いよいよＧＳ試験当日になった

受験者数１８５２名

合格ワクは３２名


一日目は一次審査として霊力測定と

二次審査として受験生と試合をすることになる


横島達は一次試験会場の前で、雪之丞を送り出そうとしていた…


「雪之丞手加減忘れるなよ」

「雪之丞さん、怪しい奴がいないか他の受験生を確認して下さいね」

「とりあえず強い相手はチェックしてね」

「ヘマしたらだめよ」

「頑張って下さいね。 応援してます！」


横島、小竜姫、ルシオラ、タマモ、おキヌの順に雪之丞に話しかける


「ああ、まかせとけ！ うまくやるさ」

横島達の心配をよそに雪之丞は、リラックスして試験会場に向かった


「時間が過ぎるのは早いな～ 俺が試験を受けて一年が過ぎたか…」


横島は感慨深げに試験に向かう人を見ていた

「ヨコシマと小竜姫さんにとって、今回の試験は特別だからね～」


ルシオラは横島と小竜姫をからかうように言った


「そうね～ 二人の熱い思い出かしら？」

タマモも続いてからかいだした

小竜姫は顔を赤らめて横島を見つめた

「あんまりからかうなよ… 確かに俺と小竜姫にとっては第一歩だったがな」


横島も照れて苦笑いしながら話した


「横島さん！」


そんな横島達の元にピートがやってきた

「おう！ ピート、お前も頑張れよ。 絶対に油断するな」

「そうです。 最後まで気を抜かないで頑張って下さいね」

横島と小竜姫はピートに声をかけた

「はい、しっかり頑張って来ます。」


ピートは横島達に頭を下げて試験会場へ向かった


その他に横島達とはまだ会ってない、タイガーやドクターカオスも試験を受けに来ていた


「横島さん、おはようございます。」

「おはようなのね～」

人間に化けているジークとヒャクメが横島達に合流した


「おはよう。 いよいよ今日だな… メドーサの好きにはさせない。」

横島は力を込めて言い切った

「じゃあ、私達は別室で監視カメラのモニターで見てるわ」

「会場の方はお願いしますね」

ルシオラと小竜姫がそう話して別室に向かった別室に向かったのは他にジークとヒャクメ


横島とタマモとおキヌは会場の観客席で、様子をみてることになる


この組み合わせは神魔族が居れば、メドーサが警戒して現れない可能性があるため二手に別れた




その頃メドーサは…


「いよいよですね。 私の愛弟子たちが一人でも多く合格することを祈ってますよ。」

「ご心配なく、行ってまいります…！」

会場近くのホテルの一室でメドーサは、３人の男達に話していた…


「気が向いたら応援に行くかもしれません。 昔馴染みに挨拶もしたいのでね」

メドーサはワインを飲みながらニヤリとした



その頃横島達は観客席で一次試験が終わるのを待っていた


周りには応援や優秀な新人を探すＧＳなどがいた


「ほえ～ 皆さん気合い入ってますね～」


おキヌが周りの人達を見回して話した


「まあな… 一応、国家試験だからな それに一般のＧＳでも稼ぎは他の仕事より高いからな… みんな必死さ」


横島はおキヌに説明したが、おキヌはよくわかってないようだった

「そうなんですか？」

おキヌは首を傾げる

「おキヌちゃんの周りにいるＧＳはみんな一流だからね… わからないだろうけど、普通は免許取るのも大変なのよ まあ、一部には才能だけで受かった人もいるらしいけど…」


タマモはおキヌに話していたが横島を見てニヤっとした

過去の横島は才能だけで受かったのだから

「確かにな…」


横島は苦笑いしているしか出来なかった


そんな中一次試験が終わって続々と人がやってきた