないが、味方にもなりそうにない
そんな横島の情報は常に欲しかった…
「N県か… 行き先は人骨温泉ね。 あそこには死津藻比女がいるはず… 被害が出る前におキヌちゃんを生き返らせるつもりね…」
美智恵は一人つぶやいて考え続ける
おキヌが横島の事務所に行ったのは、まずかった…
美智恵は険しい表情で考えていた
本来はおキヌは令子に一番近い人物になるはずであった
そのおキヌまでが、離れてしまった
おキヌと横島が居ない令子では仲間を作るなど無理だろう…
おキヌが横島の事務所に行ったのを知ったのは、おキヌが居なくなった次の日だった
美智恵も今のおキヌと横島は接点が少なく、おキヌが横島の元に行くとは考えなかったのだ
美智恵は困ったように手元の書類を見た
その書類は未来で知った事実
これから起こる事件などをまとめた書類だ
「ふ… 私が早く動いたせいで、おキヌちゃんまで居なくなるなんて…」
美智恵はため息をついていた
おキヌはもう令子の元には戻らないだろう
生き返った後も、横島達が保護するだろう
わざわざ危険な令子の側には返さないだろうと美智恵は考えていた