麻帆良祭への道
賑やかな料理教室が終わるとほとんどの者は帰ったり部活に行くが、主要メンバーは残ってメニューなどを考える事になった
「以前話題に上がった規格外の食品ですが、かなりの数で存在するようです。 特に野菜や果物は形や収穫量の関係で売れない事もあり、そういった物は加工品に回されるようですが値段はあってないような物でほとんど捨てられてるようです」
メニューの前に以前横島が木乃香達を通して提案した規格外の食品について、あやかが説明を始めていくが数自体は結構あるらしい
ただ加工品に回すには輸送費が問題になるし価格安定の為に捨てられる野菜は少なくないとのことだった
「そんなもったいない事してるの!?」
あやかの話に明日菜は思わず大声を上げて、木乃香なんかも驚き目を見開いている
まあ中学生がなかなか知らない世の中の仕組みなだけに驚きは多いのだろうが、明日菜の場合はただ食べれる物を捨てるのが信じられないなようだ
「輸送費などの経費が高いので一般に販売すると思ってる以上に安くならないようで、廃棄が一番安いそうですわ」
仕方ない事情があるとは説明するあやかだが、それがなんとかならないものかとは彼女自身も考えるほどもったいない結果だった
「とりあえず今回は積極的に使って行くか? 少しでも安い方がいいし品質さえ良ければ構わんだろ」
「そうネ。 いっそ食材を国内品に限るのもいいと思うヨ。 宣伝ブースでも作って食材の仕入れ先を見れるスペースなんか作ると文化祭らしいネ」
「それなら食材の自給率や産地の情報なんかも一緒に掲示すれば面白いかもな。 また順位を競うんだろ?」
「確かにそれは審査員の印象は良さそうだヨ」
捨てられる食材がもったいないと考え込むあやかや木乃香達を尻目に、横島と超は淡々と話を進めていく
横島と超の場合は美味しいのは当然であり、すでにそれ以上の何かをすでに考え進めていた
「なんかあの二人を一緒にすると、とんでもないことしそうな気が……」
「横島さんも超さんもどっか常人とは違うですからね。 ブレーキ役が必要な気がします」
横島と超の妙に息の合う会話に、明日菜と夕映は微妙な表情を浮かべている
誰も言葉にこそ出さないが《混ぜるなキケン》と言う言葉が頭に浮かんだのは、二人だけでなくその場に居る者全員だろう
「では規格外の食材を使用するのはいいのですが、メニューはどうするのですか?」
横島と超はなんとなく頭に考えがあるのだろうが、他のメンバーには全く分からない
結局あやかが代表する形で肝心のメニューについて横島と超に尋ねていた
「それはこれからだけど、あんまり種類は増やせないかもな。 ある程度絞らんと大変だと思うぞ」
「そうですね。 手間や工程を考えてメニューを考えないと対応出来なくなりますよ」
あやかや木乃香達はメニューを2-Aの生徒達で作れるか心配しているが、横島と五月はその辺りも考えているようで
手間や作業工程があまり複雑にならないように調整が必要がる事で一致する
(やはりあの三人は別格ですね。 しかし私は何故この会議に参加してるのでしょうか?)
そんな中で横島・超・五月の実力に感心しつつも、夕映はやはり自分が参加する意味を見出だせないでいた
「以前話題に上がった規格外の食品ですが、かなりの数で存在するようです。 特に野菜や果物は形や収穫量の関係で売れない事もあり、そういった物は加工品に回されるようですが値段はあってないような物でほとんど捨てられてるようです」
メニューの前に以前横島が木乃香達を通して提案した規格外の食品について、あやかが説明を始めていくが数自体は結構あるらしい
ただ加工品に回すには輸送費が問題になるし価格安定の為に捨てられる野菜は少なくないとのことだった
「そんなもったいない事してるの!?」
あやかの話に明日菜は思わず大声を上げて、木乃香なんかも驚き目を見開いている
まあ中学生がなかなか知らない世の中の仕組みなだけに驚きは多いのだろうが、明日菜の場合はただ食べれる物を捨てるのが信じられないなようだ
「輸送費などの経費が高いので一般に販売すると思ってる以上に安くならないようで、廃棄が一番安いそうですわ」
仕方ない事情があるとは説明するあやかだが、それがなんとかならないものかとは彼女自身も考えるほどもったいない結果だった
「とりあえず今回は積極的に使って行くか? 少しでも安い方がいいし品質さえ良ければ構わんだろ」
「そうネ。 いっそ食材を国内品に限るのもいいと思うヨ。 宣伝ブースでも作って食材の仕入れ先を見れるスペースなんか作ると文化祭らしいネ」
「それなら食材の自給率や産地の情報なんかも一緒に掲示すれば面白いかもな。 また順位を競うんだろ?」
「確かにそれは審査員の印象は良さそうだヨ」
捨てられる食材がもったいないと考え込むあやかや木乃香達を尻目に、横島と超は淡々と話を進めていく
横島と超の場合は美味しいのは当然であり、すでにそれ以上の何かをすでに考え進めていた
「なんかあの二人を一緒にすると、とんでもないことしそうな気が……」
「横島さんも超さんもどっか常人とは違うですからね。 ブレーキ役が必要な気がします」
横島と超の妙に息の合う会話に、明日菜と夕映は微妙な表情を浮かべている
誰も言葉にこそ出さないが《混ぜるなキケン》と言う言葉が頭に浮かんだのは、二人だけでなくその場に居る者全員だろう
「では規格外の食材を使用するのはいいのですが、メニューはどうするのですか?」
横島と超はなんとなく頭に考えがあるのだろうが、他のメンバーには全く分からない
結局あやかが代表する形で肝心のメニューについて横島と超に尋ねていた
「それはこれからだけど、あんまり種類は増やせないかもな。 ある程度絞らんと大変だと思うぞ」
「そうですね。 手間や工程を考えてメニューを考えないと対応出来なくなりますよ」
あやかや木乃香達はメニューを2-Aの生徒達で作れるか心配しているが、横島と五月はその辺りも考えているようで
手間や作業工程があまり複雑にならないように調整が必要がる事で一致する
(やはりあの三人は別格ですね。 しかし私は何故この会議に参加してるのでしょうか?)
そんな中で横島・超・五月の実力に感心しつつも、夕映はやはり自分が参加する意味を見出だせないでいた