確かに恋だったbotヨリお題:短文集
お題:【君が触れたところだけ嘘みたいに熱いよ】
ああなんてこった。
確かに「エーテル酔いがあるかもしれない」とあの研究員は言っていたが、ここまでとは。
この内臓の奥から何かがせり上がってくる感覚は正直あまり得意ではない。
「………。」
オールドシャーレアンからある意味強制的に飛ばされた、サベネア島のイェドリマン。
エーテライト付近で俺はぐったりしている。
当初は彼女やウリエンジェもダウンしていたが、何とか復帰したらしい。此方も…動けるようにならねばならないのだが、如何ともしがたいこの吐き気である。
----------どうしたものか。と地面へ座り頭を下げている。と
「サンクレッド大丈夫…?」
「……あぁ」
「…全然大丈夫じゃないよね…」
飲み物をもってきた彼女が目の前にしゃがみ、俺の顔を覗き込んでいた。
「これ飲んで」と冷たいそれを渡されたが、…手を動かすのすら億劫だ。
受取ったまま動かない俺の傍らに彼女も座り、背中をゆっくりさすってくれる。
ああ…彼女の手がとても優しい。
「まあ、無理しないで。少し時間置いてからでもいいから、水分は取ろう?」
「--------わかった」
「ん。暫くこうしてるから。ね?」
何とか気分の悪さを溜息で外へ吐き出し、もらったものを飲む。徐々に鈍くなっていた身体の感覚が戻ってくるようだ…。
その間も、彼女は背中に手を充ててくれている。もしかしたら、回復魔法を充ててくれていたのかもしれない。
「悪いな。だいぶ良くなってきた」そう彼女に少々情けない表情だったかもしれないが、笑っていうと
「それは良かった。…誰だって苦手なものあるでしょ?」
気にしないで?といって、彼女は俺にウィンクしながら笑ってくれた。………すごく可愛い。不意打ちでされたそれに、ドキリとする。
途端に先ほどまで何もなかった、彼女が触れた背中が嘘のように熱くなった。
「あ……そ、れじゃ、そろそろ行くか。」
俺は心底慌てて…然し行動は普通に見える様にしながら、地面から立ち上がった。
「エスティニアンとウリエンジェは?」
「えっと、先に行ってるって」
「じゃあ、早く追いつかないとうるさそうだな」
何でもないように言葉を交わして、徐々に感情を抑える。
「待たせた。じゃ行こうか」
「フフ、了解」
--------自分に向かって笑う彼女が愛おしくてたまらない。
第一世界から戻ってきてこんな…世界が酷い状態じゃなければ。やることが山積していなかったら、彼女にどれだけ想ってるか伝えたいけれど。今はまだ…。先を急ぐ為に脚を動かしながら、俺は改めて彼女を守る盾として傍にいる事を強く誓った。
ああなんてこった。
確かに「エーテル酔いがあるかもしれない」とあの研究員は言っていたが、ここまでとは。
この内臓の奥から何かがせり上がってくる感覚は正直あまり得意ではない。
「………。」
オールドシャーレアンからある意味強制的に飛ばされた、サベネア島のイェドリマン。
エーテライト付近で俺はぐったりしている。
当初は彼女やウリエンジェもダウンしていたが、何とか復帰したらしい。此方も…動けるようにならねばならないのだが、如何ともしがたいこの吐き気である。
----------どうしたものか。と地面へ座り頭を下げている。と
「サンクレッド大丈夫…?」
「……あぁ」
「…全然大丈夫じゃないよね…」
飲み物をもってきた彼女が目の前にしゃがみ、俺の顔を覗き込んでいた。
「これ飲んで」と冷たいそれを渡されたが、…手を動かすのすら億劫だ。
受取ったまま動かない俺の傍らに彼女も座り、背中をゆっくりさすってくれる。
ああ…彼女の手がとても優しい。
「まあ、無理しないで。少し時間置いてからでもいいから、水分は取ろう?」
「--------わかった」
「ん。暫くこうしてるから。ね?」
何とか気分の悪さを溜息で外へ吐き出し、もらったものを飲む。徐々に鈍くなっていた身体の感覚が戻ってくるようだ…。
その間も、彼女は背中に手を充ててくれている。もしかしたら、回復魔法を充ててくれていたのかもしれない。
「悪いな。だいぶ良くなってきた」そう彼女に少々情けない表情だったかもしれないが、笑っていうと
「それは良かった。…誰だって苦手なものあるでしょ?」
気にしないで?といって、彼女は俺にウィンクしながら笑ってくれた。………すごく可愛い。不意打ちでされたそれに、ドキリとする。
途端に先ほどまで何もなかった、彼女が触れた背中が嘘のように熱くなった。
「あ……そ、れじゃ、そろそろ行くか。」
俺は心底慌てて…然し行動は普通に見える様にしながら、地面から立ち上がった。
「エスティニアンとウリエンジェは?」
「えっと、先に行ってるって」
「じゃあ、早く追いつかないとうるさそうだな」
何でもないように言葉を交わして、徐々に感情を抑える。
「待たせた。じゃ行こうか」
「フフ、了解」
--------自分に向かって笑う彼女が愛おしくてたまらない。
第一世界から戻ってきてこんな…世界が酷い状態じゃなければ。やることが山積していなかったら、彼女にどれだけ想ってるか伝えたいけれど。今はまだ…。先を急ぐ為に脚を動かしながら、俺は改めて彼女を守る盾として傍にいる事を強く誓った。