恋人は変態!
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通常運転でオープンなエース
「え?食べられないの?」
「たっ…食べられません!」
心底不思議そうに尋ねられ、〇〇は全力で答えた。力みすぎて息切れしてしまう。
旅に出ていたらしいエースは、ハートの城に帰ってくるなり「お腹すいたな~」とのんきに言った。
ぱくりと食べたのはテーブルに並んだ茶菓子ではなく、〇〇の耳である。
「えー。どこもかしこも、こんなにおいしそうなのに?」
「ちっともおいしそうじゃないし、だからっ、食べ物じゃないって言ってるのにっ…」
また食べられる。今度は耳朶を口に含んでちゅうちゅう吸われた。
「でも、甘い味がするぜ?」
「絶対!気のせいです!」
椅子に座る〇〇を後ろから抱きしめ、もたれかかったエースは「うーん」と唸った。
「今日は天気がいいから、絶好のピクニック日和だと思うんだよなあ」
「だ、だからなんですか…」
「こういう日には出かけるべきだよ」
話す間にも、エースの手はいたずらに〇〇の身体を這い回る。
ぐぐっと力の限り押しのけようにも、騎士には到底敵わない。
「このご馳走を持って行ってさ、青い空の下で広げて食べるんだ」
「っ…!?」
「外の空気を吸いながらの食事は、最高にいいと思わないか?」
「おも、思わな、」
「あ、ひょっとしてスパイスが足りない?じゃあ、誰かに見せびらかしながらしようか。刺激的なほうが〇〇も、好きだろ?」
前に回り込んでテーブルに手をつき、〇〇の視界に入ったエースは、にっこり爽やかに笑った。
数十時間帯ぶりに出会った恋人が、とんでもないことを要求してきたと〇〇は竦み上がる。
好青年そのものといった顔の裏側で、彼はきっとこの反応すらも楽しんでいる。
こういうとき、どうすべきかを〇〇は知っていた。何度も同じようなことを繰り返される中で、強制的に学ばされてきたことだ。
〇〇はぷるぷる震えながら、自分が言わなければならない台詞を頭の中に浮かべた。
エースはきっとこの言葉を待っている。正解を出さなければ、本当に野外で、それも人前で……という状況になりかねない。
「……エース、」
「ん?」
彼は笑顔だ。疑いようもなく爽やかで、誰がどう見てもいい人に見える。だが。
「わたし、会いたかったの、エースに」
「うん。俺もだよ。〇〇に会いたかった」
「それで、あ、会えたら…」
「……会えたら?」
〇〇は一度きゅっと口を閉じ、それから大きな目を羞恥に潤ませて声を張り上げた。ヤケクソだ。
「ベッドにつれていってほしいと思ってた、想像してたの、今すぐ、一秒も待てないの…っ!」
「あはははっ、〇〇は本当に素直で可愛いな~!」
よく言えましたとばかりに〇〇の頬にキスしたエースは、椅子からひょいと〇〇を抱き上げた。
そのまま歩き出そうとした彼は、思い出したようにテーブルを振り返る。
――ここはお茶会の場。女王様や白ウサギ、仲のいい余所者の少女だって同席していた。
皆が皆、一様に呆れたような顔をしてエースを見ていたが、〇〇は彼の腕の中で小さくなっていた。
いたたまれない。恥ずかしくて死んでしまう。恋人は時も場所も選ばずに、〇〇に恥ずかしい思いをさせたがる。
「それじゃあ、もともと俺のものだけど、〇〇はもらっていくぜ!」
しかしエースが進む方向は、彼の部屋でも〇〇の部屋でもなくて。
あんなに頑張ったのに、行き先はどうやら青い空の下らしい。〇〇は恋人のドSっぷりにほろりと涙した。
コメントを二つ混ぜて書かせていただきました。
いつもどおりで変態になってしまう騎士さま。さすがです。
「え?食べられないの?」
「たっ…食べられません!」
心底不思議そうに尋ねられ、〇〇は全力で答えた。力みすぎて息切れしてしまう。
旅に出ていたらしいエースは、ハートの城に帰ってくるなり「お腹すいたな~」とのんきに言った。
ぱくりと食べたのはテーブルに並んだ茶菓子ではなく、〇〇の耳である。
「えー。どこもかしこも、こんなにおいしそうなのに?」
「ちっともおいしそうじゃないし、だからっ、食べ物じゃないって言ってるのにっ…」
また食べられる。今度は耳朶を口に含んでちゅうちゅう吸われた。
「でも、甘い味がするぜ?」
「絶対!気のせいです!」
椅子に座る〇〇を後ろから抱きしめ、もたれかかったエースは「うーん」と唸った。
「今日は天気がいいから、絶好のピクニック日和だと思うんだよなあ」
「だ、だからなんですか…」
「こういう日には出かけるべきだよ」
話す間にも、エースの手はいたずらに〇〇の身体を這い回る。
ぐぐっと力の限り押しのけようにも、騎士には到底敵わない。
「このご馳走を持って行ってさ、青い空の下で広げて食べるんだ」
「っ…!?」
「外の空気を吸いながらの食事は、最高にいいと思わないか?」
「おも、思わな、」
「あ、ひょっとしてスパイスが足りない?じゃあ、誰かに見せびらかしながらしようか。刺激的なほうが〇〇も、好きだろ?」
前に回り込んでテーブルに手をつき、〇〇の視界に入ったエースは、にっこり爽やかに笑った。
数十時間帯ぶりに出会った恋人が、とんでもないことを要求してきたと〇〇は竦み上がる。
好青年そのものといった顔の裏側で、彼はきっとこの反応すらも楽しんでいる。
こういうとき、どうすべきかを〇〇は知っていた。何度も同じようなことを繰り返される中で、強制的に学ばされてきたことだ。
〇〇はぷるぷる震えながら、自分が言わなければならない台詞を頭の中に浮かべた。
エースはきっとこの言葉を待っている。正解を出さなければ、本当に野外で、それも人前で……という状況になりかねない。
「……エース、」
「ん?」
彼は笑顔だ。疑いようもなく爽やかで、誰がどう見てもいい人に見える。だが。
「わたし、会いたかったの、エースに」
「うん。俺もだよ。〇〇に会いたかった」
「それで、あ、会えたら…」
「……会えたら?」
〇〇は一度きゅっと口を閉じ、それから大きな目を羞恥に潤ませて声を張り上げた。ヤケクソだ。
「ベッドにつれていってほしいと思ってた、想像してたの、今すぐ、一秒も待てないの…っ!」
「あはははっ、〇〇は本当に素直で可愛いな~!」
よく言えましたとばかりに〇〇の頬にキスしたエースは、椅子からひょいと〇〇を抱き上げた。
そのまま歩き出そうとした彼は、思い出したようにテーブルを振り返る。
――ここはお茶会の場。女王様や白ウサギ、仲のいい余所者の少女だって同席していた。
皆が皆、一様に呆れたような顔をしてエースを見ていたが、〇〇は彼の腕の中で小さくなっていた。
いたたまれない。恥ずかしくて死んでしまう。恋人は時も場所も選ばずに、〇〇に恥ずかしい思いをさせたがる。
「それじゃあ、もともと俺のものだけど、〇〇はもらっていくぜ!」
しかしエースが進む方向は、彼の部屋でも〇〇の部屋でもなくて。
あんなに頑張ったのに、行き先はどうやら青い空の下らしい。〇〇は恋人のドSっぷりにほろりと涙した。
コメントを二つ混ぜて書かせていただきました。
いつもどおりで変態になってしまう騎士さま。さすがです。