解(ほど)けた先にはなにがある?
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「とっ、ところでひとつ聞きたいことがあったんだ。どうしてあたしを名前で呼ぶの?」
咄嗟の質問だったが、なかなかいい具合だった。ディーとダムはふと足を止めると、不思議そうに首を傾げた。
「名前?」
「“〇〇”って?」
「そ。だってアリスのことは“お姉さん”って呼んでるだろ?」
少し気になっていたことだ。この世界に来て双子に会い、さてどうするだろうと思っていると名前で呼ばれることになっていた。
たしかに“お姉さん”ではアリスと同じでややこしいが、かといって名前で呼ばれるのも不思議な心地がする。
「〇〇も“お姉さん”って呼んでほしいの?」
「いや?むしろ“お兄さん”って呼んでくれ」
と返すと、なんだか妙な顔をされた。何故だ。(“お姉さん”よりも“お兄さん”のほうがしっくりくると思ったのに…)
ディーとダムは顔を見合わせ、頷いた。双子間に成り立つ特殊なコミュニケーション能力でもあるのか、息はぴったりだ。
「やっぱり、〇〇は〇〇でなくちゃ駄目だね」
「そうだね、〇〇は〇〇だね」
できればその結論に達するまでの過程を教えてほしい。と思ったから正直にそう告げると、
「だって、〇〇は〇〇以外の何者でもないじゃないか」
「それはアリスもだろ」
「違うよ。お姉さんはお姉さんだよ。〇〇はお姉さんにはなれないし、お姉さんも〇〇にはなれない」
「だから〇〇は“〇〇”で、お姉さんは“お姉さん”なんだよ」
それはいったいどういう意味だ。ていうかもうなにがなんだかわけがわからなくなった。“〇〇”と“お姉さん”のオンパレードだ。
そもそもこの世界に〇〇の世界の常識や理論は通用しない。それならすべてを深く考えないで受け入れるほうが楽だ。
そう結論付けると、〇〇は「やっとわかった」と納得顔で頷いた。
「――というわけで、無事謎も解決したことだし。敷地内に入れてもらえる?」
「もう行っちゃうの。つまらないよ」
「もう少しここにいてよ」
これも余所者効果なのか、と少し寂しげな顔をする二人を見て思う。
そしてその手に握られている斧が自分に向けられているのを見てまた思う。これは何効果だ。
「ディー…?ダム…?」
「僕達、もっと〇〇と遊びたいんだ」
「付き合ってくれるよね、〇〇?」
お願いじゃない。これはまぎれもなく脅しだ!
じりじりと二人が近づいてくる。キラリと鋭い刃。また身がすくみそうだ。これまでか…と観念しかけたとき、
「――あんたたち、なにやってるの?」
(女神サマ…っ!)
声に振り向けば、その先には青いワンピースにフリルのついた白いエプロンを重ね着した少女の姿。
咄嗟の質問だったが、なかなかいい具合だった。ディーとダムはふと足を止めると、不思議そうに首を傾げた。
「名前?」
「“〇〇”って?」
「そ。だってアリスのことは“お姉さん”って呼んでるだろ?」
少し気になっていたことだ。この世界に来て双子に会い、さてどうするだろうと思っていると名前で呼ばれることになっていた。
たしかに“お姉さん”ではアリスと同じでややこしいが、かといって名前で呼ばれるのも不思議な心地がする。
「〇〇も“お姉さん”って呼んでほしいの?」
「いや?むしろ“お兄さん”って呼んでくれ」
と返すと、なんだか妙な顔をされた。何故だ。(“お姉さん”よりも“お兄さん”のほうがしっくりくると思ったのに…)
ディーとダムは顔を見合わせ、頷いた。双子間に成り立つ特殊なコミュニケーション能力でもあるのか、息はぴったりだ。
「やっぱり、〇〇は〇〇でなくちゃ駄目だね」
「そうだね、〇〇は〇〇だね」
できればその結論に達するまでの過程を教えてほしい。と思ったから正直にそう告げると、
「だって、〇〇は〇〇以外の何者でもないじゃないか」
「それはアリスもだろ」
「違うよ。お姉さんはお姉さんだよ。〇〇はお姉さんにはなれないし、お姉さんも〇〇にはなれない」
「だから〇〇は“〇〇”で、お姉さんは“お姉さん”なんだよ」
それはいったいどういう意味だ。ていうかもうなにがなんだかわけがわからなくなった。“〇〇”と“お姉さん”のオンパレードだ。
そもそもこの世界に〇〇の世界の常識や理論は通用しない。それならすべてを深く考えないで受け入れるほうが楽だ。
そう結論付けると、〇〇は「やっとわかった」と納得顔で頷いた。
「――というわけで、無事謎も解決したことだし。敷地内に入れてもらえる?」
「もう行っちゃうの。つまらないよ」
「もう少しここにいてよ」
これも余所者効果なのか、と少し寂しげな顔をする二人を見て思う。
そしてその手に握られている斧が自分に向けられているのを見てまた思う。これは何効果だ。
「ディー…?ダム…?」
「僕達、もっと〇〇と遊びたいんだ」
「付き合ってくれるよね、〇〇?」
お願いじゃない。これはまぎれもなく脅しだ!
じりじりと二人が近づいてくる。キラリと鋭い刃。また身がすくみそうだ。これまでか…と観念しかけたとき、
「――あんたたち、なにやってるの?」
(女神サマ…っ!)
声に振り向けば、その先には青いワンピースにフリルのついた白いエプロンを重ね着した少女の姿。