平和な日常~夏~
多くの女の子で賑わった日曜だが、日が暮れると客足は減り静かな店内に戻っていた
途中木乃香と明日菜が来た為に夕映達と交代して働いていたが、流石に日暮れと共に暇になり店内でゆっくりしている
(あいつこんな商売始めたのか)
そんなまったりした店内で、横島はパソコンを使ってとあるサイトを見ていた
それは土偶羅が芦コーポレーション名義で始めた会社のサイトであり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス俗に言うSNSのサイトである
西暦で2002年であるこの年にはさほど騒がれてないが、数年後には世界的に急成長する分野なだけに土偶羅が参入したらしい
急成長が見込める分野であることと、インターネットならば異空間アジト内のメインシステムで管理が簡単なことが始めた理由だった
そんな芦コーポレーションだが、すでに社員が二十人を越えており順次拡大している
社長は土偶羅の人型ボディの一体が勤めてるが、株式は横島が四割に土偶羅が六割ほど保持してることになってるらしい
元々は横島の生活費確保の為の株式取引なのだが、土偶羅はそれを流用して開業資金を確保したようである
「なにそれ?」
そんな完成したばかりで試験運用してるサイトを見ていた横島だったが、珍しく無言で画面を見つめる横島に明日菜が興味津々な様子で画面を覗いていた
「知り合いの会社が作ったサイトなんだよ。 携帯でゲームとか出来るサイトらしい」
「へ~、そんなのあるんだ」
横島の適当な説明になんとなく理解したような明日菜だが、正直よく分かってない
小難しいことが苦手な明日菜は、横島の知り合いが本当に居たことに驚いてるくらいなのだ
知り合いの車だというコブラが借りっ放しなこともあり、どんな人なのか密かに気になっていたようである
「携帯サイトですか?」
「興味あるならやってみるか? まだ試験運用段階だから変わる可能性があるみたいだけど」
そんな横島の言葉に食いついて来たのは夕映だった
夕映もまた別に携帯やゲームに興味がある訳ではないが、横島の知り合いに興味があるらしい
「知り合いとはIT企業の方だったんですね」
「最近始めたらしい。 何でも将来性があるんだと」
サイトの画面を見つつ横島の知り合いの話を聞く夕映だが、アバターの作製や日記機能があるそのサイトにも若干興味を惹かれていく
「怪しいサイトじゃないの? なんか危ないサイトとかあるって聞いたわよ」
「怪しいのは怪しいけど、危なくはないと思う。 よく知ってる知り合いだからな」
夕映が横島のパソコンでサイトを見始める中、明日菜はよく知らないインターネットを危ないのではと疑うが実は横島もそんなにSNSを知らなかった
実はこの手のSNSは前の世界でも存在はしたのだが、神魔の対立による間接的な影響により人界では異常気象や天変地異が続発して、それが世界に普及するような状況ではなかったのだ
結局胡散臭げに扱う明日菜だったが、芦コーポレーションのSNSがこの世界に登場しようとしていた
途中木乃香と明日菜が来た為に夕映達と交代して働いていたが、流石に日暮れと共に暇になり店内でゆっくりしている
(あいつこんな商売始めたのか)
そんなまったりした店内で、横島はパソコンを使ってとあるサイトを見ていた
それは土偶羅が芦コーポレーション名義で始めた会社のサイトであり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス俗に言うSNSのサイトである
西暦で2002年であるこの年にはさほど騒がれてないが、数年後には世界的に急成長する分野なだけに土偶羅が参入したらしい
急成長が見込める分野であることと、インターネットならば異空間アジト内のメインシステムで管理が簡単なことが始めた理由だった
そんな芦コーポレーションだが、すでに社員が二十人を越えており順次拡大している
社長は土偶羅の人型ボディの一体が勤めてるが、株式は横島が四割に土偶羅が六割ほど保持してることになってるらしい
元々は横島の生活費確保の為の株式取引なのだが、土偶羅はそれを流用して開業資金を確保したようである
「なにそれ?」
そんな完成したばかりで試験運用してるサイトを見ていた横島だったが、珍しく無言で画面を見つめる横島に明日菜が興味津々な様子で画面を覗いていた
「知り合いの会社が作ったサイトなんだよ。 携帯でゲームとか出来るサイトらしい」
「へ~、そんなのあるんだ」
横島の適当な説明になんとなく理解したような明日菜だが、正直よく分かってない
小難しいことが苦手な明日菜は、横島の知り合いが本当に居たことに驚いてるくらいなのだ
知り合いの車だというコブラが借りっ放しなこともあり、どんな人なのか密かに気になっていたようである
「携帯サイトですか?」
「興味あるならやってみるか? まだ試験運用段階だから変わる可能性があるみたいだけど」
そんな横島の言葉に食いついて来たのは夕映だった
夕映もまた別に携帯やゲームに興味がある訳ではないが、横島の知り合いに興味があるらしい
「知り合いとはIT企業の方だったんですね」
「最近始めたらしい。 何でも将来性があるんだと」
サイトの画面を見つつ横島の知り合いの話を聞く夕映だが、アバターの作製や日記機能があるそのサイトにも若干興味を惹かれていく
「怪しいサイトじゃないの? なんか危ないサイトとかあるって聞いたわよ」
「怪しいのは怪しいけど、危なくはないと思う。 よく知ってる知り合いだからな」
夕映が横島のパソコンでサイトを見始める中、明日菜はよく知らないインターネットを危ないのではと疑うが実は横島もそんなにSNSを知らなかった
実はこの手のSNSは前の世界でも存在はしたのだが、神魔の対立による間接的な影響により人界では異常気象や天変地異が続発して、それが世界に普及するような状況ではなかったのだ
結局胡散臭げに扱う明日菜だったが、芦コーポレーションのSNSがこの世界に登場しようとしていた