平和な日常~冬~4
さてようやく大掃除を始めることにした横島達だが、まずは地下の掃除から始めることにする。
広い地下室は現在も物置としてしか使用してなく穀物や野菜などの保存の効く食糧とお酒がある他には、漬物やジャムなどの加工食品と普段滅多に使わない調理器具やクリスマスなどのイベントグッズが置かれている。
この際だからと横島達は一旦地下の物を一階に上げて徹底的に掃除をすることにした。
まあ地下の物は結構重い物も多いので基本的には横島が重い物を運び明日菜とタマモ達で軽い物を運んで掃除をしていく。
ただ広いわりに換気することが難しい地下室なだけに掃除をするのも一苦労だったが。
「この地下室って無駄に広いですよね。」
「元々が明治時代の建物だからなぁ。 二階は前の持ち主の坂本さんがリフォームしたらしいけど、他はほとんどそのままらしい。 ぶっちゃけ麻帆良じゃなかったら文化財レベルの建物だよ。」
広い地下室を掃除していく横島達だがハニワ兵達が時々掃除してる影響もあってあまり酷い汚れはないが、それでも本格的に掃除するとそれなりに汚れなんかが溜まっていく。
少し薄暗いくらいの照明しかない地下室に、明日菜はふとここを建てた人は何を考えて建てたのかとの疑問を感じていた。
「地下室は元々食材の貯蔵庫だったって話だし、昔は洋食の食材の確保も大変だったんだろうよ。」
明治期にはなかなか日本では手に入りにくい洋食の食材やお酒なんかを長期保存をしていた地下室も現代ではさほど必要性がなく、横島ですらあまり食材の在庫は抱えてはいない。
ただこの地下室に来る度に横島は昔の人の苦労をなんとなくだが感じるような気がしていた。
「きれいになるときもちいいね!」
一方大掃除をするんだとの使命感に燃えていたタマモはどうやら掃除自体を楽しんでるらしく、鼻歌混じりに掃除をしてる。
綺麗になっていく部屋を見て満足げな表情を見せるが、横島は一体誰の影響で掃除好きになったのか少し不思議であった。
そんな地下室の掃除が終わると次は一階になるが、あまり物がない地下室と違い一階の大掃除は大変そうである。
「そういえば一階にも荷物がいっぱいの物置ありましたよね。 中の荷物は確認したんですか?」
「手前にある物は少し確認したけど、奥の物はやってないな。」
一階に上がって来た横島達は何処から掃除をするか話し合うが、一階にはフロアと厨房と事務室の他に普段は横島達も使わない小さな倉庫がある。
この倉庫は中身が全部麻帆良亭時代の荷物がそのまま入っていて、新しく荷物を入れる余裕がないため横島も使ってなかった。
一番手前の荷物にはカーテンなんかが入っていて、横島がそれをそのまま使ったなんて話はあるが。
「そんじゃ倉庫からやるか?」
一階の倉庫に関しては木乃香達からも一度中身を確認して整理した方がいいと何度も言われていたが、地下室があることで必ずしも使わなくても良かったことと何より横島自身が面倒だったことで放置されている。
この際だからと横島達はまずは倉庫から掃除を始めることになるが、掃除の前に中身の確認が必要であった。
「たからさがしみたいだね!」
結局一階の倉庫も一旦荷物を出すことになり手分けして運び出していくが、タマモなんかは今まで開かずの間と化していた倉庫の中身に興味津々な様子を見せていた。
広い地下室は現在も物置としてしか使用してなく穀物や野菜などの保存の効く食糧とお酒がある他には、漬物やジャムなどの加工食品と普段滅多に使わない調理器具やクリスマスなどのイベントグッズが置かれている。
この際だからと横島達は一旦地下の物を一階に上げて徹底的に掃除をすることにした。
まあ地下の物は結構重い物も多いので基本的には横島が重い物を運び明日菜とタマモ達で軽い物を運んで掃除をしていく。
ただ広いわりに換気することが難しい地下室なだけに掃除をするのも一苦労だったが。
「この地下室って無駄に広いですよね。」
「元々が明治時代の建物だからなぁ。 二階は前の持ち主の坂本さんがリフォームしたらしいけど、他はほとんどそのままらしい。 ぶっちゃけ麻帆良じゃなかったら文化財レベルの建物だよ。」
広い地下室を掃除していく横島達だがハニワ兵達が時々掃除してる影響もあってあまり酷い汚れはないが、それでも本格的に掃除するとそれなりに汚れなんかが溜まっていく。
少し薄暗いくらいの照明しかない地下室に、明日菜はふとここを建てた人は何を考えて建てたのかとの疑問を感じていた。
「地下室は元々食材の貯蔵庫だったって話だし、昔は洋食の食材の確保も大変だったんだろうよ。」
明治期にはなかなか日本では手に入りにくい洋食の食材やお酒なんかを長期保存をしていた地下室も現代ではさほど必要性がなく、横島ですらあまり食材の在庫は抱えてはいない。
ただこの地下室に来る度に横島は昔の人の苦労をなんとなくだが感じるような気がしていた。
「きれいになるときもちいいね!」
一方大掃除をするんだとの使命感に燃えていたタマモはどうやら掃除自体を楽しんでるらしく、鼻歌混じりに掃除をしてる。
綺麗になっていく部屋を見て満足げな表情を見せるが、横島は一体誰の影響で掃除好きになったのか少し不思議であった。
そんな地下室の掃除が終わると次は一階になるが、あまり物がない地下室と違い一階の大掃除は大変そうである。
「そういえば一階にも荷物がいっぱいの物置ありましたよね。 中の荷物は確認したんですか?」
「手前にある物は少し確認したけど、奥の物はやってないな。」
一階に上がって来た横島達は何処から掃除をするか話し合うが、一階にはフロアと厨房と事務室の他に普段は横島達も使わない小さな倉庫がある。
この倉庫は中身が全部麻帆良亭時代の荷物がそのまま入っていて、新しく荷物を入れる余裕がないため横島も使ってなかった。
一番手前の荷物にはカーテンなんかが入っていて、横島がそれをそのまま使ったなんて話はあるが。
「そんじゃ倉庫からやるか?」
一階の倉庫に関しては木乃香達からも一度中身を確認して整理した方がいいと何度も言われていたが、地下室があることで必ずしも使わなくても良かったことと何より横島自身が面倒だったことで放置されている。
この際だからと横島達はまずは倉庫から掃除を始めることになるが、掃除の前に中身の確認が必要であった。
「たからさがしみたいだね!」
結局一階の倉庫も一旦荷物を出すことになり手分けして運び出していくが、タマモなんかは今まで開かずの間と化していた倉庫の中身に興味津々な様子を見せていた。