唇に銃口を、さあカウントダウン
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胸元を押し返す力の弱々しさに、友人の言った“か弱い”という形容を思い出した。
こんな状態の〇〇を従わせるのに、捻じ伏せるまでもない。どんなにひ弱な男でも容易に女を貪れるだろう。
我慢ならなくなって塞いだ唇をゆっくり離しても、忌々しい名前が再び紡がれることはなかった。
(何故他の男に頼ろうとする。私が、いるだろう)
しかも、よりにもよって白ウサギを頼ろうとするとは。もっとも避けるべき選択だ。
〇〇は自分が以前あの男にどんなに酷い扱いを受けたのか、まるで理解していなかった。
その白い手首や背中から痛ましい痕が消えようとも、ユリウスの目には、あの暴力を通して見えた白ウサギの過激な感情が今も焼きついている。
そしてあのとき、己の中に湧いた殺意もまた、なかったことにはならないのだ。
広間で別れた後、なにがあったのか。見ていなくとも現状がすべてだろう。
苛まれる〇〇の様子から考えて、おそらく彼女は誰かに媚薬を飲まされた。
歯を食いしばって声を殺そうとする〇〇を見るのは、いたたまれず、もどかしかった。
誰が彼女をこんなふうにしたのかは今は重要ではなく、この〇〇が誰かの手に落ちることこそ問題だった。
「〇〇……」
「ぐっ…ぅ、ん…っ」
昂りのあまり、頬が涙で濡れている。短く切り揃えられた爪を、柔肌に食い込ませて。
つらいのだろう。苦しいのだろう。意思に反する情欲に攻め立てられるなど。
このまま一人放置するのは簡単だ。〇〇も理性ではそれを望んでいる。しかし。
一度、きつく目蓋を閉じる。開いた瞳は心を決めた強さと、僅かな後ろめたさを秘めていた。
ユリウスはドレスの上に完全に覆い被さり、〇〇の髪飾りを外しながら、届くかわからない言葉を耳に流し込む。
「すぐに、楽にしてやる。……深く考える必要も、なにかを見る必要もない」
男の手でなければ得られない快楽もあるに違いない。これは単なる自慰の手助けだ。
己の正当性を繰り返し念じて、ユリウスはスーツの胸元から白いハンカチーフを取り出した。
きっちり畳まれていたそれを広げ、雑に細く絞ると、目を隠すように〇〇の頭に巻きつける。
「やっ、だ…な、に…っ…!」
「好きな男のことでも思い浮かべるといい…」
自分で言いながら、小さな痛みを覚えて顔を顰める。
気づかないふりをしたユリウスは、一刻も早く解放してやろうと、荒々しく浮き沈みする身体に手を伸ばした。
こんな状態の〇〇を従わせるのに、捻じ伏せるまでもない。どんなにひ弱な男でも容易に女を貪れるだろう。
我慢ならなくなって塞いだ唇をゆっくり離しても、忌々しい名前が再び紡がれることはなかった。
(何故他の男に頼ろうとする。私が、いるだろう)
しかも、よりにもよって白ウサギを頼ろうとするとは。もっとも避けるべき選択だ。
〇〇は自分が以前あの男にどんなに酷い扱いを受けたのか、まるで理解していなかった。
その白い手首や背中から痛ましい痕が消えようとも、ユリウスの目には、あの暴力を通して見えた白ウサギの過激な感情が今も焼きついている。
そしてあのとき、己の中に湧いた殺意もまた、なかったことにはならないのだ。
広間で別れた後、なにがあったのか。見ていなくとも現状がすべてだろう。
苛まれる〇〇の様子から考えて、おそらく彼女は誰かに媚薬を飲まされた。
歯を食いしばって声を殺そうとする〇〇を見るのは、いたたまれず、もどかしかった。
誰が彼女をこんなふうにしたのかは今は重要ではなく、この〇〇が誰かの手に落ちることこそ問題だった。
「〇〇……」
「ぐっ…ぅ、ん…っ」
昂りのあまり、頬が涙で濡れている。短く切り揃えられた爪を、柔肌に食い込ませて。
つらいのだろう。苦しいのだろう。意思に反する情欲に攻め立てられるなど。
このまま一人放置するのは簡単だ。〇〇も理性ではそれを望んでいる。しかし。
一度、きつく目蓋を閉じる。開いた瞳は心を決めた強さと、僅かな後ろめたさを秘めていた。
ユリウスはドレスの上に完全に覆い被さり、〇〇の髪飾りを外しながら、届くかわからない言葉を耳に流し込む。
「すぐに、楽にしてやる。……深く考える必要も、なにかを見る必要もない」
男の手でなければ得られない快楽もあるに違いない。これは単なる自慰の手助けだ。
己の正当性を繰り返し念じて、ユリウスはスーツの胸元から白いハンカチーフを取り出した。
きっちり畳まれていたそれを広げ、雑に細く絞ると、目を隠すように〇〇の頭に巻きつける。
「やっ、だ…な、に…っ…!」
「好きな男のことでも思い浮かべるといい…」
自分で言いながら、小さな痛みを覚えて顔を顰める。
気づかないふりをしたユリウスは、一刻も早く解放してやろうと、荒々しく浮き沈みする身体に手を伸ばした。