平和な日常~夏~
同じ頃雪広グループと超包子で発売した麻帆良祭での味付きポテトだが、横島の不安を吹き飛ばすほど順調に売れていた
そもそもさほど珍しい斬新な料理ではないし、味が想像しやすいのもウケた理由だろう
海外などではポテトにソースが付いてくる国もあるように決して珍しくはないが、分かりやすいその味はファーストフードなどには最適だったようだ
正直ある程度売れるのは始めから予測出来ていたのだから、さほど騒ぎになることもなく順調なようである
そして今週は同じく麻帆良祭で好評だった桃のソフトクリームと桃のゼリーが、雪広グループと超包子から期間限定で同時発売されることになっていた
前回のポテトと同じように発売するこの二つだが、ポテトとは違いこちらは八月末までの期間限定になっている
基本的に桃の旬は夏場であり、旬の時期以外は値段的に難しいという事情があるのだ
この辺りは麻帆良祭と同じく国産の品種にこだわっただけに、いろいろと苦労があるらしい
ちなみに今回発売されるのはソフトクリームはポテトと同じくファーストフードとファミレスだったが、ゼリーの方はファミレスやレストランだけでの販売になるようだ
桃のゼリーはスイーツとしてアレンジしたメニューとして発売するらしく、値段的にも少々高くなるのでファーストフードには向かないようである
一方テストが終わった横島の店では、テストから解放された少女達が訪れ始めていた
「おっ、かなり出来たじゃんか」
横島は学校が終わり真っ先に報告に来た明日菜にテストの問題を見せて貰いつつ明日菜の自己採点を聞くが、予想よりもよく出来たことに素直に喜んでホッとしている
自己採点の結果は決していい点数ではないが、それでも赤点とは無縁なレベルの成績なことは確かなようだ
「ありがとう。 でもあれだけ教えて貰った割には、たいした点数取れなかったのよね」
「いや、勉強したとこかなり出来てただろ。 十分よくやったよ」
横島が喜んだことで明日菜もホッとするが、それでものどかや他の人と比べると横島に苦労をかけた割には成績が低いことを気にしていた
そんな明日菜を横島は励ましてよくやったと褒めるが、実際に今回は前回の中間テストよりも確実に成績は上がっている
まあ横島とのテスト勉強の時間も増えたのも理由の一つだが、中間テスト以降も明日菜が地道に勉強していた成果でもあった
(確かに頭がいいとは言えないけど、問題は例の記憶の封印も無関係じゃないことなんだよな)
そんな明日菜を励まして褒めている横島だったが、ふと明日菜に掛かってる記憶を封じる魔法の影響が気になってる
実は明日菜の記憶を封じてる魔法は、ほんの僅かだが思考能力や記憶力に負荷が掛かってるのだ
正直さほど影響がある訳ではないが、地味に明日菜の成績を下げている原因だと横島は見ている
まあ明日菜の過去は難しい問題も多いので記憶を封じたことの良し悪しは一概には言えないが、どうも記憶を封じた魔法が雑過ぎると横島は感じていた
成績に悩む明日菜を見ていると記憶の封印をきちんとした封印にかけ直してやりたくもなる横島だったが、流石にデリケートな問題だけに勝手にできることではない
結局今の横島ができるのは、明日菜が自ら思考能力や記憶力を高めるための手助けくらいだった
そもそもさほど珍しい斬新な料理ではないし、味が想像しやすいのもウケた理由だろう
海外などではポテトにソースが付いてくる国もあるように決して珍しくはないが、分かりやすいその味はファーストフードなどには最適だったようだ
正直ある程度売れるのは始めから予測出来ていたのだから、さほど騒ぎになることもなく順調なようである
そして今週は同じく麻帆良祭で好評だった桃のソフトクリームと桃のゼリーが、雪広グループと超包子から期間限定で同時発売されることになっていた
前回のポテトと同じように発売するこの二つだが、ポテトとは違いこちらは八月末までの期間限定になっている
基本的に桃の旬は夏場であり、旬の時期以外は値段的に難しいという事情があるのだ
この辺りは麻帆良祭と同じく国産の品種にこだわっただけに、いろいろと苦労があるらしい
ちなみに今回発売されるのはソフトクリームはポテトと同じくファーストフードとファミレスだったが、ゼリーの方はファミレスやレストランだけでの販売になるようだ
桃のゼリーはスイーツとしてアレンジしたメニューとして発売するらしく、値段的にも少々高くなるのでファーストフードには向かないようである
一方テストが終わった横島の店では、テストから解放された少女達が訪れ始めていた
「おっ、かなり出来たじゃんか」
横島は学校が終わり真っ先に報告に来た明日菜にテストの問題を見せて貰いつつ明日菜の自己採点を聞くが、予想よりもよく出来たことに素直に喜んでホッとしている
自己採点の結果は決していい点数ではないが、それでも赤点とは無縁なレベルの成績なことは確かなようだ
「ありがとう。 でもあれだけ教えて貰った割には、たいした点数取れなかったのよね」
「いや、勉強したとこかなり出来てただろ。 十分よくやったよ」
横島が喜んだことで明日菜もホッとするが、それでものどかや他の人と比べると横島に苦労をかけた割には成績が低いことを気にしていた
そんな明日菜を横島は励ましてよくやったと褒めるが、実際に今回は前回の中間テストよりも確実に成績は上がっている
まあ横島とのテスト勉強の時間も増えたのも理由の一つだが、中間テスト以降も明日菜が地道に勉強していた成果でもあった
(確かに頭がいいとは言えないけど、問題は例の記憶の封印も無関係じゃないことなんだよな)
そんな明日菜を励まして褒めている横島だったが、ふと明日菜に掛かってる記憶を封じる魔法の影響が気になってる
実は明日菜の記憶を封じてる魔法は、ほんの僅かだが思考能力や記憶力に負荷が掛かってるのだ
正直さほど影響がある訳ではないが、地味に明日菜の成績を下げている原因だと横島は見ている
まあ明日菜の過去は難しい問題も多いので記憶を封じたことの良し悪しは一概には言えないが、どうも記憶を封じた魔法が雑過ぎると横島は感じていた
成績に悩む明日菜を見ていると記憶の封印をきちんとした封印にかけ直してやりたくもなる横島だったが、流石にデリケートな問題だけに勝手にできることではない
結局今の横島ができるのは、明日菜が自ら思考能力や記憶力を高めるための手助けくらいだった