二年目の春・3
「どう?」
「うん、よく似合うぞ。 ただあんまり露出が多いと外の海に行った時ナンパされるから気を付けろよ。」
その後水着に着替えた少女達が続々やってくるも一様に前回までの水着より露出部分が多い水着になっていた。
ただのどか・夏美・刹那なんかは周りに流される形で水着を着せられたことで若干恥ずかしげだったし、茶々丸は最後まで渋った結果以前横島がバレンタインのお返しにと送った人の姿に見えるようになるペンダントを使って水着を着ていたが。
意外だったのは刀子があまり恥ずかしがることもなくエヴァと同様の外人が着るような際どい水着を着たことか。
「みんなどうしたんだ? 確かによく似合ってるけど今年の流行りか?」
そんな次から次へと前回よりチャレンジした水着の女性陣に横島は一人一人本心から褒めていたが、流石に全員がそんな感じだと少し驚いていて今年はちょっと露出の多いビキニが流行りかと誤解していたが。
一部は他じゃ着られない水着を着たいだけの者や流されただけの者も居るが、大多数は横島に対してのアプローチなのだが悲しいかな横島という男の女性遍歴は特殊な環境で育った結果そこに気付くことが出来ない。
「おい、水着で抱きつくんじゃない! 流石に身体はこどもじゃないんだから!」
「いいの、いいの。」
現状で横島はタマモを抱き抱えて女性陣の水着のお披露目を見ていたが、桜子が水着でもいつもと変わらず抱きついて来ると流石に横島は狼狽して止めようとする。
というかビキニタイプの水着で抱きつくとほぼ素肌の密着なので、横島には少々刺激が強いらしい。
「桜子だけってズルくない?」
「おい、美砂ちゃんまで!?」
そして桜子が横島に抱きつくのはいつもだがそこに美砂が居ると割と彼女も便乗して抱きついてしまう。
ただこの期に及んで甘い雰囲気ではなく横島がもてあそばれてるように見えるのは、美砂や桜子がまだ少女だからなのか横島がヘタレだからなのかは不明だが。
結局横島が可哀想になった明日菜と夕映が止めるまで横島は二人に抱き付かれて狼狽える姿を見せて、周囲の女性陣やハニワ兵に笑われていた。
「桜子ちゃんのあの癖いい加減治さなきゃあかんな。 他の奴にやったら洒落にならんぞ。」
その後桜子と美砂はタマモやさよなんかと海へと駆けて行ってしまい横島はなんとか落ち着こうと一息つくが、桜子なんかスタイルは高校生でも通用しそうなのでそろそろ抱き付き癖を治さないとダメだと頭を抱える。
尤も桜子も抱きつく相手は選んでいて今のところ横島にしかしてないので、友人達や刀子はあまり気にしてなかったが。
正直何も考えずに抱きつく桜子や便乗して抱きつける美砂が内心では羨ましいと感じなくもないのが横島に好意がある女性陣の共通意見だろう。
「そこまで子供じゃありませんよ。」
「しかしなぁ。」
結局まだ子供として扱おうとする横島と、女として扱って欲しい少女達の認識の違いが一番の問題だった。
そもそも横島という男は元々理性的な人間ではないので、ある程度でも自分の中に壁を作っておかないと止まれない性分である。
根本的に嫌いな相手や側に置きたくないような相手でもない少女達なだけに、横島としては少女達の将来を考えるとケジメだけは付けたい。
かつて自分の欲望で大切な人を一度は犠牲にせねばならなかったような後悔だけはもう二度としたくないのだ。
まあ横島も何がなんでも少女達を受け入れないなんて考えてる訳ではなく、もう少し世の中や世界を知ってから考えるのでいいと思ってるからなのだが。
悲しいかな少女達の焦りや不安の原因を横島は全く理解してなかった。
「うん、よく似合うぞ。 ただあんまり露出が多いと外の海に行った時ナンパされるから気を付けろよ。」
その後水着に着替えた少女達が続々やってくるも一様に前回までの水着より露出部分が多い水着になっていた。
ただのどか・夏美・刹那なんかは周りに流される形で水着を着せられたことで若干恥ずかしげだったし、茶々丸は最後まで渋った結果以前横島がバレンタインのお返しにと送った人の姿に見えるようになるペンダントを使って水着を着ていたが。
意外だったのは刀子があまり恥ずかしがることもなくエヴァと同様の外人が着るような際どい水着を着たことか。
「みんなどうしたんだ? 確かによく似合ってるけど今年の流行りか?」
そんな次から次へと前回よりチャレンジした水着の女性陣に横島は一人一人本心から褒めていたが、流石に全員がそんな感じだと少し驚いていて今年はちょっと露出の多いビキニが流行りかと誤解していたが。
一部は他じゃ着られない水着を着たいだけの者や流されただけの者も居るが、大多数は横島に対してのアプローチなのだが悲しいかな横島という男の女性遍歴は特殊な環境で育った結果そこに気付くことが出来ない。
「おい、水着で抱きつくんじゃない! 流石に身体はこどもじゃないんだから!」
「いいの、いいの。」
現状で横島はタマモを抱き抱えて女性陣の水着のお披露目を見ていたが、桜子が水着でもいつもと変わらず抱きついて来ると流石に横島は狼狽して止めようとする。
というかビキニタイプの水着で抱きつくとほぼ素肌の密着なので、横島には少々刺激が強いらしい。
「桜子だけってズルくない?」
「おい、美砂ちゃんまで!?」
そして桜子が横島に抱きつくのはいつもだがそこに美砂が居ると割と彼女も便乗して抱きついてしまう。
ただこの期に及んで甘い雰囲気ではなく横島がもてあそばれてるように見えるのは、美砂や桜子がまだ少女だからなのか横島がヘタレだからなのかは不明だが。
結局横島が可哀想になった明日菜と夕映が止めるまで横島は二人に抱き付かれて狼狽える姿を見せて、周囲の女性陣やハニワ兵に笑われていた。
「桜子ちゃんのあの癖いい加減治さなきゃあかんな。 他の奴にやったら洒落にならんぞ。」
その後桜子と美砂はタマモやさよなんかと海へと駆けて行ってしまい横島はなんとか落ち着こうと一息つくが、桜子なんかスタイルは高校生でも通用しそうなのでそろそろ抱き付き癖を治さないとダメだと頭を抱える。
尤も桜子も抱きつく相手は選んでいて今のところ横島にしかしてないので、友人達や刀子はあまり気にしてなかったが。
正直何も考えずに抱きつく桜子や便乗して抱きつける美砂が内心では羨ましいと感じなくもないのが横島に好意がある女性陣の共通意見だろう。
「そこまで子供じゃありませんよ。」
「しかしなぁ。」
結局まだ子供として扱おうとする横島と、女として扱って欲しい少女達の認識の違いが一番の問題だった。
そもそも横島という男は元々理性的な人間ではないので、ある程度でも自分の中に壁を作っておかないと止まれない性分である。
根本的に嫌いな相手や側に置きたくないような相手でもない少女達なだけに、横島としては少女達の将来を考えるとケジメだけは付けたい。
かつて自分の欲望で大切な人を一度は犠牲にせねばならなかったような後悔だけはもう二度としたくないのだ。
まあ横島も何がなんでも少女達を受け入れないなんて考えてる訳ではなく、もう少し世の中や世界を知ってから考えるのでいいと思ってるからなのだが。
悲しいかな少女達の焦りや不安の原因を横島は全く理解してなかった。