これは萌えですか、いいえ違います。
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擦れ違うメイドや兵士への声かけもそこそこに、〇〇は廊下を疾走していた。
いつも律儀に挨拶をしてくる余所者がどうしたのだろうと、彼らは一様に首を傾げる。
しかし、今の〇〇に構う余裕はない。目指す場所は数多くある客室のうちの一室だ。
頭に被ったバスタオルがばさばさ煽られるのを、手で必死に押さえながら、〇〇はアリスの部屋に飛び込んだ。
「アリスぅ…!」
少女はドレッサーの前に座って髪を梳かしている最中だったらしい。
ノックもなく部屋に押し入られたアリスは、びくりと身体を震わせて驚いた。
無作法者が誰だかわかった途端にほっと息をつき、それから困ったように微笑みかけた。
「もう、びっくりするじゃない。ペーターかと思って危うく殴りかかるところだったわよ」
「わお、さらりとバイオレンス。…じゃなくて、大変なんだよアリス!」
「そうみたいね。いったいどうしたの?」
アリスの視線の先には〇〇の頭を覆うバスタオルがあった。
ファッションとしては不自然すぎるアイテムである。〇〇の焦りの原因がそこにあることは明らかだった。
〇〇はバスタオルを握る両手にぎゅっと力を込め、いつになく真剣な眼差しをアリスに向けた。
「……アリス。今から見せるものは相当な破壊力を持ってるんだ。あるいは目が潰れるかもしれない…」
「…なに、その物騒な物言いは」
「いいから聞いて。最初にこうでも言っておかないと、心臓への負担が大きすぎるだろ?」
そう、これは脅しでもなんでもない。あらかじめ注意を喚起しておかなければ、万が一のことがあっては困るのだ。
〇〇の本気度が窺えたのか、アリスはこくりと息を呑んだ。それから一度深呼吸をする。
「心の準備はいい?」
「…いいわ」
「よし。それじゃあ、見せるよ」
アリスの綺麗な瞳がじっと見つめる中、〇〇は慎重にバスタオルをずらしていった。
そしてそれの全貌が露になった瞬間――アリスは咄嗟に手で口元を覆ったが、迸る悲鳴を封じることはできなかった。
いつも律儀に挨拶をしてくる余所者がどうしたのだろうと、彼らは一様に首を傾げる。
しかし、今の〇〇に構う余裕はない。目指す場所は数多くある客室のうちの一室だ。
頭に被ったバスタオルがばさばさ煽られるのを、手で必死に押さえながら、〇〇はアリスの部屋に飛び込んだ。
「アリスぅ…!」
少女はドレッサーの前に座って髪を梳かしている最中だったらしい。
ノックもなく部屋に押し入られたアリスは、びくりと身体を震わせて驚いた。
無作法者が誰だかわかった途端にほっと息をつき、それから困ったように微笑みかけた。
「もう、びっくりするじゃない。ペーターかと思って危うく殴りかかるところだったわよ」
「わお、さらりとバイオレンス。…じゃなくて、大変なんだよアリス!」
「そうみたいね。いったいどうしたの?」
アリスの視線の先には〇〇の頭を覆うバスタオルがあった。
ファッションとしては不自然すぎるアイテムである。〇〇の焦りの原因がそこにあることは明らかだった。
〇〇はバスタオルを握る両手にぎゅっと力を込め、いつになく真剣な眼差しをアリスに向けた。
「……アリス。今から見せるものは相当な破壊力を持ってるんだ。あるいは目が潰れるかもしれない…」
「…なに、その物騒な物言いは」
「いいから聞いて。最初にこうでも言っておかないと、心臓への負担が大きすぎるだろ?」
そう、これは脅しでもなんでもない。あらかじめ注意を喚起しておかなければ、万が一のことがあっては困るのだ。
〇〇の本気度が窺えたのか、アリスはこくりと息を呑んだ。それから一度深呼吸をする。
「心の準備はいい?」
「…いいわ」
「よし。それじゃあ、見せるよ」
アリスの綺麗な瞳がじっと見つめる中、〇〇は慎重にバスタオルをずらしていった。
そしてそれの全貌が露になった瞬間――アリスは咄嗟に手で口元を覆ったが、迸る悲鳴を封じることはできなかった。