二年目の春・7
「お楽しみのところ申し訳ありません。 そちらのホームランボールですが松岡選手に譲って頂けないでしょうか?」
「いいっすよ。」
ホームランボールをゲットしたことでばか騒ぎが一段とヒートアップしてしまい少女達や周辺の大学生にまで記念にとホームランボールを触って見ていたが、そこに球団職員がやって来てホームランボールの返却を求められる。
その瞬間横島と周囲は静かになるが記念になるボールを選手に返すことに横島も誰も異論などあるはずがなく、横島はあっさりと球団職員にホームランボールを手渡す。
「ありがとうございます。 お帰りになる前にベンチ裏にいらしてください。 松岡本人から記念品を差し上げますので。」
「あの、みんなで行っていいっすか?」
「もちろんです。 ご友人の皆様でいらしてください。」
オークションにでも出せばかなりの値が着くなと少し頭に過る者も中には居るが、そんな横島達に球団職員は代わりの記念品と選手本人に会えることを伝えると周辺の大学生達が少し羨ましげな表情を見せた。
「羨ましいな。」
「ん? みんなで一緒に行きましょうよ。 ぶっちゃけ俺達にわかファンみたいなもんですし。」
「まじか!?」
「おっしゃー!」
球団職員が居なくなると一人の大学生が素直に羨ましいと口にすると横島は最初からそのつもりだったらしく、大学生誰も一緒に松岡選手に会いに行こうと告げると大学生は本気で喜び笑顔を見せた。
有名選手なので名前くらいはみんな知ってるが横島を含めて正直言えばファンとは言いがたく、今日の試合もタダでチケットが手に入ったから来ただけなのだ。
席を空けてもらい酒や料理なんかも全部大学生誰が買ってきたりしてるので横島達はタダ酒タダ飯の状態なので、せっかくだから大学生達に会わせてやりたいと先程球団職員にみんなで行っていいか聞いた。
「流石は噂のマスターだ! 惚れちまいそうだぜ!」
「伊達に美女と美少女ばっかり集めてハーレム作ってないな!」
「だれがハーレム作ってるって!? 悪質なデマを流すんじゃねえ! 俺は爽やかなのが売りなんだ!」
「ならアナスタシアさんはもらうぞ?」
「なに!? 貴様どさくさに紛れて何言い出すんだ! アナスタシアさんは俺のもんだ!」
「じゃあ、俺は……。」
「馬鹿ばっかりだな。」
試合後にみんなで松岡選手に会いに行こうと決まると大学生達のテンションは更に上がり横島も巻き込むと馬鹿話を始めてしまい、少女達を笑わせたり呆れさせたりしていく。
しかし途中から大学生達がアナスタシアを取り合いするとアナスタシア本人は最近年配者に似たようなことをされてるからか、呆れたように一言で切り捨てるも大学生達はそんなアナスタシアの冷たさでさえいいと余計に興奮し収拾がつかなくなる。
「うむ、私に話を聞いて欲しくばそこの男を最低でも超えることだな。」
「なに! マスターに勝てばいいのか!?」
「ちょ、アナスタシア! 面倒になりそうなこと言うなよ。」
若さからか年配者よりも少しウザく感じたらしいアナスタシアは全ては横島のせいだからと、自分に話を聞いて欲しくば最低でも横島を超えろといい放ち新たな問題の火種をばら蒔くことになる。
少女達はまた面倒なことになると頭を抱えてる者も居るが、この発言のミソは仮に横島を超えても話を聞くだけなことだろう。
実質何も約束してないにも関わらず大学生達は横島を超えるにはどうすればいいかと話始めてしまい、横島は面倒ごとは困るとアナスタシアを見るも返ってきたのはアナスタシアのちょっとサディスティックな笑みだけだった。
「いいっすよ。」
ホームランボールをゲットしたことでばか騒ぎが一段とヒートアップしてしまい少女達や周辺の大学生にまで記念にとホームランボールを触って見ていたが、そこに球団職員がやって来てホームランボールの返却を求められる。
その瞬間横島と周囲は静かになるが記念になるボールを選手に返すことに横島も誰も異論などあるはずがなく、横島はあっさりと球団職員にホームランボールを手渡す。
「ありがとうございます。 お帰りになる前にベンチ裏にいらしてください。 松岡本人から記念品を差し上げますので。」
「あの、みんなで行っていいっすか?」
「もちろんです。 ご友人の皆様でいらしてください。」
オークションにでも出せばかなりの値が着くなと少し頭に過る者も中には居るが、そんな横島達に球団職員は代わりの記念品と選手本人に会えることを伝えると周辺の大学生達が少し羨ましげな表情を見せた。
「羨ましいな。」
「ん? みんなで一緒に行きましょうよ。 ぶっちゃけ俺達にわかファンみたいなもんですし。」
「まじか!?」
「おっしゃー!」
球団職員が居なくなると一人の大学生が素直に羨ましいと口にすると横島は最初からそのつもりだったらしく、大学生誰も一緒に松岡選手に会いに行こうと告げると大学生は本気で喜び笑顔を見せた。
有名選手なので名前くらいはみんな知ってるが横島を含めて正直言えばファンとは言いがたく、今日の試合もタダでチケットが手に入ったから来ただけなのだ。
席を空けてもらい酒や料理なんかも全部大学生誰が買ってきたりしてるので横島達はタダ酒タダ飯の状態なので、せっかくだから大学生達に会わせてやりたいと先程球団職員にみんなで行っていいか聞いた。
「流石は噂のマスターだ! 惚れちまいそうだぜ!」
「伊達に美女と美少女ばっかり集めてハーレム作ってないな!」
「だれがハーレム作ってるって!? 悪質なデマを流すんじゃねえ! 俺は爽やかなのが売りなんだ!」
「ならアナスタシアさんはもらうぞ?」
「なに!? 貴様どさくさに紛れて何言い出すんだ! アナスタシアさんは俺のもんだ!」
「じゃあ、俺は……。」
「馬鹿ばっかりだな。」
試合後にみんなで松岡選手に会いに行こうと決まると大学生達のテンションは更に上がり横島も巻き込むと馬鹿話を始めてしまい、少女達を笑わせたり呆れさせたりしていく。
しかし途中から大学生達がアナスタシアを取り合いするとアナスタシア本人は最近年配者に似たようなことをされてるからか、呆れたように一言で切り捨てるも大学生達はそんなアナスタシアの冷たさでさえいいと余計に興奮し収拾がつかなくなる。
「うむ、私に話を聞いて欲しくばそこの男を最低でも超えることだな。」
「なに! マスターに勝てばいいのか!?」
「ちょ、アナスタシア! 面倒になりそうなこと言うなよ。」
若さからか年配者よりも少しウザく感じたらしいアナスタシアは全ては横島のせいだからと、自分に話を聞いて欲しくば最低でも横島を超えろといい放ち新たな問題の火種をばら蒔くことになる。
少女達はまた面倒なことになると頭を抱えてる者も居るが、この発言のミソは仮に横島を超えても話を聞くだけなことだろう。
実質何も約束してないにも関わらず大学生達は横島を超えるにはどうすればいいかと話始めてしまい、横島は面倒ごとは困るとアナスタシアを見るも返ってきたのはアナスタシアのちょっとサディスティックな笑みだけだった。