もしも主人公が子供になったら…?
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収拾がつかなくなる寸前、渦中の子供によって真相は暴露された。
心の底から息を吐いて安心した彼らは、今度は〇〇と判明した子供に興味津々だった。
突如として、友人である仮にも成人女性が縮んだとあっては無理もないだろう。
「これだから、ぼすのひまつぶしはたちがわるいんだよ。……それ、いや」
「私はなかなか見応えのある余興だったと思うがね。では、こちらはどうだ?」
部下を蹴散らして自室に戻ったブラッドは、テーブルの上に見るも色鮮やかで愛らしい子供服を広げていた。
当然、身の縮んだ余所者に着用させようと手配した品々である。
とりあえずその中から無難な下着(シャツとパンツ)を選んで身に着けた〇〇が、胡散臭いものを見る目つきで洋服とブラッドを見比べた。
「まさかとおもうけど、ぼすのしゅみだとかいわないでよ?」
「安心しろ、私に幼女趣味はない。これは君のために急遽取り寄せたものだよ」
「……」
「君のあられもない姿をいつまでも人目に晒すわけにはいかないからな」
それにしたって迅速すぎる、と〇〇は不審を隠さない。疑う暇があるのなら、一着でも多く身に着けて披露してほしいものだ。
幼女趣味はないと断言するが、その一方で、中身はそのままで身体だけ子供になってしまった〇〇を弄らずにいられようかと帽子屋はほくそ笑む。
洋服の手配の素早さとて、大部分の本音では自分が楽しみたいがゆえであった。
「私の辞書に不可能という文字はないんだ。これしきのこと、たいしたことはない」
「……なぽれおんか」
呂律の甘い声がぼそっと呟いたとき、勢いよく開いた部屋のドアから三月ウサギが飛び込んできた。
ぴこぴこと長い耳を弾ませる彼の腕には、いくつもの平たい箱が積み上げられている。
「追加を持ってきたぜ、ブラッド!」
「ああ、やっと来たか。エリオット、それをソファーに置いて包装を解け」
「了解、……っと」
がさがさと乱雑に包みを開いたエリオットは、「おっ、これなんかいいんじゃねえか?」と中身を持ち上げてみせた。
淡いクリーム色のワンピースで、広がった袖口にはフリルがあしらわれている。
エリオットはちょいちょいと〇〇を手招いたが、彼女はぶんぶんと首を振って却下した。
「むり、ぜったいむり。なにそのむだなひらひら…!」
「なんで嫌なんだ?あんたにぴったりだと思うんだけどなあ。……ま、まあ、今の格好のままでも十分可愛いけど」
ぽっと頬を染めるエリオットに、幼い子供の下着姿が好きなのかとは誰も問わない。
少しだけ後ずさった〇〇の後ろに回り込んで、ブラッドは背後から別の洋服をあてがった。
「これはどうだ、情熱的で美しい色じゃないか」
「わあ、まっかだー。……きれいだけど、あたしにはちょっと」
「最高級の布地で出来ている。君にふさわしいだろう?」
「ねえ、それっていやみ?それとも、いやがらせ?」
「〇〇、これならどうだ!すっげーうまそうなにんじん色だぜっ!?」
「……いやがらせ、けってい」
こうして洋服攻撃を跳ね返せなかった余所者は、もとの身体に戻るまでの約一週間。
時計塔に帰ることも他の領土へ行くことも許されず、日に五度の着せ替えを強要された。
唯一の救いは愛しのアリスが遊びに来たことだったらしい。
が、「可愛いっ」と抱きしめられても、ウサ耳フード付きの服を着せられた〇〇は、ただ乾いた笑みを作るだけだったという。
end。→あとがき
心の底から息を吐いて安心した彼らは、今度は〇〇と判明した子供に興味津々だった。
突如として、友人である仮にも成人女性が縮んだとあっては無理もないだろう。
「これだから、ぼすのひまつぶしはたちがわるいんだよ。……それ、いや」
「私はなかなか見応えのある余興だったと思うがね。では、こちらはどうだ?」
部下を蹴散らして自室に戻ったブラッドは、テーブルの上に見るも色鮮やかで愛らしい子供服を広げていた。
当然、身の縮んだ余所者に着用させようと手配した品々である。
とりあえずその中から無難な下着(シャツとパンツ)を選んで身に着けた〇〇が、胡散臭いものを見る目つきで洋服とブラッドを見比べた。
「まさかとおもうけど、ぼすのしゅみだとかいわないでよ?」
「安心しろ、私に幼女趣味はない。これは君のために急遽取り寄せたものだよ」
「……」
「君のあられもない姿をいつまでも人目に晒すわけにはいかないからな」
それにしたって迅速すぎる、と〇〇は不審を隠さない。疑う暇があるのなら、一着でも多く身に着けて披露してほしいものだ。
幼女趣味はないと断言するが、その一方で、中身はそのままで身体だけ子供になってしまった〇〇を弄らずにいられようかと帽子屋はほくそ笑む。
洋服の手配の素早さとて、大部分の本音では自分が楽しみたいがゆえであった。
「私の辞書に不可能という文字はないんだ。これしきのこと、たいしたことはない」
「……なぽれおんか」
呂律の甘い声がぼそっと呟いたとき、勢いよく開いた部屋のドアから三月ウサギが飛び込んできた。
ぴこぴこと長い耳を弾ませる彼の腕には、いくつもの平たい箱が積み上げられている。
「追加を持ってきたぜ、ブラッド!」
「ああ、やっと来たか。エリオット、それをソファーに置いて包装を解け」
「了解、……っと」
がさがさと乱雑に包みを開いたエリオットは、「おっ、これなんかいいんじゃねえか?」と中身を持ち上げてみせた。
淡いクリーム色のワンピースで、広がった袖口にはフリルがあしらわれている。
エリオットはちょいちょいと〇〇を手招いたが、彼女はぶんぶんと首を振って却下した。
「むり、ぜったいむり。なにそのむだなひらひら…!」
「なんで嫌なんだ?あんたにぴったりだと思うんだけどなあ。……ま、まあ、今の格好のままでも十分可愛いけど」
ぽっと頬を染めるエリオットに、幼い子供の下着姿が好きなのかとは誰も問わない。
少しだけ後ずさった〇〇の後ろに回り込んで、ブラッドは背後から別の洋服をあてがった。
「これはどうだ、情熱的で美しい色じゃないか」
「わあ、まっかだー。……きれいだけど、あたしにはちょっと」
「最高級の布地で出来ている。君にふさわしいだろう?」
「ねえ、それっていやみ?それとも、いやがらせ?」
「〇〇、これならどうだ!すっげーうまそうなにんじん色だぜっ!?」
「……いやがらせ、けってい」
こうして洋服攻撃を跳ね返せなかった余所者は、もとの身体に戻るまでの約一週間。
時計塔に帰ることも他の領土へ行くことも許されず、日に五度の着せ替えを強要された。
唯一の救いは愛しのアリスが遊びに来たことだったらしい。
が、「可愛いっ」と抱きしめられても、ウサ耳フード付きの服を着せられた〇〇は、ただ乾いた笑みを作るだけだったという。
end。→あとがき