平和な日常~夏~2
それから数日が過ぎた八月上旬のこの日は、いよいよ海水浴に行く日であった。
集合時間は朝の六時とかなり早い時間になったが、行く先が神奈川の海水浴場になったので麻帆良からは結構距離があり仕方ない。
特に今回は海に行く人数がどんどん増えてしまい、二十人を越えてしまったので早めに行かないと砂浜の場所が取れなくなるのだ。
ちなみに参加者は横島・タマモ・さよ・木乃香・明日菜・夕映・のどか・ハルナ・美砂・円・桜子・あやか・千鶴・夏美・まき絵・裕奈・亜子・アキラ・和美・古菲・美空・鳴滝風香&史伽・楓・刀子・シャークティ・高畑・明石教授の計二十八人になっている。
麻帆良から出れないエヴァと従者茶々丸や、超包子の面々は超包子の仕事が忙しくて来れないらしい。
他にも龍宮・刹那・千雨・サジも都合が付かないからと来ないようである。
「……いっしょにいかないの?」
さてそんな集合時間の三十分前のこと、タマモは留守番すると言うハニワ兵を連れて行きたいらしく先程から何度も誘っている。
前回東京に行った時のように人形のフリをすればいいと考えてるようだったが、ハニワ兵は人数が多いとばれたら大変だし海は珍しくないから今回は留守番すると自分で決めていた。
この件に関して横島は相変わらず適当であり好きにすればいいとハニワ兵本人に丸投げをしたことから、ハニワ兵は若干困った様子で今回はみんなと楽しんで来てとタマモをなだめている。
「ハニワさんの故郷は海もあるんですか~」
「ぽー! ぽー!!」
ハニワ兵にも一緒に行こうとなかなか譲らないタマモに困ったハニワ兵は、何気ないさよの一言に何かを閃いたかのように横島に何かを訴える。
「ああ、二人なら別にいいよ。 今度ゆっくりあっちに連れて行って案内してやるか」
ハニワ兵が横島に訴えたのは、二人を異空間アジトに連れて行くことだった。
どうやらタマモにハニワ兵の故郷に連れて行く約束をすることで、今回は納得して貰おうとしてるらしい。
横島の許可を得たハニワ兵はホッとしたように今度自分の故郷に連れて行くから、今日は我慢して欲しいと頼みこむ。
ちなみにタマモとさよは、異空間アジトをハニワ兵の故郷だと認識していたりする。
横島はそこではとても偉い人だけど、それは絶対に秘密にしないとダメだとハニワ兵が説明してるらしい。
何かと不思議な横島とハニワ兵の関係を以前さよに尋ねられた時に、神魔やアシュタロスの存在を抜きにして説明したらそうなってしまったようなのだ。
何処からともなく現れる食べ物なんかのことも不思議に思ってるさよとタマモだが、ハニワ兵の故郷から送ってもらってると説明して納得して貰っている。
本来は横島が説明しなければいけないのだろうが、説明が面倒なので適当にごまかしているうちにハニワ兵がなんとか嘘にならない範囲で説明したらしい。
「……うん。 わかった。 やくそく」
その後ハニワ兵の必死の説得にようやく納得したタマモは、今度ハニワ兵の故郷に一緒に行くことを約束して今回は諦めていた。
実はタマモは、ハニワ兵もみんなと仲良くなって欲しいと密かな望みを持っている。
正体を明かせないのは一応理解してるが、人形のフリをしてでもみんなと仲良くなって欲しかったようだった。
ただハニワ兵の故郷にも行きたいため今回は諦めたらしい。
そんな訳で朝からちょっとしたハプニングがあったが、この日も絶好の海水浴日和の快晴だった。
集合時間は朝の六時とかなり早い時間になったが、行く先が神奈川の海水浴場になったので麻帆良からは結構距離があり仕方ない。
特に今回は海に行く人数がどんどん増えてしまい、二十人を越えてしまったので早めに行かないと砂浜の場所が取れなくなるのだ。
ちなみに参加者は横島・タマモ・さよ・木乃香・明日菜・夕映・のどか・ハルナ・美砂・円・桜子・あやか・千鶴・夏美・まき絵・裕奈・亜子・アキラ・和美・古菲・美空・鳴滝風香&史伽・楓・刀子・シャークティ・高畑・明石教授の計二十八人になっている。
麻帆良から出れないエヴァと従者茶々丸や、超包子の面々は超包子の仕事が忙しくて来れないらしい。
他にも龍宮・刹那・千雨・サジも都合が付かないからと来ないようである。
「……いっしょにいかないの?」
さてそんな集合時間の三十分前のこと、タマモは留守番すると言うハニワ兵を連れて行きたいらしく先程から何度も誘っている。
前回東京に行った時のように人形のフリをすればいいと考えてるようだったが、ハニワ兵は人数が多いとばれたら大変だし海は珍しくないから今回は留守番すると自分で決めていた。
この件に関して横島は相変わらず適当であり好きにすればいいとハニワ兵本人に丸投げをしたことから、ハニワ兵は若干困った様子で今回はみんなと楽しんで来てとタマモをなだめている。
「ハニワさんの故郷は海もあるんですか~」
「ぽー! ぽー!!」
ハニワ兵にも一緒に行こうとなかなか譲らないタマモに困ったハニワ兵は、何気ないさよの一言に何かを閃いたかのように横島に何かを訴える。
「ああ、二人なら別にいいよ。 今度ゆっくりあっちに連れて行って案内してやるか」
ハニワ兵が横島に訴えたのは、二人を異空間アジトに連れて行くことだった。
どうやらタマモにハニワ兵の故郷に連れて行く約束をすることで、今回は納得して貰おうとしてるらしい。
横島の許可を得たハニワ兵はホッとしたように今度自分の故郷に連れて行くから、今日は我慢して欲しいと頼みこむ。
ちなみにタマモとさよは、異空間アジトをハニワ兵の故郷だと認識していたりする。
横島はそこではとても偉い人だけど、それは絶対に秘密にしないとダメだとハニワ兵が説明してるらしい。
何かと不思議な横島とハニワ兵の関係を以前さよに尋ねられた時に、神魔やアシュタロスの存在を抜きにして説明したらそうなってしまったようなのだ。
何処からともなく現れる食べ物なんかのことも不思議に思ってるさよとタマモだが、ハニワ兵の故郷から送ってもらってると説明して納得して貰っている。
本来は横島が説明しなければいけないのだろうが、説明が面倒なので適当にごまかしているうちにハニワ兵がなんとか嘘にならない範囲で説明したらしい。
「……うん。 わかった。 やくそく」
その後ハニワ兵の必死の説得にようやく納得したタマモは、今度ハニワ兵の故郷に一緒に行くことを約束して今回は諦めていた。
実はタマモは、ハニワ兵もみんなと仲良くなって欲しいと密かな望みを持っている。
正体を明かせないのは一応理解してるが、人形のフリをしてでもみんなと仲良くなって欲しかったようだった。
ただハニワ兵の故郷にも行きたいため今回は諦めたらしい。
そんな訳で朝からちょっとしたハプニングがあったが、この日も絶好の海水浴日和の快晴だった。