平和な日常~秋~2
賑やかな夕方の時間が過ぎると、この日も木乃香のスイーツは見事に完売してしまった。
売り上げ自体も以前の平日と比べると倍以上の違いがあり、木乃香のスイーツのおかげで飲み物や他のスイーツがよく売れたことが原因である。
「森の中にあるログハウスか~ なかなかいい家だな」
そして夜になると横島はこの日もいつもより少し早めに店を閉めると、食材を持ってタマモとさよと一緒にエヴァの家を訪ねていた。
実は今日は以前エヴァから頼まれていた松茸料理を作りに来ていたのである。
本当は横島の家か店にしようかと思っていたが、今日の日中にエヴァ聞いたらに自宅がいいと言ったので横島達から出向いていた。
「いらっしゃいませ。 お待ちしておりました」
森に囲まれたログハウスにキョロキョロと物珍しげなタマモとさよだったが、出迎えに出て来たのは茶々丸である。
「こんばんわ!」
現れた茶々丸に元気よく挨拶したタマモと横島達は、案内されるままエヴァの家に入っていく。
しかし横島達はリビングやキッチンをスルーして、何故か人形がたくさん置いてある地下室に案内されていた。
「おにんぎょうさんがいっぱいだね」
「エヴァンジェリンさんはお人形が好きなんでしょうね」
そこに置いてある人形の数と種類に驚くタマモとさよだが、人形のある地下の部屋を抜けると丸いガラスの置物が置いてある部屋に案内される。
「おそとにでちゃった」
「……あれ、私達地下室に居ましたよね」
丸いガラスの置物は、中に別の空間を作っている魔法球であった。
一切の説明がないまま中に入ったタマモとさよは突然のことにポカーンとしているが、驚いていたのは横島も同じである。
横島の場合は見た瞬間に魔法球が何なのか見抜いてはいたが、その高い魔法技術に素直に驚いていた。
魔法関係者の間では超レアアイテムとして有名な魔法球だが、そもそも横島はその手の知識がほとんどない。
明日菜絡みで魔法世界の情報は得ていた横島だが、魔法世界のマジックアイテムなんかは知らなかったようだ。
実は土偶羅はこの手のマジックアイテムは収集して随時技術解析をしてはいるが、横島に個別に報告はしてなかった。
まあエヴァが魔王の異名を持つ存在なのは知っているのでかなり高度な技術を持ってるのは知っていたが、実際に自分の目で見ると驚きだったようである。
「ここはマスターの別荘です。 この中は時間の流れが違うので、最近お忙しい横島さんにはちょうどいいかと思われます」
そのまま驚き呆然と周りを見渡す横島達に茶々丸は簡単な説明をするが、当然タマモとさよはちんぷんかんぷんだ。
二人ともここが何処なのか一応考えようとはしたようだが、この世には不思議がいっぱいだと思うとそれ以上考えるのを止めてしまう。
まあ横島やハニワ兵も不思議の塊のような存在なので、二人は割とすんなり受け入れたようである。
「流石にスケールが違うな~。 しかし俺達を入れてよかったのか? 俺達一般人なんだが……」
そのまま案内されて別荘の建物に入る横島はスケールの違いに感心するが、同時に何故自分達をここに居れたのか少し気になっていた。
「誰が一般人だ、誰が。 貴様が忙しいというから時間を作ってやったのだ。 時間はたっぷりあるから最高の料理を作れ」
茶々丸相手に一般人発言をした横島だったが、どうやらエヴァには聞こえていたらしく軽く流される。
売り上げ自体も以前の平日と比べると倍以上の違いがあり、木乃香のスイーツのおかげで飲み物や他のスイーツがよく売れたことが原因である。
「森の中にあるログハウスか~ なかなかいい家だな」
そして夜になると横島はこの日もいつもより少し早めに店を閉めると、食材を持ってタマモとさよと一緒にエヴァの家を訪ねていた。
実は今日は以前エヴァから頼まれていた松茸料理を作りに来ていたのである。
本当は横島の家か店にしようかと思っていたが、今日の日中にエヴァ聞いたらに自宅がいいと言ったので横島達から出向いていた。
「いらっしゃいませ。 お待ちしておりました」
森に囲まれたログハウスにキョロキョロと物珍しげなタマモとさよだったが、出迎えに出て来たのは茶々丸である。
「こんばんわ!」
現れた茶々丸に元気よく挨拶したタマモと横島達は、案内されるままエヴァの家に入っていく。
しかし横島達はリビングやキッチンをスルーして、何故か人形がたくさん置いてある地下室に案内されていた。
「おにんぎょうさんがいっぱいだね」
「エヴァンジェリンさんはお人形が好きなんでしょうね」
そこに置いてある人形の数と種類に驚くタマモとさよだが、人形のある地下の部屋を抜けると丸いガラスの置物が置いてある部屋に案内される。
「おそとにでちゃった」
「……あれ、私達地下室に居ましたよね」
丸いガラスの置物は、中に別の空間を作っている魔法球であった。
一切の説明がないまま中に入ったタマモとさよは突然のことにポカーンとしているが、驚いていたのは横島も同じである。
横島の場合は見た瞬間に魔法球が何なのか見抜いてはいたが、その高い魔法技術に素直に驚いていた。
魔法関係者の間では超レアアイテムとして有名な魔法球だが、そもそも横島はその手の知識がほとんどない。
明日菜絡みで魔法世界の情報は得ていた横島だが、魔法世界のマジックアイテムなんかは知らなかったようだ。
実は土偶羅はこの手のマジックアイテムは収集して随時技術解析をしてはいるが、横島に個別に報告はしてなかった。
まあエヴァが魔王の異名を持つ存在なのは知っているのでかなり高度な技術を持ってるのは知っていたが、実際に自分の目で見ると驚きだったようである。
「ここはマスターの別荘です。 この中は時間の流れが違うので、最近お忙しい横島さんにはちょうどいいかと思われます」
そのまま驚き呆然と周りを見渡す横島達に茶々丸は簡単な説明をするが、当然タマモとさよはちんぷんかんぷんだ。
二人ともここが何処なのか一応考えようとはしたようだが、この世には不思議がいっぱいだと思うとそれ以上考えるのを止めてしまう。
まあ横島やハニワ兵も不思議の塊のような存在なので、二人は割とすんなり受け入れたようである。
「流石にスケールが違うな~。 しかし俺達を入れてよかったのか? 俺達一般人なんだが……」
そのまま案内されて別荘の建物に入る横島はスケールの違いに感心するが、同時に何故自分達をここに居れたのか少し気になっていた。
「誰が一般人だ、誰が。 貴様が忙しいというから時間を作ってやったのだ。 時間はたっぷりあるから最高の料理を作れ」
茶々丸相手に一般人発言をした横島だったが、どうやらエヴァには聞こえていたらしく軽く流される。