熱の発露を誘うのは、いつも。
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「わらわもおまえが好きだよ。――そこでこちらを盗み見ておる、白ウサギよりもな」
「え、ペーター?」
ビバルディが流し目を送った先を追って、〇〇はようやくペーター=ホワイトの存在を認めた。
いつからそこにいたのか、風景と同化するほど気配を感じられなかった。
声をかけられた彼は垣根の傍からこちらにやってくると、敬意の欠片もない目をビバルディに向けた。
「盗み見るほど価値のあるものなど、いったいどこにあると言うんです」
「その目は節穴か?わらわだけでなく、このように愛らしい子まで見えぬとは…」
ビバルディは席についたまま、〇〇の腰を引き寄せて身体を抱きしめた。
ペーターの眼前に引き出されてしまった〇〇は、びしびしと痛い視線を存分に浴びることになった。
(痛い、痛いってば…。似合わないのはあたしが一番よくわかってるから)
いっそのこと話を振らないでほしかった。空気扱いされたほうがよほどましだ。
ペーターは赤い目を上から下へと動かし、じろじろと〇〇を眺め回した。
視線が這うたび、たじろいでしまいそうな強さを感じて表情が引き攣る。これではある種の公開処刑である。
食い入るように目で〇〇の表面を舐め回した後、ペーターはハッと鼻で笑った。
「愛らしい?これが?……陛下はご冗談がお好きなようで」
「ならば訊くが、これのどこが愛らしくないと言うのじゃ」
ビバルディは自分が笑われたかのようにむっとした。そんな彼女に、明白な事実を述べるようにペーターは言う。
「どこもなにも、すべてが愛らしさとは程遠いじゃありませんか。愛らしいとは、僕のアリスにこそ相応しい言葉です」
「あ。あたしもそう思う」
自分を可愛いと褒められても、今ひとつぴんと来ない。が、アリスのメイド姿ならば手放しで褒め称えることができよう。
さらにその格好で役持ちといちゃついてくれるなら、拍手喝采を送りたい。
心からの同意を告げた〇〇に、ペーターは露骨に嫌そうな顔をした。
「…彼女を利用して邪な妄想に耽る気なら、ただじゃ済みませんよ?」
「純粋な想像だよ。ペーターだって、アリスに可愛い格好をしてほしいって思わない?」
「アリスはなにを着ても可愛いんです!もちろん、なにも着なくても可愛いに決まっています」
ペーターはナチュラルに変態発言、いや、愛情を口にする。
ペタアリ来た、と〇〇は思わず唇の端を舐めてにんまりした。この流れを利用しない手はない。
腰に抱きつくしなやかな腕をそっと外させ、ビバルディの機嫌が傾く前に素早くこう提案した。
「ね、ビバルディ。ここはひとつ、アリスの着せ替えを楽しむっていうのはどう?」
「ふむ…。それは、おまえと同じ格好をさせるということか?」
「そ。あたし一人よりも、もっと楽しめること間違いなしだ」
少なくとも〇〇にとっては十分に楽しいイベントだが、彼女にとっても興味をそそられる話だろう。
案の定、ビバルディは〇〇と同じく企み顔で微笑んだ。
「可愛いおまえと可愛いアリス……両手に花というのも悪くない」
と、せっかく話がまとまったところで、異を唱えたのが白ウサギさんである。
「勝手なことを言わないでください!アリスを弄ぶというのなら、僕は許しません」
ペーターは時計に手をやり、武力を用いても阻止せんばかりの構えだ。
ビバルディは呆れさえ浮かべ、首を横に振った。
「アリスのメイド姿を見たくないのか、ホワイト?」
「見た…くないとは言ってません。ただ僕は、僕以外の人間が彼女のそういう姿を見るのが嫌なだけで…」
「ならば問題はない」
白ウサギの言い分をすっぱり切り捨てた女王は、成り行きを傍観していた〇〇を渦中に突き落とした。
「そうと決まれば〇〇、ホワイトと共にアリスを迎えに行ってくれるな?」
(そりゃ言い出したのはあたしだけど……白ウサギさんと二人で行けって、なんで?)
「え、ペーター?」
ビバルディが流し目を送った先を追って、〇〇はようやくペーター=ホワイトの存在を認めた。
いつからそこにいたのか、風景と同化するほど気配を感じられなかった。
声をかけられた彼は垣根の傍からこちらにやってくると、敬意の欠片もない目をビバルディに向けた。
「盗み見るほど価値のあるものなど、いったいどこにあると言うんです」
「その目は節穴か?わらわだけでなく、このように愛らしい子まで見えぬとは…」
ビバルディは席についたまま、〇〇の腰を引き寄せて身体を抱きしめた。
ペーターの眼前に引き出されてしまった〇〇は、びしびしと痛い視線を存分に浴びることになった。
(痛い、痛いってば…。似合わないのはあたしが一番よくわかってるから)
いっそのこと話を振らないでほしかった。空気扱いされたほうがよほどましだ。
ペーターは赤い目を上から下へと動かし、じろじろと〇〇を眺め回した。
視線が這うたび、たじろいでしまいそうな強さを感じて表情が引き攣る。これではある種の公開処刑である。
食い入るように目で〇〇の表面を舐め回した後、ペーターはハッと鼻で笑った。
「愛らしい?これが?……陛下はご冗談がお好きなようで」
「ならば訊くが、これのどこが愛らしくないと言うのじゃ」
ビバルディは自分が笑われたかのようにむっとした。そんな彼女に、明白な事実を述べるようにペーターは言う。
「どこもなにも、すべてが愛らしさとは程遠いじゃありませんか。愛らしいとは、僕のアリスにこそ相応しい言葉です」
「あ。あたしもそう思う」
自分を可愛いと褒められても、今ひとつぴんと来ない。が、アリスのメイド姿ならば手放しで褒め称えることができよう。
さらにその格好で役持ちといちゃついてくれるなら、拍手喝采を送りたい。
心からの同意を告げた〇〇に、ペーターは露骨に嫌そうな顔をした。
「…彼女を利用して邪な妄想に耽る気なら、ただじゃ済みませんよ?」
「純粋な想像だよ。ペーターだって、アリスに可愛い格好をしてほしいって思わない?」
「アリスはなにを着ても可愛いんです!もちろん、なにも着なくても可愛いに決まっています」
ペーターはナチュラルに変態発言、いや、愛情を口にする。
ペタアリ来た、と〇〇は思わず唇の端を舐めてにんまりした。この流れを利用しない手はない。
腰に抱きつくしなやかな腕をそっと外させ、ビバルディの機嫌が傾く前に素早くこう提案した。
「ね、ビバルディ。ここはひとつ、アリスの着せ替えを楽しむっていうのはどう?」
「ふむ…。それは、おまえと同じ格好をさせるということか?」
「そ。あたし一人よりも、もっと楽しめること間違いなしだ」
少なくとも〇〇にとっては十分に楽しいイベントだが、彼女にとっても興味をそそられる話だろう。
案の定、ビバルディは〇〇と同じく企み顔で微笑んだ。
「可愛いおまえと可愛いアリス……両手に花というのも悪くない」
と、せっかく話がまとまったところで、異を唱えたのが白ウサギさんである。
「勝手なことを言わないでください!アリスを弄ぶというのなら、僕は許しません」
ペーターは時計に手をやり、武力を用いても阻止せんばかりの構えだ。
ビバルディは呆れさえ浮かべ、首を横に振った。
「アリスのメイド姿を見たくないのか、ホワイト?」
「見た…くないとは言ってません。ただ僕は、僕以外の人間が彼女のそういう姿を見るのが嫌なだけで…」
「ならば問題はない」
白ウサギの言い分をすっぱり切り捨てた女王は、成り行きを傍観していた〇〇を渦中に突き落とした。
「そうと決まれば〇〇、ホワイトと共にアリスを迎えに行ってくれるな?」
(そりゃ言い出したのはあたしだけど……白ウサギさんと二人で行けって、なんで?)