熟れた果実
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ディーとダムが妙な行動をとり出したのはそれからだった。
「〇〇、どのくらいが好き?」
「…どのくらいもなにも」
「僕はもう少し強くてもいいなー」
「僕も。ね、ぎゅうってしてもいい?」
(してもいい?っていうか……すでにされてるんだけど)
場所はまたしても帽子屋屋敷の門前である。現在、〇〇は門番達に抱きしめられていた。
タイプがどうのという話をしてからというもの、彼らは顔を合わせるたびに仕掛けてくるようになった。
といっても、危険性は無きに等しい。抱きついたり、手を繋いでみたり、壁際に追い詰めてみたりと極めて平和的に、意味不明なことをする。
いちいち加減を窺っては、〇〇にいいように調整を試みている。
確かに相手に合わせろというようなことを話した。話したが、まずいきなり行動に出てから尋ねるのはなにか間違っている気がする。
というか行為の微調整以前の選択肢はどこにいった?
(あたしも具体的になにがどうのって、言ったわけじゃないけどさー…)
まさかこうくるとは思わないだろう。
「ねえ、なんだか散歩に行きたい気分にならない?」
「あたしは別に…」
「なるなる。すごく散歩に行きたい気分。〇〇もなってきたよね?」
「だからあたしは…」
「行きたいんだってさ、兄弟。そう言われてなにもしないんじゃ男が廃るよ」
「大人な僕達がすべき行動はただひとつ――」
がしっというか、みしっというか。とにかく嫌な具合で掴まれた手はびくともしなかった。
それぞれに手を取り、両脇を固めた二人は、真ん中の余所者ににこっと笑いかけた。強制連行、確定。
「〇〇、どのくらいが好き?」
「…どのくらいもなにも」
「僕はもう少し強くてもいいなー」
「僕も。ね、ぎゅうってしてもいい?」
(してもいい?っていうか……すでにされてるんだけど)
場所はまたしても帽子屋屋敷の門前である。現在、〇〇は門番達に抱きしめられていた。
タイプがどうのという話をしてからというもの、彼らは顔を合わせるたびに仕掛けてくるようになった。
といっても、危険性は無きに等しい。抱きついたり、手を繋いでみたり、壁際に追い詰めてみたりと極めて平和的に、意味不明なことをする。
いちいち加減を窺っては、〇〇にいいように調整を試みている。
確かに相手に合わせろというようなことを話した。話したが、まずいきなり行動に出てから尋ねるのはなにか間違っている気がする。
というか行為の微調整以前の選択肢はどこにいった?
(あたしも具体的になにがどうのって、言ったわけじゃないけどさー…)
まさかこうくるとは思わないだろう。
「ねえ、なんだか散歩に行きたい気分にならない?」
「あたしは別に…」
「なるなる。すごく散歩に行きたい気分。〇〇もなってきたよね?」
「だからあたしは…」
「行きたいんだってさ、兄弟。そう言われてなにもしないんじゃ男が廃るよ」
「大人な僕達がすべき行動はただひとつ――」
がしっというか、みしっというか。とにかく嫌な具合で掴まれた手はびくともしなかった。
それぞれに手を取り、両脇を固めた二人は、真ん中の余所者ににこっと笑いかけた。強制連行、確定。