平和な日常~春~
横島と超&五月が料理を作っていた頃、フロアでは2ーAの生徒達がジュースやコーヒーや紅茶などで騒いでいた
飲み物に関しては木乃香と明日菜と夕映が作って出しており、彼女達は律儀に飲んだ物を伝票にチェックしている
貸し切りの費用に関しては横島の提案で一人一律五百円で話がついていたのだが、木乃香達は収支が気になるらしく一応伝票を付けてるようだ
「いや~、まさか最下位を脱出する日が来るとはね~」
「もう少しで連続最下位の歴代トップに行くとこだったみたいよ」
普段は成績をあまり気にしない2ーAの面々だったが、それでも最下位脱出は嬉しいようだ
「私の日頃の苦労もやっと報われました。 やはりアスナさんの成績上昇が大きかったですね」
「いつも足引っ張って悪かったわね! 私だって頑張ってるわよ。 それなのにバカバカって……」
みんなが喜ぶ中でアスナの成績上昇に涙を拭う仕種をして喜ぶあやかに、明日菜は少し恥ずかしそうにツッコミを入れる
先程からみんなにからかわれてる為、いい加減明日菜も黙って居られなかったようだ
「おまたせ。 料理はまだまだ作ってるから、出来次第持って来るな」
賑やかな店内に横島は複数のサラダを持って現れる
前菜とまで気取ったサラダではないが、たくさんの野菜やシーフードを使った複数のサラダは和風・フレンチ・中華風の三種類があった
人数の多さから横島は、ビュッフェのように好きな料理を自由に食べるようにしたらしい
「超包子特製点心も出来たネ。 こっちもまだまだ作ってるから好きなだけ食べて欲しいヨ」
横島と共に現れた超は出来立ての点心を持って来るが、これは学校で事前にある程度準備して来た物なので早く出来たようだ
「本当にいい腕ネ。 超包子にスカウトするべきだったヨ」
「料理を商売にするのはあんまり考えてないんだよな~ 好きな時に好きな物を作りたいだけなんだわ」
再び厨房に戻った横島と超は共に次々に料理を作りながらも会話をする余裕があるようで、たわいもない会話を続けていた
互いに特別何かを意識した会話ではないが、心のどこかに相手が気になるのは同じなのかもしれない
「しかし中学生にそんな料理作られたら、プロは立場がないだろうな。 点心は簡単じゃないんだが……」
「基本が違う世界の料理を同時進行でサラっと作る貴方も似たようなモノアル。 喫茶店のマスターにしておくのは惜しいヨ」
横島・超・五月の三人は、プロ顔負けのスピードで次々に料理を作っては店内に運んでいく
その料理の数々が喫茶店には不釣り合いなのは言わなくても分かるだろう
「ねえ夕映、美味しそうな料理ばっかりだね。 でも……」
「また横島さんは採算を考えてないですね。 しかも今回は超さん達まで採算を考えてないとは……」
一方フロアの方ではクラスメートが盛り上がる中、のどかと夕映は採算など関係なく出てくる料理に頭を抱えていた
なんとなく予想はしていたが、超達まで採算を関係無しに料理を出すとはちょっと意外だったらしい
飲み物に関しては木乃香と明日菜と夕映が作って出しており、彼女達は律儀に飲んだ物を伝票にチェックしている
貸し切りの費用に関しては横島の提案で一人一律五百円で話がついていたのだが、木乃香達は収支が気になるらしく一応伝票を付けてるようだ
「いや~、まさか最下位を脱出する日が来るとはね~」
「もう少しで連続最下位の歴代トップに行くとこだったみたいよ」
普段は成績をあまり気にしない2ーAの面々だったが、それでも最下位脱出は嬉しいようだ
「私の日頃の苦労もやっと報われました。 やはりアスナさんの成績上昇が大きかったですね」
「いつも足引っ張って悪かったわね! 私だって頑張ってるわよ。 それなのにバカバカって……」
みんなが喜ぶ中でアスナの成績上昇に涙を拭う仕種をして喜ぶあやかに、明日菜は少し恥ずかしそうにツッコミを入れる
先程からみんなにからかわれてる為、いい加減明日菜も黙って居られなかったようだ
「おまたせ。 料理はまだまだ作ってるから、出来次第持って来るな」
賑やかな店内に横島は複数のサラダを持って現れる
前菜とまで気取ったサラダではないが、たくさんの野菜やシーフードを使った複数のサラダは和風・フレンチ・中華風の三種類があった
人数の多さから横島は、ビュッフェのように好きな料理を自由に食べるようにしたらしい
「超包子特製点心も出来たネ。 こっちもまだまだ作ってるから好きなだけ食べて欲しいヨ」
横島と共に現れた超は出来立ての点心を持って来るが、これは学校で事前にある程度準備して来た物なので早く出来たようだ
「本当にいい腕ネ。 超包子にスカウトするべきだったヨ」
「料理を商売にするのはあんまり考えてないんだよな~ 好きな時に好きな物を作りたいだけなんだわ」
再び厨房に戻った横島と超は共に次々に料理を作りながらも会話をする余裕があるようで、たわいもない会話を続けていた
互いに特別何かを意識した会話ではないが、心のどこかに相手が気になるのは同じなのかもしれない
「しかし中学生にそんな料理作られたら、プロは立場がないだろうな。 点心は簡単じゃないんだが……」
「基本が違う世界の料理を同時進行でサラっと作る貴方も似たようなモノアル。 喫茶店のマスターにしておくのは惜しいヨ」
横島・超・五月の三人は、プロ顔負けのスピードで次々に料理を作っては店内に運んでいく
その料理の数々が喫茶店には不釣り合いなのは言わなくても分かるだろう
「ねえ夕映、美味しそうな料理ばっかりだね。 でも……」
「また横島さんは採算を考えてないですね。 しかも今回は超さん達まで採算を考えてないとは……」
一方フロアの方ではクラスメートが盛り上がる中、のどかと夕映は採算など関係なく出てくる料理に頭を抱えていた
なんとなく予想はしていたが、超達まで採算を関係無しに料理を出すとはちょっと意外だったらしい