平和な日常~冬~4
その後龍宮神社を後にした横島達は自宅に戻り一日ゆっくりと過ごすことになる。
横島は事前にカルタや独楽などの昔ながらのお正月の遊び道具を買っていたのでタマモに教えるように遊んでいくが、当然タマモはどれも初めてであり瞳を輝かせて楽しんでいた。
尤もカルタなんかはイマイチ絵札の意味を理解出来ないのもあるようで、タマモに絵札の意味を一つ一つ説明しながら遊んでいたが。
そして翌二日になると高畑は挨拶に行くところがあると告げて出掛けたが、残りの横島達は特に何も予定は無かったので前日に続きお正月の遊びをしていた。
どうもタマモはカルタが気に入ったようで、昨日から飽きもせずに何度も何度もやっている。
流石に横島達は飽きてくるが、真剣な面持ちで絵札を探すタマモに飽きるまで付き合うことにしたらしい。
「明けましておめでとうございます。」
「明けましておめでとうございます。 店の方はどうっすか?」
さてそんな二日には宮脇兄妹が横島宅に挨拶に来ていた。
兄妹のうち妹の久美は久しぶりだが兄の伸二とはクリスマスパーティで会ったし、朝の仕入れの時にも何度か顔を合わせている。
挨拶もそこそこに伸二に近況を尋ねる横島であるが実のところ宮脇兄妹の店の大まかな営業状況は、麻帆良カレーの提供試験店の関係で横島にも報告が届いているし朝の仕入れの量なんかを見ており営業自体はある程度上手く行っていることを理解していた。
ただ料理自体が現状でどうなのかまでは知らないし、元々独り立ちさせるのが少し早いとの思いもあったので多少心配だったようだ。
「なんとかやれてますよ。 未だに不安はあるんですけどね。」
妹の久美は待ってましたと言わんばかりにタマモに引っ張られてカルタに加わる中、横島は伸二にお酒を勧めて詳しい店の状況を聞いていくが現状では試行錯誤の日々だがなんとか上手くやれてるらしい。
料理に関しては特に味付けの塩加減なんかが難しいと悩みを打ち明けるも、こればっかり一言で言えるような明確な答えはなく横島自身も試行錯誤するのでその辺りの話をするしかなかった。
「明けましておめでとう! 遊びに来たよ!」
「おっ、早いな。 三が日くらい家族と一緒じゃなくていいのか?」
そしてお昼までもう少しとなった頃になると桜子がビッケとクッキを連れて遊びに来たていた。
「うちはお父さんもお母さんも共働きで正月も仕事だから暇なの。」
流石に正月の二日から来るとは思わず驚く横島であるが、桜子の両親は正月休みが取れない仕事らしい。
加えて彼女は麻帆良に実家があるため、友人もほとんど帰省して居ないので本当に暇をもて余しているようだ。
「きょうはかるたやってるんだよ。 おさんぽはおひるごはんたべたらいこう」
一方ビッケとクッキの二匹はお出掛けようのキャリーバッグから出されると嬉しそうにタマモの元に近寄っていく。
タマモは二匹にもカルタを見せて説明をするが、当然ビッケとクッキは言葉は通じてもほとんどカルタは理解出来ない。
結局二匹はタマモに散歩に行こうと誘うも時間的にお昼前なので、タマモは午後に散歩に行くことを約束して二匹に見守られながらカルタを続けていた。
横島は事前にカルタや独楽などの昔ながらのお正月の遊び道具を買っていたのでタマモに教えるように遊んでいくが、当然タマモはどれも初めてであり瞳を輝かせて楽しんでいた。
尤もカルタなんかはイマイチ絵札の意味を理解出来ないのもあるようで、タマモに絵札の意味を一つ一つ説明しながら遊んでいたが。
そして翌二日になると高畑は挨拶に行くところがあると告げて出掛けたが、残りの横島達は特に何も予定は無かったので前日に続きお正月の遊びをしていた。
どうもタマモはカルタが気に入ったようで、昨日から飽きもせずに何度も何度もやっている。
流石に横島達は飽きてくるが、真剣な面持ちで絵札を探すタマモに飽きるまで付き合うことにしたらしい。
「明けましておめでとうございます。」
「明けましておめでとうございます。 店の方はどうっすか?」
さてそんな二日には宮脇兄妹が横島宅に挨拶に来ていた。
兄妹のうち妹の久美は久しぶりだが兄の伸二とはクリスマスパーティで会ったし、朝の仕入れの時にも何度か顔を合わせている。
挨拶もそこそこに伸二に近況を尋ねる横島であるが実のところ宮脇兄妹の店の大まかな営業状況は、麻帆良カレーの提供試験店の関係で横島にも報告が届いているし朝の仕入れの量なんかを見ており営業自体はある程度上手く行っていることを理解していた。
ただ料理自体が現状でどうなのかまでは知らないし、元々独り立ちさせるのが少し早いとの思いもあったので多少心配だったようだ。
「なんとかやれてますよ。 未だに不安はあるんですけどね。」
妹の久美は待ってましたと言わんばかりにタマモに引っ張られてカルタに加わる中、横島は伸二にお酒を勧めて詳しい店の状況を聞いていくが現状では試行錯誤の日々だがなんとか上手くやれてるらしい。
料理に関しては特に味付けの塩加減なんかが難しいと悩みを打ち明けるも、こればっかり一言で言えるような明確な答えはなく横島自身も試行錯誤するのでその辺りの話をするしかなかった。
「明けましておめでとう! 遊びに来たよ!」
「おっ、早いな。 三が日くらい家族と一緒じゃなくていいのか?」
そしてお昼までもう少しとなった頃になると桜子がビッケとクッキを連れて遊びに来たていた。
「うちはお父さんもお母さんも共働きで正月も仕事だから暇なの。」
流石に正月の二日から来るとは思わず驚く横島であるが、桜子の両親は正月休みが取れない仕事らしい。
加えて彼女は麻帆良に実家があるため、友人もほとんど帰省して居ないので本当に暇をもて余しているようだ。
「きょうはかるたやってるんだよ。 おさんぽはおひるごはんたべたらいこう」
一方ビッケとクッキの二匹はお出掛けようのキャリーバッグから出されると嬉しそうにタマモの元に近寄っていく。
タマモは二匹にもカルタを見せて説明をするが、当然ビッケとクッキは言葉は通じてもほとんどカルタは理解出来ない。
結局二匹はタマモに散歩に行こうと誘うも時間的にお昼前なので、タマモは午後に散歩に行くことを約束して二匹に見守られながらカルタを続けていた。