平和な日常~冬~
その後新堂とは明日から夜に話し合いとスイーツの試作をすることが決まり、この日の話し合いは終わった。
そんな話し合いは近くに偶然居合わせた客達には話し合いが丸聞こえであり、予期せぬ展開にパーティーがどうなるのだろうと早くも盛り上がる少女達もいる。
料理の腕前は凄いけどどっか変な横島とパティシエクイーンの共演は好奇心旺盛な少女達のネタになっていた。
「横島さんって本当、人に頼るの好きよね」
「優秀な人が居るんだから頼らなきゃ損だろ。 適材適所ってやつだな」
さて新堂が帰ると、横島の元には少し微妙な表情の明日菜がやってくる。
何処か心配そうな明日菜は、またしても横島が他人を頼り巻き込んだことに若干呆れていた。
横島とすれば合理的な判断だったが、そもそも明日菜は横島が他人を巻き込むと案件が無用に拡大することを理解している。
そもそも横島が巻き込み最終的に丸投げする相手はみんな優秀なため、結果的に横島にも望まぬ負担がもたらされるのだ。
いい加減優秀な人に頼り丸投げする結果を学習して欲しいと明日菜は割と真剣に悩んでいた。
「ちゃんと木乃香ちゃんが満足する結果にするから任せとけって」
結局心配そうな明日菜に対し横島は木乃香には絶対に恥をかかせないと胸を張るが、それが勘違いだと明日菜は素直に言い出せなかった。
まあ先輩である新堂を悪くも言えないし彼女は常識的な人らしいので、麻帆良祭や納涼祭のようにはならないかもしれないと考えるしかないのかもしれない。
「ウチは横島さんのこと信じてる。 何かあったら責任とってもらうからええよ」
一方の横島と新堂に流されるように決断した木乃香だが、彼女は明日菜の不安の意味を理解しつつも最終的に困ったら横島に責任とって貰おうというしたたかな考えをしていた。
どのみち木乃香には未知の世界なので周りを信じるしかないようである。
「わたしもがんばる!」
そしてそんな木乃香の膝の上には例によっていつの間にかタマモが座っており、当然今回も一緒に頑張るつもりだった。
もちろん何をやるかなんて全く理解してないが、やる気だけは人一倍あり燃えている。
「一緒に頑張ろうな~」
「うん!」
本当に大丈夫かと不安そうな明日菜も横島を信じて任せきった木乃香も、タマモの笑顔とやる気に思わず笑ってしまっていた。
割と心配症の明日菜も無邪気なタマモの様子に、早々何度も予想外のことは起きないだろうと考えると落ち着いたようである。
「しかし約四千人のパーティーか~ 美人のお姉さんでもナンパ出来るかな」
タマモのおかげで丸く収まった木乃香達だったが、ほっとした横島は四千人のパーティーという内容を思い出し止せばいいのに余計な願望を思わず口に出してしまう。
「またそんなこと言って……」
「知らない女の人に着いて行ったらあかんえ」
相変わらず口だけは女好きでナンパしたいとこぼす横島だったが、ナンパしてるとこなど見たことがない明日菜と木乃香は少し呆れた表情をしつつも悪い女に騙されないようにと言い聞かせていく。
「俺、一応大人なんだけど」
「そんなことばっかり言ってると、また美砂達とか女子高生に迫られるわよ」
いい加減に女性が苦手なのは違うと信じて欲しいと再三に渡り説明する横島であったが、明日菜も木乃香も暖かく見守りうんうんと頷きはするが全く信じてない。
加えて周りの客達も横島が女性が苦手なのを克服しようと頑張ってると暖かく見守っていた。
そんな話し合いは近くに偶然居合わせた客達には話し合いが丸聞こえであり、予期せぬ展開にパーティーがどうなるのだろうと早くも盛り上がる少女達もいる。
料理の腕前は凄いけどどっか変な横島とパティシエクイーンの共演は好奇心旺盛な少女達のネタになっていた。
「横島さんって本当、人に頼るの好きよね」
「優秀な人が居るんだから頼らなきゃ損だろ。 適材適所ってやつだな」
さて新堂が帰ると、横島の元には少し微妙な表情の明日菜がやってくる。
何処か心配そうな明日菜は、またしても横島が他人を頼り巻き込んだことに若干呆れていた。
横島とすれば合理的な判断だったが、そもそも明日菜は横島が他人を巻き込むと案件が無用に拡大することを理解している。
そもそも横島が巻き込み最終的に丸投げする相手はみんな優秀なため、結果的に横島にも望まぬ負担がもたらされるのだ。
いい加減優秀な人に頼り丸投げする結果を学習して欲しいと明日菜は割と真剣に悩んでいた。
「ちゃんと木乃香ちゃんが満足する結果にするから任せとけって」
結局心配そうな明日菜に対し横島は木乃香には絶対に恥をかかせないと胸を張るが、それが勘違いだと明日菜は素直に言い出せなかった。
まあ先輩である新堂を悪くも言えないし彼女は常識的な人らしいので、麻帆良祭や納涼祭のようにはならないかもしれないと考えるしかないのかもしれない。
「ウチは横島さんのこと信じてる。 何かあったら責任とってもらうからええよ」
一方の横島と新堂に流されるように決断した木乃香だが、彼女は明日菜の不安の意味を理解しつつも最終的に困ったら横島に責任とって貰おうというしたたかな考えをしていた。
どのみち木乃香には未知の世界なので周りを信じるしかないようである。
「わたしもがんばる!」
そしてそんな木乃香の膝の上には例によっていつの間にかタマモが座っており、当然今回も一緒に頑張るつもりだった。
もちろん何をやるかなんて全く理解してないが、やる気だけは人一倍あり燃えている。
「一緒に頑張ろうな~」
「うん!」
本当に大丈夫かと不安そうな明日菜も横島を信じて任せきった木乃香も、タマモの笑顔とやる気に思わず笑ってしまっていた。
割と心配症の明日菜も無邪気なタマモの様子に、早々何度も予想外のことは起きないだろうと考えると落ち着いたようである。
「しかし約四千人のパーティーか~ 美人のお姉さんでもナンパ出来るかな」
タマモのおかげで丸く収まった木乃香達だったが、ほっとした横島は四千人のパーティーという内容を思い出し止せばいいのに余計な願望を思わず口に出してしまう。
「またそんなこと言って……」
「知らない女の人に着いて行ったらあかんえ」
相変わらず口だけは女好きでナンパしたいとこぼす横島だったが、ナンパしてるとこなど見たことがない明日菜と木乃香は少し呆れた表情をしつつも悪い女に騙されないようにと言い聞かせていく。
「俺、一応大人なんだけど」
「そんなことばっかり言ってると、また美砂達とか女子高生に迫られるわよ」
いい加減に女性が苦手なのは違うと信じて欲しいと再三に渡り説明する横島であったが、明日菜も木乃香も暖かく見守りうんうんと頷きはするが全く信じてない。
加えて周りの客達も横島が女性が苦手なのを克服しようと頑張ってると暖かく見守っていた。