真の歴史へ
試合の方は順調に進んでいた
白龍会の人も勝ち進んで、勘九朗と黒岩は合格圏内に入ってしまった
横島は白龍会の人の戦いを見て考えていた
（タマモ、あの黒岩って奴はどうだと思う？）
横島はタマモに念話で聞いた
（力は隠してるわね… 強いとは思うけど、勘九朗と同じくらいじゃないかしら…）
タマモは顔色を変えずに念話で言った
（あいつは前回居なかったんだ… おそらく雪之丞が居なくなったから歴史が変わったんだと思うが… 何か引っかかるんだよな）
横島はうまく話せないが、黒岩が気になっていた
（人間なのは確かなんだけど… 横島の霊感に引っかかるなら何かあるのかしら…）
タマモと横島は考え込むが結論は出なかった…
その頃別室の神魔組は…
「ヒャクメ、メドーサはまだですか？」
小竜姫はモニターを見ながら話した
「まだなのねー」
ヒャクメは付近を警戒しながら話した
「みんな順調に勝ってるわね… 最初はタイガーさんが陰念に当たるわね」
ルシオラは砂糖水を飲みながらくつろいでいた
「タイガーさんでは勝てないでしょう… ピートさんや雪之丞さんが当たるのを待つしかないですね」
小竜姫はため息をついて話した
神魔組は比較的暇だった…
そして横島達が居る場所は
微妙な空気だった…
横島やタマモやおキヌや唐巣は普通なのだが…
エミと令子は無視するかピリピリしているし、美智恵は難しい顔で試合を見ている
そんな横島達は周りから目立っていた…
横島とタマモは密かに席を移動しようか悩んでいたくらいだ…
試合の方はいよいよ陰念対タイガーだった
この試合が二回戦最後で、勝った方がＧＳ免許を取得出来るのだ
戦いは一方的だった
動きの遅いタイガーは陰念のいい的にされていた
体格が良く霊的防御も優れているタイガーだったが…
スピードが違いすぎていた
タイガーは頑張って逆転を狙うが、勝負にならなく
精神感応を使うことさえ出来なかった
結局タイガーは歴史通り負けてしまった
エミはタイガーの試合を見て不機嫌になっていたのは、言うまでもない
令子はタイガーが負けてエミを馬鹿にするような視線を向けていたが、美智恵が隣に居るためケンカにはならなかった
「エミさん、タイガーは相手が悪かったんですよ。 相手はちょっと問題があるんです」
横島はエミの耳元で小声で囁いた
エミは一瞬顔を赤らめたが…
タマモ以外は気が付かなかった
意外と男にせまられるのは弱いのかもしれない…
タマモは密かに考えていた
エミは横島の話に真剣な顔になった
「どういう意味？」
エミと横島の会話は周りには聞こえなく、タマモ以外は聞こえなかった
「相手は過激派魔族と組んでる可能性が高いんです… 俺達はその証拠を掴む為に動いてるんですよ」
横島の話にエミは顔色が変わった
「そんなヤバい連中なワケ？」
エミは驚いていた
「ええ、場合によっては戦闘になります。 エミさんも気をつけて下さい」
横島が話すとエミは笑顔で頷いた
横島がエミに話したのは、この場所で事件を知らないのが彼女だけだからだ
令子も知らないだろうが、彼女は美智恵が居るから問題無いだろ
一般人も多い会場な為、一流のＧＳのエミには情報を教えた方がいいのである
そして試合は三回戦に入っていた
その時…
いよいよ奴が現れた！
メドーサが会場に来たのである
「小竜姫はとうとう現れなかったわね… 気が付いてないのかしら…？ まあどっちにしても、手遅れだわ。」
メドーサはニヤリと笑みを浮かべて会場に入っていった
白龍会の人も勝ち進んで、勘九朗と黒岩は合格圏内に入ってしまった
横島は白龍会の人の戦いを見て考えていた
（タマモ、あの黒岩って奴はどうだと思う？）
横島はタマモに念話で聞いた
（力は隠してるわね… 強いとは思うけど、勘九朗と同じくらいじゃないかしら…）
タマモは顔色を変えずに念話で言った
（あいつは前回居なかったんだ… おそらく雪之丞が居なくなったから歴史が変わったんだと思うが… 何か引っかかるんだよな）
横島はうまく話せないが、黒岩が気になっていた
（人間なのは確かなんだけど… 横島の霊感に引っかかるなら何かあるのかしら…）
タマモと横島は考え込むが結論は出なかった…
その頃別室の神魔組は…
「ヒャクメ、メドーサはまだですか？」
小竜姫はモニターを見ながら話した
「まだなのねー」
ヒャクメは付近を警戒しながら話した
「みんな順調に勝ってるわね… 最初はタイガーさんが陰念に当たるわね」
ルシオラは砂糖水を飲みながらくつろいでいた
「タイガーさんでは勝てないでしょう… ピートさんや雪之丞さんが当たるのを待つしかないですね」
小竜姫はため息をついて話した
神魔組は比較的暇だった…
そして横島達が居る場所は
微妙な空気だった…
横島やタマモやおキヌや唐巣は普通なのだが…
エミと令子は無視するかピリピリしているし、美智恵は難しい顔で試合を見ている
そんな横島達は周りから目立っていた…
横島とタマモは密かに席を移動しようか悩んでいたくらいだ…
試合の方はいよいよ陰念対タイガーだった
この試合が二回戦最後で、勝った方がＧＳ免許を取得出来るのだ
戦いは一方的だった
動きの遅いタイガーは陰念のいい的にされていた
体格が良く霊的防御も優れているタイガーだったが…
スピードが違いすぎていた
タイガーは頑張って逆転を狙うが、勝負にならなく
精神感応を使うことさえ出来なかった
結局タイガーは歴史通り負けてしまった
エミはタイガーの試合を見て不機嫌になっていたのは、言うまでもない
令子はタイガーが負けてエミを馬鹿にするような視線を向けていたが、美智恵が隣に居るためケンカにはならなかった
「エミさん、タイガーは相手が悪かったんですよ。 相手はちょっと問題があるんです」
横島はエミの耳元で小声で囁いた
エミは一瞬顔を赤らめたが…
タマモ以外は気が付かなかった
意外と男にせまられるのは弱いのかもしれない…
タマモは密かに考えていた
エミは横島の話に真剣な顔になった
「どういう意味？」
エミと横島の会話は周りには聞こえなく、タマモ以外は聞こえなかった
「相手は過激派魔族と組んでる可能性が高いんです… 俺達はその証拠を掴む為に動いてるんですよ」
横島の話にエミは顔色が変わった
「そんなヤバい連中なワケ？」
エミは驚いていた
「ええ、場合によっては戦闘になります。 エミさんも気をつけて下さい」
横島が話すとエミは笑顔で頷いた
横島がエミに話したのは、この場所で事件を知らないのが彼女だけだからだ
令子も知らないだろうが、彼女は美智恵が居るから問題無いだろ
一般人も多い会場な為、一流のＧＳのエミには情報を教えた方がいいのである
そして試合は三回戦に入っていた
その時…
いよいよ奴が現れた！
メドーサが会場に来たのである
「小竜姫はとうとう現れなかったわね… 気が付いてないのかしら…？ まあどっちにしても、手遅れだわ。」
メドーサはニヤリと笑みを浮かべて会場に入っていった
