平和な日常~夏~2
その後気を取り直した木乃香達は水着を選び始めるが、タマモ自身は相変わらずキョロキョロと興味は示すが実はよくわからないと感じだ。
さよの方は派手な水着やきわどい水着を見てはキャーキャー騒いでおり、こちらもまた相変わらずだった。
「可愛ええ子はほんまに何着ても似合うわ~」
「本当によく似合うわね」
店内は同じような水着を買い求めに来た女性達で賑わっており、木乃香達が特別賑やかな訳ではない。
木乃香と明日菜はタマモの水着を選んではどれがいいかと悩んでいる。
年齢的に自分では選べないだろうタマモの水着を探しているが、一方でいろんな水着を見ては騒ぐさよにアドバイスすることも忘れない。
さすがにさよは自分で選べる年齢なので細かい部分には口出ししないが、正直選ぶと言うよりは騒いでるだけにしか見えなかった。
そんな訳でタマモの水着は木乃香と明日菜が選ぶが、最終的には可愛らしい水着にしていた。
一応流行を考え買ったがあまり流行に流されずに、タマモに似合うことを最優先にしたらしい。
タマモの水着も決まり今度は騒いでいるさよの水着を選ぶ手伝いを始める木乃香達だったが、タマモは水着売り場をキョロキョロと歩き何かを探してるような様子である。
「タマちゃんどないしたん?」
「ふたりの水着をさがしてるの」
キョロキョロとするタマモに木乃香が気付き声をかけるが、どうやらタマモは木乃香と明日菜の水着を探し始めたらしい。
基本的にタマモの行動原理は、自分がして貰って嬉しかったことは相手にもしてあげるというものである。
従って今回水着を選んで貰って嬉しかったことから、木乃香達にも自分が選んであげたいと考えたようだ。
「アスナ、タマちゃんが水着選んでくれるって。 どないする?」
タマモが好意で二人の水着を選ぼうとしているのを感じた木乃香は、少し悩んで明日菜に声をかける。
実は木乃香と明日菜は今年は水着を買う予定がなかったのだ。
学校の授業で使った水着があることからそれでいいかと考えていたらしい。
「思ったよりも安いし買っちゃおっか」
善意で眩しいほどキラキラとした笑顔をしているタマモに、明日菜も要らないという言葉が言えるはずはなかった。
幸い横島の店で手伝った時のバイト代や麻帆良祭の収益で資金的には余裕はあるのだ。
横島は二人の分も一緒に買っていいとさよに言っていたが、木乃香と明日菜は当然自腹で買うつもりである。
木乃香達も横島が好意で言ったことは理解してるし、変に下心があるなどとは全く思ってない。
ただ今回は横島に甘えるのはおかしいと感じてるのは確かであり、親しいからこそ甘え過ぎてはいけないときちんと考えていた。
そもそも横島が親しくなればなるほど甘くなるのは木乃香達も十分理解してるし、横島本人はその辺りをあまり深く考えてないが木乃香達は対等な関係でありたいと考えている。
この辺りの価値観はある意味横島よりも木乃香達の方がしっかりしていた。
さよの方は派手な水着やきわどい水着を見てはキャーキャー騒いでおり、こちらもまた相変わらずだった。
「可愛ええ子はほんまに何着ても似合うわ~」
「本当によく似合うわね」
店内は同じような水着を買い求めに来た女性達で賑わっており、木乃香達が特別賑やかな訳ではない。
木乃香と明日菜はタマモの水着を選んではどれがいいかと悩んでいる。
年齢的に自分では選べないだろうタマモの水着を探しているが、一方でいろんな水着を見ては騒ぐさよにアドバイスすることも忘れない。
さすがにさよは自分で選べる年齢なので細かい部分には口出ししないが、正直選ぶと言うよりは騒いでるだけにしか見えなかった。
そんな訳でタマモの水着は木乃香と明日菜が選ぶが、最終的には可愛らしい水着にしていた。
一応流行を考え買ったがあまり流行に流されずに、タマモに似合うことを最優先にしたらしい。
タマモの水着も決まり今度は騒いでいるさよの水着を選ぶ手伝いを始める木乃香達だったが、タマモは水着売り場をキョロキョロと歩き何かを探してるような様子である。
「タマちゃんどないしたん?」
「ふたりの水着をさがしてるの」
キョロキョロとするタマモに木乃香が気付き声をかけるが、どうやらタマモは木乃香と明日菜の水着を探し始めたらしい。
基本的にタマモの行動原理は、自分がして貰って嬉しかったことは相手にもしてあげるというものである。
従って今回水着を選んで貰って嬉しかったことから、木乃香達にも自分が選んであげたいと考えたようだ。
「アスナ、タマちゃんが水着選んでくれるって。 どないする?」
タマモが好意で二人の水着を選ぼうとしているのを感じた木乃香は、少し悩んで明日菜に声をかける。
実は木乃香と明日菜は今年は水着を買う予定がなかったのだ。
学校の授業で使った水着があることからそれでいいかと考えていたらしい。
「思ったよりも安いし買っちゃおっか」
善意で眩しいほどキラキラとした笑顔をしているタマモに、明日菜も要らないという言葉が言えるはずはなかった。
幸い横島の店で手伝った時のバイト代や麻帆良祭の収益で資金的には余裕はあるのだ。
横島は二人の分も一緒に買っていいとさよに言っていたが、木乃香と明日菜は当然自腹で買うつもりである。
木乃香達も横島が好意で言ったことは理解してるし、変に下心があるなどとは全く思ってない。
ただ今回は横島に甘えるのはおかしいと感じてるのは確かであり、親しいからこそ甘え過ぎてはいけないときちんと考えていた。
そもそも横島が親しくなればなるほど甘くなるのは木乃香達も十分理解してるし、横島本人はその辺りをあまり深く考えてないが木乃香達は対等な関係でありたいと考えている。
この辺りの価値観はある意味横島よりも木乃香達の方がしっかりしていた。