二年目の春・7
「お風呂気持ちいいね。 タマちゃん。」
「うん!」
桜子の誕生パーティは本人も大満足の中で終わるが、この日は桜子の希望により桜子は横島の家に泊まりタマモと一緒に寝ることになっていた。
先日の明日菜に続き桜子が泊まることでタマモはご機嫌な様子で桜子をお風呂に誘っていて、二体のハニワ兵達と一緒に入っている。
桜子もタマモもお腹いっぱいお肉やその後のケーキを食べたからかお腹が膨らんでいるが当人達は全く気にした様子もなく、桜子がタマモの頭を洗ってあげてるしハニワ兵二体も加えて四人で並んで隣の人の背中を流してあげる姿はかなりシュールであるが。
「またみんなで温泉行きたいね。」
「いきたい!」
「麻帆良祭終わったら夏休みになるしいけたらいいね~。」
お風呂好きな桜子とタマモはこの日は別府温泉の入浴剤を入れて温泉気分で湯舟に浸かるが、異空間アジトでのお花見の時のようにまたみんなで温泉に入りたいと思うらしくその話で盛り上がる。
みんなでお風呂に入りたいタマモの最大の味方にて理解者は桜子であるし、ブレーキ役の少女が居ないせいで水着も要らないんだけどという問題発言をタマモにしてしまい後で横島と他の少女達が困ることになるが。
「賑やかなお風呂だな。」
「タマモちゃん。 お風呂好きですから。」
一方リビングでは横島とさよがビッケとクッキと遊びながらゆっくりしてテレビを見ていたが、リビングまで聞こえる楽しげな声に思わず笑ってしまっていた。
声だけを聞いていれば同い年の子供同士が騒いでるようにも聞こえてしまい可笑しく感じるようだ。
「わたしのかち!」
「あー! タマちゃん待って!」
ただ横島達がのんびりとした雰囲気だったのは二人がお風呂に入っていた時だけだった。
「ブフォ!? ゴホ! ゴホ!」
素っ裸のタマモがハニワ兵達とタオルを首から下げてろくに体を拭くことすらしないままリビングに駆け込んでくると、桜子も同じように素っ裸のまま追いかけてきてしまいそれをモロに目撃した横島は飲んでいたお酒を吹き出していた。
「ほら体を拭かないと風邪引くよ?」
「さよちゃんふいて!」
「マスター……」
「出来るか!!」
タマモはそのままさよの元に駆け寄るといつものようにさよに体を拭いてもらい始めると桜子は自分は横島にと声をかけようとするも、用件をいう前に横島に突っ込まれてしまう。
「私誕生日なのに~。」
「中学生がすることじゃねえ!」
「私今日誕生日なのに~。」
「……分かったから頭だけなら拭いてやるから服着てこい。 明日みんなに怒られるぞ!」
流石にタマモと同じノリで素っ裸でリビングに来るとは横島もさよも思わなかったらしいが、横島には一度混浴で見られてるしいいと本人は気にする素振りもない。
ただまあ幽霊であるさよの方が普通に恥じらいがあるので戸惑っているし、横島としてもここまで堂々とされると逆にどうしていいか分からなかった。
結局不満げに誕生日だと連呼する桜子に服を着てくることを条件に頭を拭いてやる横島であるが、今度桜子を泊める時は誰かブレーキ役の少女を一緒にしようと割と真剣に考えていた。
「うん!」
桜子の誕生パーティは本人も大満足の中で終わるが、この日は桜子の希望により桜子は横島の家に泊まりタマモと一緒に寝ることになっていた。
先日の明日菜に続き桜子が泊まることでタマモはご機嫌な様子で桜子をお風呂に誘っていて、二体のハニワ兵達と一緒に入っている。
桜子もタマモもお腹いっぱいお肉やその後のケーキを食べたからかお腹が膨らんでいるが当人達は全く気にした様子もなく、桜子がタマモの頭を洗ってあげてるしハニワ兵二体も加えて四人で並んで隣の人の背中を流してあげる姿はかなりシュールであるが。
「またみんなで温泉行きたいね。」
「いきたい!」
「麻帆良祭終わったら夏休みになるしいけたらいいね~。」
お風呂好きな桜子とタマモはこの日は別府温泉の入浴剤を入れて温泉気分で湯舟に浸かるが、異空間アジトでのお花見の時のようにまたみんなで温泉に入りたいと思うらしくその話で盛り上がる。
みんなでお風呂に入りたいタマモの最大の味方にて理解者は桜子であるし、ブレーキ役の少女が居ないせいで水着も要らないんだけどという問題発言をタマモにしてしまい後で横島と他の少女達が困ることになるが。
「賑やかなお風呂だな。」
「タマモちゃん。 お風呂好きですから。」
一方リビングでは横島とさよがビッケとクッキと遊びながらゆっくりしてテレビを見ていたが、リビングまで聞こえる楽しげな声に思わず笑ってしまっていた。
声だけを聞いていれば同い年の子供同士が騒いでるようにも聞こえてしまい可笑しく感じるようだ。
「わたしのかち!」
「あー! タマちゃん待って!」
ただ横島達がのんびりとした雰囲気だったのは二人がお風呂に入っていた時だけだった。
「ブフォ!? ゴホ! ゴホ!」
素っ裸のタマモがハニワ兵達とタオルを首から下げてろくに体を拭くことすらしないままリビングに駆け込んでくると、桜子も同じように素っ裸のまま追いかけてきてしまいそれをモロに目撃した横島は飲んでいたお酒を吹き出していた。
「ほら体を拭かないと風邪引くよ?」
「さよちゃんふいて!」
「マスター……」
「出来るか!!」
タマモはそのままさよの元に駆け寄るといつものようにさよに体を拭いてもらい始めると桜子は自分は横島にと声をかけようとするも、用件をいう前に横島に突っ込まれてしまう。
「私誕生日なのに~。」
「中学生がすることじゃねえ!」
「私今日誕生日なのに~。」
「……分かったから頭だけなら拭いてやるから服着てこい。 明日みんなに怒られるぞ!」
流石にタマモと同じノリで素っ裸でリビングに来るとは横島もさよも思わなかったらしいが、横島には一度混浴で見られてるしいいと本人は気にする素振りもない。
ただまあ幽霊であるさよの方が普通に恥じらいがあるので戸惑っているし、横島としてもここまで堂々とされると逆にどうしていいか分からなかった。
結局不満げに誕生日だと連呼する桜子に服を着てくることを条件に頭を拭いてやる横島であるが、今度桜子を泊める時は誰かブレーキ役の少女を一緒にしようと割と真剣に考えていた。