平和な日常~春~
「いらっしゃいませ~ って、いいんちょ!?」
「アスナさん!? 貴女もここでバイトを始めたのですか?」
あれから時間が過ぎて午前11時頃、マホラカフェでは忙しそうに接客する明日菜の姿があった
クラスメートでありクラス委員の雪広あやかと寮で同室の那波千鶴と村上夏美が偶然に客として店に来たら明日菜が接客してることから、あやかは信じられないような表情で驚いてしまう
「いや、バイト始めた訳じゃないんだけどね…… 横島さんが考え無しにスイーツ食べ放題なんてやるから、人手不足になっちゃって手伝ってるのよ」
微妙にため息をはいて説明を始める明日菜だったが、実はスイーツを食べた後もしばらく店内で横島と話をしたりしていたのだ
そのうち客が増えて来たまではよかったのだが、激安で苺のスイーツの食べ放題をやってるとの情報がすぐに伝わったらしく、あっという間に店内は若い女の子で賑わってしまいその場に居た明日菜は横島に頼まれて臨時でバイトをしていたのである
「あらあら、苺のスイーツが250円で食べ放題だそうよ」
「美味しそう~、私これにしようかな」
明日菜が忙しそうに飲み物やスイーツを運ぶのを見ながらメニューを見ていた千鶴と夏美も、ちゃっかりスイーツ食べ放題を頼むとあやかも頼み彼女達も苺のスイーツを楽しんでいく
「エスプレッソ二つに苺のミルフィーユ二つ入りました」
「はいよ。 ミルフィーユあと残り三つで次はちょっと時間がかかるわ」
店内は若い女性の賑やかな声と甘いスイーツの匂いでいっぱいだった
横島と明日菜は休憩する隙もなく忙しく働いてもぎりぎりである
はっきり言うと横島の見込みが甘かったとしか言いようがない
ちょっとしたサービスのつもりでスイーツ食べ放題を企画した横島だったが、まさかこれほど店内が混雑するとは思わなかったのだ
お昼時が重なる時間になると店内に入り切らない客が、僅かだが行列を作っている
「うひゃ~、どないしたん!?」
「これよ、これ。 横島さんったら気分で食べ放題なんてやるから……」
時間がお昼を過ぎた頃、ようやく起きた木乃香が店に来て見たのは店頭に並ぶ行列だった
慌てて店内に入り状況を確認する木乃香に明日菜は事情を話すが、横島の見込みの甘さには木乃香ですらも僅かに苦笑いを浮かべてしまう
「ウチも手伝うわ」
凄まじい勢いで消えていくケーキに横島はほぼ厨房から出られずに明日菜が四苦八苦しながらフロアを回っていたが、木乃香が来た事でフロアにようやく僅かだが余裕ができる
明日菜では飲み物すら作れなかったが木乃香は飲み物や軽食が作れる為、かなりの戦力になっていたのだ
その後も客は途切れる事がなく急遽閉店時間を6時にしてこの日の営業が終了するが、明日菜と木乃香は疲れたらしくグッタリしている
「いや~、二人とも悪かったな~ まさかあんなに客が来るとは……」
グッタリしている二人の前で一人元気な横島は失敗したなと笑っているが、木乃香と明日菜は何故横島が一人元気なのか不思議で仕方ない
「アスナさん!? 貴女もここでバイトを始めたのですか?」
あれから時間が過ぎて午前11時頃、マホラカフェでは忙しそうに接客する明日菜の姿があった
クラスメートでありクラス委員の雪広あやかと寮で同室の那波千鶴と村上夏美が偶然に客として店に来たら明日菜が接客してることから、あやかは信じられないような表情で驚いてしまう
「いや、バイト始めた訳じゃないんだけどね…… 横島さんが考え無しにスイーツ食べ放題なんてやるから、人手不足になっちゃって手伝ってるのよ」
微妙にため息をはいて説明を始める明日菜だったが、実はスイーツを食べた後もしばらく店内で横島と話をしたりしていたのだ
そのうち客が増えて来たまではよかったのだが、激安で苺のスイーツの食べ放題をやってるとの情報がすぐに伝わったらしく、あっという間に店内は若い女の子で賑わってしまいその場に居た明日菜は横島に頼まれて臨時でバイトをしていたのである
「あらあら、苺のスイーツが250円で食べ放題だそうよ」
「美味しそう~、私これにしようかな」
明日菜が忙しそうに飲み物やスイーツを運ぶのを見ながらメニューを見ていた千鶴と夏美も、ちゃっかりスイーツ食べ放題を頼むとあやかも頼み彼女達も苺のスイーツを楽しんでいく
「エスプレッソ二つに苺のミルフィーユ二つ入りました」
「はいよ。 ミルフィーユあと残り三つで次はちょっと時間がかかるわ」
店内は若い女性の賑やかな声と甘いスイーツの匂いでいっぱいだった
横島と明日菜は休憩する隙もなく忙しく働いてもぎりぎりである
はっきり言うと横島の見込みが甘かったとしか言いようがない
ちょっとしたサービスのつもりでスイーツ食べ放題を企画した横島だったが、まさかこれほど店内が混雑するとは思わなかったのだ
お昼時が重なる時間になると店内に入り切らない客が、僅かだが行列を作っている
「うひゃ~、どないしたん!?」
「これよ、これ。 横島さんったら気分で食べ放題なんてやるから……」
時間がお昼を過ぎた頃、ようやく起きた木乃香が店に来て見たのは店頭に並ぶ行列だった
慌てて店内に入り状況を確認する木乃香に明日菜は事情を話すが、横島の見込みの甘さには木乃香ですらも僅かに苦笑いを浮かべてしまう
「ウチも手伝うわ」
凄まじい勢いで消えていくケーキに横島はほぼ厨房から出られずに明日菜が四苦八苦しながらフロアを回っていたが、木乃香が来た事でフロアにようやく僅かだが余裕ができる
明日菜では飲み物すら作れなかったが木乃香は飲み物や軽食が作れる為、かなりの戦力になっていたのだ
その後も客は途切れる事がなく急遽閉店時間を6時にしてこの日の営業が終了するが、明日菜と木乃香は疲れたらしくグッタリしている
「いや~、二人とも悪かったな~ まさかあんなに客が来るとは……」
グッタリしている二人の前で一人元気な横島は失敗したなと笑っているが、木乃香と明日菜は何故横島が一人元気なのか不思議で仕方ない