手折られぬ君の淫ら。
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合図――これほど嫌な予感のする言葉があったろうか!
しかも「合図って、何の?」と聞き返せば墓穴を掘ること必至だ。
後生だ、勘弁してくれ。心の叫びも虚しく、顔を背けるよりも早くブラッドの指が〇〇の頬を捕らえた。
「ぅ、ん……っ」
素早く唇を塞いでくる。抗議の声はくぐもった。“合図”は初っ端から舌を捩じ込んでくるという暴挙。
力にものを言わせておきながら、決して乱暴ではない。
口内を隈なく舐め、緩急をつけて舌を吸い、巧みに快感を引きずり出そうとする。
聞こえをよくするなら“夢中”、正確に言うなら“必死”になってキスを受けながら、〇〇は退路を探した。
だが、背後から伸びた指が不穏な動きを見せ始めた。
「ぁ、はっ……ちょっ…」
「集中しろ」
ブラッドの低い囁き声よりも、肩紐を落としたユリウスの動作に意識がいく。
透けるほど薄い布地ではないが、上半身を包むのはこのネグリジェ一枚だけだ。これを剥かれたら、胸が。それはさすがにヤバイ。
どうにか腕を交差させて露出を防ぐも、剥き出しの肩に口づけたユリウスはその腕の下に手のひらを滑り込ませた。
「ぅあ、ん、くっ…」
大きな手は、すっぽりと収まった乳房を揉みしだいた。加減しているのか優しい手つきで、それが布擦れと共にもどかしさを生む。
「気持ちいいか、〇〇…?」
耳に吐息を吹き込まれ、次いで水音に犯される。ユリウスは耳を舌で愛撫しながら、手の中の膨らみを弄んだ。
「どうされたいんだ?…その口で言ってみろ。そうすれば、私はおまえの望むとおりにしてやる」
「んっ――ぃ、や、ユリウス…っ」
ブラッドの唇が唾液の糸を引いて離れ、〇〇の口から息も荒く声が漏れた。
(嫌だユリウス、アナタはそんなどエスキャラじゃないはずなのに…!)
エスと言ったらむしろ…とそちらに目を向ければ、ばっちり視線が絡んでしまった。
碧眼が妖しく歪む。ひぃと悲鳴を上げたくなるほど凄絶な色気をもって。
「そんなに期待した眼差しを向けないでくれ。お互いにそう、できるだけ長く…愉しみたいだろう?」
ブラッドの手が〇〇の素足に触れた。円を描くように膝を撫で、つつと上腿、足の付け根に滑り落ちる。
ネグリジェで隠されており、かろうじて己の視界に入らないとはいえ、その下でなにが行われているかなんて。
からかうように吐息で笑われては、さすがの〇〇も羞恥に頬を焼いた。
「ふっ…下着はもう必要なさそうだぞ?」
「ブ、ブラッド…っ」
ブラッドは顔を寄せてきたが、ユリウスが後ろから顎を取り、〇〇の顔を上げさせた。
「〇〇、こっちを向け」
「んッ、ん…!」
苦しい体勢で振り向かされた上、少々荒っぽい唇に食いつかれる。
水音が響く中、前方からはやれやれと言いたげな空気が発せられた。
激しく舌を貪られながら、〇〇の頭は混乱の極みにあった。
全身を包むぼんやりとした感じは夢に違いないのに、他者によって与えられる刺激は鮮明すぎた。
夢とは得てしてそのようなものである。その中では、すべてがまるで現実のものとして感じられるのだ。
(たまに“これは夢だ”ってわかって見るときもあるけど…)
いくらなんでも、こんなものは認められない。まさか自身の知らぬ内なる欲望が、夢に反映されたとでもいうのか。
(そもそもこの組み合わせでこんなプレイ?どうせならアリスを襲わせればよかった!)
などとちょっと危険な思考を展開しつつ、己の夢のコントロールを試みる。
駄目元であったが実際なんの効果もないことに〇〇は落胆した。
ならば、せめてこれ以上事が進む前に夢を終わらせなければ。〇〇はユリウスの口の中で呻いた。
(二人とも頼む、目を覚ませ!……いや待て、目を覚ますのはあたしのほうか?)
〇〇を〇〇と判っていてこの所業なら、やはり間違いなくこれは夢だ。
「そうとも。これは夢だ。夢なのだから、なにが起こっても行われても、なにもおかしくなければ悪くもない」
ブラッドは片手で〇〇の片足の膝裏を掴み、もう一方の手をあらぬ場所で遊ばせながら、いやらしく唇に弧を描いた。
「君がこんなにも濡れやすいのも、すべて夢のせいにしてしまえば片がつく」
「っ……!」
下着の上から突き立てられた指が、ぐちゃり。大きく動いてわざと粘着質な音を立てる。
あろうことかユリウスが片手を伸ばして、無情にもネグリジェの裾をたくし上げた。
「! ゃめ…」
「感じやすいのも、夢の中だから…か。本当にそれだけなのか?」
ユリウスの視線の先にある光景に、あたしのせいじゃない、これは夢だ、と喚きたくなった。
夢だとしても信じられない。信じたくない。誰かに故意に見せられているというのなら、どんなに救われただろう。
「これは、おまえの夢だ。目を背けるな」
ユリウスの大きな手が〇〇の顔を固定する。ブラッドがにやりと笑って、下着に指をかけた。
「〇〇、君の夢は実にいい刺激をくれる。我々を招いてくれたことを――心から感謝するよ」
それが足から抜き取られて悲鳴を上げた瞬間、〇〇は悪夢から目覚めたのだった。
君の夢は刺激が強すぎる、と後に夢で会った夢魔は口元を手のひらで押さえながら言った。
赤い液体は口以外からも出ていたとか、いなかったとか。
〇〇が憤懣を込めて――どこから見てたいつから見てた、ていうか見てないで助けろよ!と――拳を握ったのは言うまでもない。
end。→あとがき
しかも「合図って、何の?」と聞き返せば墓穴を掘ること必至だ。
後生だ、勘弁してくれ。心の叫びも虚しく、顔を背けるよりも早くブラッドの指が〇〇の頬を捕らえた。
「ぅ、ん……っ」
素早く唇を塞いでくる。抗議の声はくぐもった。“合図”は初っ端から舌を捩じ込んでくるという暴挙。
力にものを言わせておきながら、決して乱暴ではない。
口内を隈なく舐め、緩急をつけて舌を吸い、巧みに快感を引きずり出そうとする。
聞こえをよくするなら“夢中”、正確に言うなら“必死”になってキスを受けながら、〇〇は退路を探した。
だが、背後から伸びた指が不穏な動きを見せ始めた。
「ぁ、はっ……ちょっ…」
「集中しろ」
ブラッドの低い囁き声よりも、肩紐を落としたユリウスの動作に意識がいく。
透けるほど薄い布地ではないが、上半身を包むのはこのネグリジェ一枚だけだ。これを剥かれたら、胸が。それはさすがにヤバイ。
どうにか腕を交差させて露出を防ぐも、剥き出しの肩に口づけたユリウスはその腕の下に手のひらを滑り込ませた。
「ぅあ、ん、くっ…」
大きな手は、すっぽりと収まった乳房を揉みしだいた。加減しているのか優しい手つきで、それが布擦れと共にもどかしさを生む。
「気持ちいいか、〇〇…?」
耳に吐息を吹き込まれ、次いで水音に犯される。ユリウスは耳を舌で愛撫しながら、手の中の膨らみを弄んだ。
「どうされたいんだ?…その口で言ってみろ。そうすれば、私はおまえの望むとおりにしてやる」
「んっ――ぃ、や、ユリウス…っ」
ブラッドの唇が唾液の糸を引いて離れ、〇〇の口から息も荒く声が漏れた。
(嫌だユリウス、アナタはそんなどエスキャラじゃないはずなのに…!)
エスと言ったらむしろ…とそちらに目を向ければ、ばっちり視線が絡んでしまった。
碧眼が妖しく歪む。ひぃと悲鳴を上げたくなるほど凄絶な色気をもって。
「そんなに期待した眼差しを向けないでくれ。お互いにそう、できるだけ長く…愉しみたいだろう?」
ブラッドの手が〇〇の素足に触れた。円を描くように膝を撫で、つつと上腿、足の付け根に滑り落ちる。
ネグリジェで隠されており、かろうじて己の視界に入らないとはいえ、その下でなにが行われているかなんて。
からかうように吐息で笑われては、さすがの〇〇も羞恥に頬を焼いた。
「ふっ…下着はもう必要なさそうだぞ?」
「ブ、ブラッド…っ」
ブラッドは顔を寄せてきたが、ユリウスが後ろから顎を取り、〇〇の顔を上げさせた。
「〇〇、こっちを向け」
「んッ、ん…!」
苦しい体勢で振り向かされた上、少々荒っぽい唇に食いつかれる。
水音が響く中、前方からはやれやれと言いたげな空気が発せられた。
激しく舌を貪られながら、〇〇の頭は混乱の極みにあった。
全身を包むぼんやりとした感じは夢に違いないのに、他者によって与えられる刺激は鮮明すぎた。
夢とは得てしてそのようなものである。その中では、すべてがまるで現実のものとして感じられるのだ。
(たまに“これは夢だ”ってわかって見るときもあるけど…)
いくらなんでも、こんなものは認められない。まさか自身の知らぬ内なる欲望が、夢に反映されたとでもいうのか。
(そもそもこの組み合わせでこんなプレイ?どうせならアリスを襲わせればよかった!)
などとちょっと危険な思考を展開しつつ、己の夢のコントロールを試みる。
駄目元であったが実際なんの効果もないことに〇〇は落胆した。
ならば、せめてこれ以上事が進む前に夢を終わらせなければ。〇〇はユリウスの口の中で呻いた。
(二人とも頼む、目を覚ませ!……いや待て、目を覚ますのはあたしのほうか?)
〇〇を〇〇と判っていてこの所業なら、やはり間違いなくこれは夢だ。
「そうとも。これは夢だ。夢なのだから、なにが起こっても行われても、なにもおかしくなければ悪くもない」
ブラッドは片手で〇〇の片足の膝裏を掴み、もう一方の手をあらぬ場所で遊ばせながら、いやらしく唇に弧を描いた。
「君がこんなにも濡れやすいのも、すべて夢のせいにしてしまえば片がつく」
「っ……!」
下着の上から突き立てられた指が、ぐちゃり。大きく動いてわざと粘着質な音を立てる。
あろうことかユリウスが片手を伸ばして、無情にもネグリジェの裾をたくし上げた。
「! ゃめ…」
「感じやすいのも、夢の中だから…か。本当にそれだけなのか?」
ユリウスの視線の先にある光景に、あたしのせいじゃない、これは夢だ、と喚きたくなった。
夢だとしても信じられない。信じたくない。誰かに故意に見せられているというのなら、どんなに救われただろう。
「これは、おまえの夢だ。目を背けるな」
ユリウスの大きな手が〇〇の顔を固定する。ブラッドがにやりと笑って、下着に指をかけた。
「〇〇、君の夢は実にいい刺激をくれる。我々を招いてくれたことを――心から感謝するよ」
それが足から抜き取られて悲鳴を上げた瞬間、〇〇は悪夢から目覚めたのだった。
君の夢は刺激が強すぎる、と後に夢で会った夢魔は口元を手のひらで押さえながら言った。
赤い液体は口以外からも出ていたとか、いなかったとか。
〇〇が憤懣を込めて――どこから見てたいつから見てた、ていうか見てないで助けろよ!と――拳を握ったのは言うまでもない。
end。→あとがき