不老不死
ハイネの日記(カードワースパロ)
1.ゴブリンの洞窟
宿の親父のすすめでゴブリンに再戦してきた。 前回と違って仲間がいたので依頼は達成できたが、とても疲れた。洞窟の奥で大量のゴブリンに襲われたときは本当に死にかけた。なんとか敵を全滅させた時に最後まで立っていた仲間は1人だけで、私を含めほぼ全員が瀕死。たかがゴブリン退治で?と親父に驚かれたが、こっちは駆け出しなのだから大目に見てほしい。
受け取ったspは全員で山分け。命を懸けたのに私の取り分は雀の涙程だった。冒険者はブラックだ。とほほ…
2.家宝の鎧
妖魔が住み着いたという山荘に依頼者と同行。「命よりも大切な」家宝の鎧の回収が目的だったが、不運にもその鎧はオークが装備していた。 特に苦もなく討伐は完了。オーク臭くなった(おまけに私がノミまみれにしてやった)家宝の鎧を、依頼者は悲しげな面持ちで抱えていた。 ともあれ、きちんと報酬を貰って満足だ。貴族らしく金払いの良い、そして気の毒なおっさんだった。また依頼しに来てほしい。
3.見えざる者の願い
都市カルパチアである屋敷の調査依頼を受ける。途中で魔法学院の女学生も仲間に加わり、廃屋を探索。すると魔道師を名乗る老人の霊が現れた!いつの間にか幽霊の依頼を受けることになり、隠蔽装置で屋敷の姿を消すことに。
仕方が無いので、本来の依頼者には屋敷はなかったと伝えた。依頼失敗だったが、それなりの額を貰えた。 見た目通り太っ腹なおっさんだった。もし依頼達成したらどれだけ貰えたのだろうとかは考えないことにする。
女学生とは街でお別れした。なんかこっちに気がありそうだったから、お茶に誘えば良かったかも。
4.夏風邪は馬鹿が引く
仲間の1人が珍しく風邪を引いたため、5人で下水道掃除に行くことになった 。1人少ないからかいつもより苦労した気がする。熱で苦しむ仲間のために、我々は風邪に効くという木の実や根っこ、暇つぶし用のエロ本などを買って帰った。お土産を貰って彼女はおおむね喜んでいた。私のやつは壁に叩きつけられてたけど。私がこんなに気を回してやったのだから早く元気になって欲しい。
5.ジェーンの経営術
街に新しくできたカレー屋に行った帰りに、ジェーンという胡散臭い女に絡まれた。そしてなんやかんやあり、気がつくと我々はカサドーラでオックス狩りに奔走し、ジャングルでスパイスを探していた。手に入った食材で作ったカレーはとても美味しかった。ジェーンはそれでカレー屋を営業(なぜか私も手伝わされた)したが、結局廃業した。人気カレー屋の隣に建てたのが悪いと思う。
6.豚の穴蔵
600spの報酬につられてオークの討伐に行った。 ゴブリンの洞窟とは違い、オークのねぐらはそれはもう、すごく汚い。 脂、糞尿、泥、血、蝿、死骸!獣臭、アンモニア臭腐敗臭と悪臭のバーゲンセール。オーク自体意外に強くててこずったし、正直言って割に合わない仕事だったと思う。もう行きたくない。
7.教会の妖姫
親父のおつかいで宗教都市ラーデックに行ったときの出来事。領主の息子の依頼で、教会に住んでいた少女の行方の捜索を頼まれ、街を調査。そこで明らかになったのは、少女が妖魔と人間との合の子だったということだ。彼女の祖父である司教が、領主ぐるみで教会に匿っていたそうだが、その平穏が長く続くはずもない。妖魔が人に紛れて暮らすのは非常に難しいのだ。
今は亡き司教が領主の息子に宛てた手紙は現在私がかっている。というのも、彼は少女とともに街を発ってしまい、行方知らずだからだ。いつか手紙を渡せる日は来るのだろうか。
8.眠りの森
雨から逃れるため、近くの古びた教会に屋根を借りた。夜中に目を覚ますと、明滅する不思議な光が目を引いた。 導かれるように聖堂に行けば、地下にて化け物を発見した。退治し終えるとその部屋からいくつもの淡い光が溢れだし、天へと昇っていった。 その時「ありがとう」と言う声が私の仲間には聞こえたらしい。
9.ジェーンの三毛猫狂想曲
屑鉄通りの下水道で猫集め。捕まえた6匹の猫は、高値で買ってくれる人が来るまで親綺亭内に放逐しておく。親父の許可は取ってない。
恐ろしかったのは下水道の出入り口にいつのまにかキマイラが鎮座していたことだ。なんやかんやあってとなって私が囮になって仲間を逃がすことに。キマイラと命がけの追いかけっこで背中と髪がチリチリになった。前からちょっと思ってたけど、リーダーの扱い悪くない?あとペットショップ店員のおばさんが美人だった。
10.ジェーンと一緒
ジェーンから持ち掛けられた儲け話が珍しく良さげだと思ったので、仲間を引き連れて山に行ったら、魔物どもの縄張り争いに巻き込まれてしまった。驚くことに奴らは人語を介していたので、意思疎通し、一緒にミノタウロス狩りしていたら仲良くなった。ちなみにジェーンの勘違いで儲け話はパァになった。
11.天国に届く手紙
どこかに埋めた宝箱を掘り起こして欲しいとの依頼。依頼者はおばあさんで、埋めた場所をはっきりと覚えていなかった。そのため発見に時間がかかってしまった。見つけた宝箱を持ち 帰った時には、彼女は既に息を引き取っていた。宝箱の中には手紙が入っていたので、孫の提案で火に焚べた。天国で読めるように、とのことだ。
12.鳥の歌が聞こえない
親綺亭の馴染み客から、アダンの村への護衛依頼。護衛自体は無事完了。村では、近隣の森で失踪事件が相次いでいることを聞いた。森に入ると、なんと木々に襲われた!森そのものが魔物だったのだ!我々は森を焼き払って脱出に成功。森は消失したが、これで人や動物が襲われることはないだろう。
13.墓守の苦悩
カルバチアのとある墓地で発生している死体消失事件の調査。夜中に墓地を監視していると、死体がゾンビとなって墓から出てきた。移動するゾンビの後を追うと洞窟を発見し、そこに死霊術師の男がいた。男は自らもゾンビになって襲ってきたが返り討ちにしてやった。洞窟内に囚われていた少女は司教の娘で、司教は脅されて事件に関わっていたという。事件解決!
14.遺跡に咲く花
ほとんど現存しないと言われる貴重な花を探しに遺跡を調査。謎の技術で動く凝った仕掛けを解いて進むと、超オーバーテクノロジー…SFモノでよく見る円柱ガラスの培養槽の中に1輪だけ花が咲いていた。遠慮なくガラスをぶっ壊してミッションコンプリート。他にも変な蜂とかでかいムカデとかいたが、一番驚いたのは依頼人が18歳だったということ。
15.ころばぬ先のほにゃららら
朝から依頼があるというのに仲間の1人が寝坊。そのうえ荷造りも済んでないときた!「急いで準備するわ」とか言って1階に降りてきた時に持っていた荷物はナイフと傷薬だけだった。今回は2、3日の遠出だって言ってたはずなんだけど。まあ、あれはアホだから仕方ないね。
16.大猿岩
特別な鏡を求めて訪れた村には奇妙な大岩が!森奥で鏡を手に入れ、それを餌に大岩を置いた犯人をおびき出して成敗したが岩は消えない。そんなこんなで日没が来ると岩が魔物に大変身。あわや惨事と思いきや突然鏡が発光。魔物は岩へと逆戻りし、その隙に崖から落として粉砕。村には平和が戻った。あと鏡はきちんと返還した。
17.コボルトの洞窟
マルパッチョが親綺亭入り。冒険者の宿で生活させるのは教育に悪いかなと思うが、あの洞窟でずっと暮らすよりはマシだろう。本人も外の世界を知りたがってたし。ただ勝手に連れてきてなんだけど、世話は親父に任せる。
おまけに精霊が呼べるようになった。メルーナーとかいう名前のウンディーネで、役に立つかはわからない。
メモ:マルパッチョ…コボルト語で『コボルトの子』の意。
18.めのう巡り
あのめのうは呪いの品だったに違いない。たった1つの小さな宝石を巡っていくつもの被害が出て、私自身危うく崖から落ちかけたのだから!
それと改めて思ったが、相手が盗賊といえども容赦なく殺すのはちょっとどうかと思う。私が平和ボケしているだけであるが。
19.奇塊
地下の下水道で、魔物を退治したら詰まっていた下水が大量に流れ込んできて糞まみれになった。汚物を被る経験は久しかったので思った以上に気持ち悪かった。風呂に入ったのに今だに臭いを感じるのは気の所為では無いだろう。
リューンは下水道技術が発達しているおかげで、衛生環境はかなり整っている。下水道をいつも掃除してくれる職員の皆に感謝。
20.ジェーンと黄金の魚
ジェーンと黄金の魚を探しに東の国ラクヨオへ。黄金の魚はただの金魚だったので彼女はガッカリしていた。私はリューンに売ってる物を転売して小銭を稼げたので今回は不満なし。あと白澤(美女)が召喚出来るようになった。
21.賢者の選択
我々の選択は果たして正しかったのだろうか。カナン王の怒りを沈め、村人の愚行をゆるして貰えたことは良い結果と言えるだろう。しかし代わりに村の存亡を救った呪術師は死んだ。手を掛けたのは他ならぬ我々である。村長の疲弊しきった顔はまるでカナナン村の将来を暗示するかのようだった。というのも…いや、余計な心配はやめておこう。村に当分の平穏が訪れたことは間違いないのだから。
22.旧き沼の大蛇
仲間に魚人族の言語を解読できるやつが居て驚いた。聖なる炎でヒドラ焼きをしたので首の再生が無くさくっと退治完了した。ところでヒドラと言えばヤマタノオロチに似ている。ヤマタノオロチを斬ると体内から草薙の剣がでてきた話は有名だ(一部の国では)。ということでヒドラの身体を斬ってみないかと提案したら軽くあしらわれて終わった。1人ではきついのでやむなく断念。きっとすごい宝が見つかったに違いないのに…
23.リューンポリタン美術館
夜中の美術館でマジックアイテムと格闘。凶悪な美術品もいて対処に苦労したが、全館内貸し切りでゆっくり鑑賞出来たのは悪くない。今まで誰も抜いたことのない剣を私が抜いてみせた時はとても誇らしかった。が、翌日館長に報告すると、馬鹿力で抜けただけだと言われた。ひょっとして私は選ばれし者なのでは…!?とドキドキした気持ちを返して欲しい。
24.魔導士マシケの秘薬
おやじの強い勧めである依頼を受けた。依頼人は丁寧な対応をしてくれたが、用意の周到さがいかにも怪しい…のだが特に何もなく終わった。我々が作成した秘薬が一体何だったのかも分からずじまいだ。
ところで、さっきから親父の機嫌が良い。何かあったのだろうか?
25.階下に潜むモノ
アケビ村の依頼にて、嵐を沈めるため海精の神殿に行く。バジリスクの石化に怯えつつ地下に行き、海魔の親玉を倒した。海の精霊(清楚系美人だった)にも感謝された。
26.聖夜の守護者
本日は聖夜につき、親綺亭の皆は飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。ただ、我らがスーパー何でも屋の切り込み隊長は門衛の仕事でここには居ない。哀れな男の分まで存分に楽しむとしよう。七面鳥が美味しい。
27.桜にさらわれる
タダで酒が飲めると聞いて花見に参加した。花吹雪が幻想的だなあと思っていたら桜の木に連れ去られた。桜の主?の少女の頼みで山に住み着いた特定外来生物を駆除。侵入者の親玉はクトゥルフ神話にかぶれたローブ男を撃破して依頼は完了した。大量の小判(純金だ!)を貰って最高の気分でお花見を堪能した。
28.Gillotine
その村は酷く貧しい、しかし争いの無い平和な村だった。食糧の消費を抑えるために、村で生活する村人の数は決められており、人が一人増えればくじ引きで一人殺されるのが規則だった。村人は誰もが掟を固く守り、また、それによって村に平等と平和がもたらされると確信していたのだ。
死に体の私を(掟を破る行為と知りながら)匿い、献身的に介抱してくれた女性は、結局このことを皆に知られて罰を受けた。私は彼女が首を刎ねられるのを黙って見ていた。もしここで私が彼女の命を助ければ、彼女を含む全ての村人が私を敵視したことだろう。彼女らにとっては死ぬことよりも村の調和を乱すことの方がずっと恐ろしいのだ。
私はその後すぐ村を出た。口止め料として500spを受け取った。もう訪れることは無いだろう。
29.葬儀屋シェリィと不思議の館
葬儀屋の娘シェリィの依頼で、死体探しに屋敷を捜索。金目のものが沢山手に入ったので懐が温かい。死体は無事発見、庭に埋葬された。ところで近々この屋敷に新たに死体が生まれそうな気がしているが多分気のせい。
30.一週間
宿に残っている微妙な依頼を一週間でまとめて消化。魔法の実験台になったり、重い荷物を背負って山を登ったり、魔物退治したり、無限の宝石を盗まれたりした。それぞれの結果はぼちぼちだが、親父から1000spと酒を奢ってもらったので良し。
31.魔女の依頼
魔女の娘の病に効く薬草採集中に、喋る骨と雑談した。酒好きを名乗っておきながら葡萄酒は嫌いとは何事だ!…と思ったが仲良くなり、綺麗な白い花を貰った。百合の花に似ている。折角だから魔女に見せると、どうやら好きな花だったらしい。陰鬱な顔が僅かに安らいだように見えた。笑うとさぞかし美人なことだろう。
32.杖の行方
まさか賢者の杖の落とし主が現れるとは!こんな便利な代物を安々と返せるわけがないので押し問答していると、親父のフォローで材料を集めてもう一本作ることになった。最終的にできたのはビームソードだったが、結果としては杖を返さずに済んだのでよかった。
33.代書人エルザとしののめの塔
代書人の少女エルザから護衛の依頼。一緒にとある塔に行ったところ、謎解きが多くて大変だった。エルザにヒントを教えてもらって最上階に辿り着けた。敵いないし依頼人は1人で謎解けそうだしで、ひょっとして私は用無しだったのでは…
34.局外者
酒の席でこんな話を聞いた。数年前、親綺亭でとあるパーティが壊滅したそうだ。その6人はそこそこ腕が立つメンバーで、彼らの受けていた依頼も低級妖魔の討伐という簡単なものであったが、帰ってきたのはたった1人だったという。私達のような冒険慣れしてきた連中にはいい教訓だった。
例の生き残りはあの白髪の冒険者らしい。実はまだ1度も会話したことがない。ちょうどいい機会だし、今度話しかけてみようかな。
35.オリストゴールの森
依頼人の息子ロビンを一人前の狩人にするために狩りを教えてやることに。…といってもウチのパーティは狩りの素人ばかり(親父の人選ミスに違いない)なので、よく銃をぶっ放している仲間に世話は任した。森の最奥には明らかにやばい獣がいたが、手ほどきを受けて調子が上がったロビンの矢で血達磨になって死んだ。ちなみに彼はとどめに魔法の矢(とても強い)を打っていた。狩人よりも魔術師の方が絶対向いてる。
いつの間にかロビンが親綺亭入りを果たしていた!冒険者の宿は子どもが来るところじゃないんだけどなあ…親父に面倒見てもらうか。
36.城は海へと溶けゆく
仲間が山師にぼったくられて手に入れてきた怪しい古文書をもとに、ルルウェル村の奇岩城に来た。城は半分ほど海に沈み込んでおり、探索には潮の引き具合が重要なほど。どうやら城に住む小さな虫が岩を穿孔するため、城は徐々に崩れていっているらしい。栄衰という言葉が頭を過る。
ノリで獲ってきたフナムシどうしよう。
37.ヒバリ村の救出劇
魔物に連れ去られた少女救出のためヒバリ廃坑へ。中はひどい有様で、ゴブリンのむごい死骸が大量に積み重なっていた。生き残りのゴブリンは部屋の隅で震えており、哀れに思えるほど。また、残念ながら少女の父親の遺体も発見された。
ゴブリンを壊滅状態に追いやった正体はトロールだった。坑道奥にて少女を無事発見し村に戻ろうとすると、出入り口で血塗れのトロルと遭遇した。しかし想定は出来ていたので、奴の強力な再生能力を炎で封じ、殺すことができた。
少女を救出し、人々からおおいに感謝された。照れくさいが、人助けは気持ちがいいものだ。ヒバリ村はいい人ばかりだったので、また訪れたい。
38.施錠された小屋
小屋の掃除を頼まれ、部屋に入った途端閉じ込められた。狭い密室に6人でむさ苦しい。物を壊すと報酬が減るので慎重に探索。うっかり鏡に触れて鏡の中に閉じ込められたり、ふかふか布団でうたたねしたりもしたが、優秀な仲間によって魔法が解かれ、脱出に成功できた。
39.床下の健啖家
でっかいスライム。生ごみを処理してくれる便利な生き物。しかし依頼人が分解できないごみを大量に放り込んだため、スライムを退治するときそれが体内からビュンビュン飛んできた。火晶石がこっちに来て爆発したときが一番危なかった。
40.ホーム、スイートホーム
魔法が解かれると、綺麗な屋敷はごみに塗れ、小さな少女はボケの進行した老婆へと変わった。老婆は幻術で少女時代の生活を営んでいたようだ。彼女は独り身だったため介護施設に送られた。なんともわびしい話だ。
41.B.U.Gallery
仲間と一緒にベンジャミン・アンダーヒル展を観に行った。まるで生きているかのように躍動感溢れる、不気味にすら感じる彫刻の数々。
帰ろうとすると入り口の扉が開かず、周りの人々の様子もおかしい。美術館の奥に行くと、アンダーヒル氏本人が作品を制作していた。間違いなく、この世のものではない。彼は変化を拒み、停滞を望んだらしい。彼に対する忌避感、あるいは同族嫌悪は正しい脱出口へと私を導いた。かくしてU氏は死に絶え、彼のユートピアは消え去り、我々は日常に戻ることが出来たのだ。私の認知が歪んでいないのならば。
42.悪魔憑き
またの名を痴呆症。排他的で隠蔽体質のロウガイ村に余所者が来ても良いことはないだろう。
43.竜殺しの墓
聖北の英雄譚にて登場する人食いの古竜ツガティグエが、実は人々の繁栄に貢献する水竜だったと信じられる者はどれだけいるだろう。人知を超える竜という存在はただそこにいるだけで人々が勝手に騒ぎ立てるものだ。ある者は強大な力を恐れ排除しようとし、またある者はその力から生じる現象を恩恵を呼び崇める。意見の相違によって争いあう。竜にとってはさぞ迷惑な話だろう。人が自らの価値観で益害や善悪を断ずる行為は傲慢に他ならない。ただし、私はそれを悪いこととは思わない。
42.魚人の村
魚人族の英雄が使っていたという槍を求めてとある村に。村の近くの洞窟で大蛇を倒すと、奥には魚人族の遺跡があり槍を発見。ただ、その後村人との交渉(詳細は伏せる)で槍を手放すことになった…
まあ、魚人語辞典が手に入ったのでよしとする。今度アレトゥーザの商人に渡すつもり。
追記:↑コレ違うやつだったっぽい
43.ザベリヤ村の攻防戦
城壁を持つザベリヤ村に立て籠もりオークの軍団と対決。私は城門担当で、援軍が来るまで全力で扉を押さえ、敵が村内になだれ込まないようにしていた。体に伝わる衝撃はとても恐ろしかった。
人種の違いがあるように、オークにも種類があることを改めて思い知った。リヒャルト卿の屋敷にいた奴らは純粋な乱暴者で、しかし低能ゆえの愛嬌があった。今回の奴らは極めて悪質。なまじ知性があり、そのため他種族への侮辱的な悪意と残酷性があった。壊滅した隣村にて発見された多くの遺体はむごたらしい有様で、唯一の生き残りの女性も心身共に深い傷を負った状態。一部の例外はあれど、やはり魔物に容赦してはならないんだなあと実感。
44.溶け落ちた悪夢
まさか大悪魔を斃す日が来ようとは!屋敷の住人と、屋敷に立ち入った騎士を残さず食い尽くした食人悪魔カニバル。くまなく調査したことで、屋敷に起こった悲劇と悪魔の詳細を知ることが出来た。犠牲になった人々がいくつもの情報を我々へ遺そうとしてくれたからこそ、悪魔を弱体化させ斃すことが出来たのだ!途中、何度も帰りたいと思ったが(夜に悪魔と鉢合わせたときとか)、最善の形で依頼を達成できてよかった。ネージュの人達に感謝され持て囃され、気分は英雄だ!
45.最果ての魔女
最果ての塔に住む魔女の討伐。魔女は不思議な軟膏で護衛を何度でも生き返らせるので、埋伏作戦を実行。私達が派手な戦闘を繰り広げている間に、潜伏する仲間に軟膏を盗んで貰った。無事に魔女を倒し、斬り落とした首は(気味が悪い!)教会に引き渡した。魔女には悪いが、聖北に恩を売れた上に大金も貰えて嬉しい。
46.Sad in Satin
大金が絡んだ冒険者の力は伊達じゃない。ゾンビの蔓延る洞窟を礼服を汚さずして完全突破した時のように。蝶のように舞い脱兎の如く駆け抜ける我々の華麗な姿を親父にも見てほしかった。
47.時計仕掛けの番犬
魔導師ファラン氏、もといルーシー嬢の依頼で彼女の作ったスチームゴーレムと対戦。生活を楽にするための技術らしいが、どうみてもあのゴーレム達は戦闘用にしか見えない。
48.冒険者と未亡人
依頼に行った仲間が夜になって帰ってきた。聞くと、依頼人の家で手料理を振る舞われたらしい。たしか依頼者は綺麗な未亡人だったはずだ。羨ましい野郎だと言ったらそいつは微妙な顔をしながらコーヒーを啜っていた。なんなんだ?
49.スティープルチェイサー
先日リューンで開催されたスティープルチェイスで仲間が優勝した!奴は乗馬の心得があるとはいえ、競馬に関してはズブの素人。優勝してしまうとは!予め最短距離の獣道を整備したかいがあったものだ。人馬一体となって森を駆け、川を飛び越える様は手に汗握った。今夜は宴だ!
50.宵闇のセイレーン
ある冒険者が花街の怪物を倒したそうだ。怪物は歌で周囲の人間を魅了する力があったが、冒険者には効かなかったらしい。皆は彼女に強い心と魅力があったからだろうとほめそやしていた。
という話を本人から聞かされた。そんなに誇らしげにされても反応に困るし、魅了が効かなかったのは同族だからだと思う。
51.鏡の山の食人鬼
いろいろ悪い噂を聞くあのクドラ教の事件に偶然なれど初めて関わった。クドラ教信者はかつてクドラの王国があった街に新たな楽園を築き上げようとしていたのだ。ちなみに街の人達は自分たちの祖先がクドラ信仰者であると知らない。我々が聖地である鏡の山の調査を終え村に戻ると、人々が目を輝かせながら先祖が何者だったが聞きたがった。流石に真実を言うのは憚られるので、よくわかりませんでしたということにしておいた。
52.逆転判決 〜スカーフの少女
弁護士として無実の罪を着せられた少女の無罪判決を勝ち取った。弁護なんてただの冒険者に出来るわけないし、今回は一人旅で、頭のいい仲間がいなかったので、本当は依頼を断ろうと思っていた。結局は報酬に吊られて引き受けてしまったが、これで依頼失敗してたら私の名声が地に落ちていたことだろう。口先と勘には少々自身があるが、やはり慣れないことはするものではない。
53.麗しき醜女
顔が醜く生まれた者は大変だなあと思った。沈魚落雁の容姿を持つこの私には一生理解できないことだろう。ところで、依頼人に貰った惚れ薬をどう使ったら面白いかな。
54.ジェシカ
先日、ある新婚夫婦が親綺亭を訪れた。親父との会話を聞いてると、2人は私の相方にいたく感謝しているようだった。「私達が幸せになれたのはあの人のおかげです」だと。きざな男め、恋のキューピットにでもなったつもりか。
55.死んだ小鳥の籠と夜
眼帯女が1万もの銀貨を持って帰ってきた。依頼の報酬と言っていたが、あまりにも高額すぎる。パーティ資金より多い。絶対に何か良からぬことに手を染めてる。裏社会に入り浸っていてもおかしくない人間なのだ、あの小娘は。頼むからスーパー何でも屋には迷惑かけないで欲しい。怖いから本人には言わないけど…
56.金に目が眩む罪人よ
尊い犠牲によって十万spが懐に転がり込んだ!溜まりに溜まったツケを返済し、残りはスーパー何でも屋の皆と(1人欠員)世界食べ歩き飲み歩きツアーで豪遊した。ああ楽しかった!さて、そろそろ豚箱に入った哀れな子に業務連絡でもしに行こうかね。
57.ジェーンとニンニクと吸血鬼と
吸血鬼がいると聞いてやってきた街は賑やかで、商魂逞しいと思っていた。しかし聞き込みをするとどうも怪しい。町長に問い詰めた結果、ただのヤラセだということが発覚し、吸血鬼はただの魔術師だった。街の振興ねらいなのは同情するが…。うーん、でも妙な気配を感じた気がしたんだけどなあ。
58.華麗なるハイヒール
仲間が盗賊に捕まったていうから急いで助けに来たのに、当の本人は呪いのハイヒールでわがまま女王様になって盗賊団を踏みつけてた。心配して損した。
1.ゴブリンの洞窟
宿の親父のすすめでゴブリンに再戦してきた。 前回と違って仲間がいたので依頼は達成できたが、とても疲れた。洞窟の奥で大量のゴブリンに襲われたときは本当に死にかけた。なんとか敵を全滅させた時に最後まで立っていた仲間は1人だけで、私を含めほぼ全員が瀕死。たかがゴブリン退治で?と親父に驚かれたが、こっちは駆け出しなのだから大目に見てほしい。
受け取ったspは全員で山分け。命を懸けたのに私の取り分は雀の涙程だった。冒険者はブラックだ。とほほ…
2.家宝の鎧
妖魔が住み着いたという山荘に依頼者と同行。「命よりも大切な」家宝の鎧の回収が目的だったが、不運にもその鎧はオークが装備していた。 特に苦もなく討伐は完了。オーク臭くなった(おまけに私がノミまみれにしてやった)家宝の鎧を、依頼者は悲しげな面持ちで抱えていた。 ともあれ、きちんと報酬を貰って満足だ。貴族らしく金払いの良い、そして気の毒なおっさんだった。また依頼しに来てほしい。
3.見えざる者の願い
都市カルパチアである屋敷の調査依頼を受ける。途中で魔法学院の女学生も仲間に加わり、廃屋を探索。すると魔道師を名乗る老人の霊が現れた!いつの間にか幽霊の依頼を受けることになり、隠蔽装置で屋敷の姿を消すことに。
仕方が無いので、本来の依頼者には屋敷はなかったと伝えた。依頼失敗だったが、それなりの額を貰えた。 見た目通り太っ腹なおっさんだった。もし依頼達成したらどれだけ貰えたのだろうとかは考えないことにする。
女学生とは街でお別れした。なんかこっちに気がありそうだったから、お茶に誘えば良かったかも。
4.夏風邪は馬鹿が引く
仲間の1人が珍しく風邪を引いたため、5人で下水道掃除に行くことになった 。1人少ないからかいつもより苦労した気がする。熱で苦しむ仲間のために、我々は風邪に効くという木の実や根っこ、暇つぶし用のエロ本などを買って帰った。お土産を貰って彼女はおおむね喜んでいた。私のやつは壁に叩きつけられてたけど。私がこんなに気を回してやったのだから早く元気になって欲しい。
5.ジェーンの経営術
街に新しくできたカレー屋に行った帰りに、ジェーンという胡散臭い女に絡まれた。そしてなんやかんやあり、気がつくと我々はカサドーラでオックス狩りに奔走し、ジャングルでスパイスを探していた。手に入った食材で作ったカレーはとても美味しかった。ジェーンはそれでカレー屋を営業(なぜか私も手伝わされた)したが、結局廃業した。人気カレー屋の隣に建てたのが悪いと思う。
6.豚の穴蔵
600spの報酬につられてオークの討伐に行った。 ゴブリンの洞窟とは違い、オークのねぐらはそれはもう、すごく汚い。 脂、糞尿、泥、血、蝿、死骸!獣臭、アンモニア臭腐敗臭と悪臭のバーゲンセール。オーク自体意外に強くててこずったし、正直言って割に合わない仕事だったと思う。もう行きたくない。
7.教会の妖姫
親父のおつかいで宗教都市ラーデックに行ったときの出来事。領主の息子の依頼で、教会に住んでいた少女の行方の捜索を頼まれ、街を調査。そこで明らかになったのは、少女が妖魔と人間との合の子だったということだ。彼女の祖父である司教が、領主ぐるみで教会に匿っていたそうだが、その平穏が長く続くはずもない。妖魔が人に紛れて暮らすのは非常に難しいのだ。
今は亡き司教が領主の息子に宛てた手紙は現在私がかっている。というのも、彼は少女とともに街を発ってしまい、行方知らずだからだ。いつか手紙を渡せる日は来るのだろうか。
8.眠りの森
雨から逃れるため、近くの古びた教会に屋根を借りた。夜中に目を覚ますと、明滅する不思議な光が目を引いた。 導かれるように聖堂に行けば、地下にて化け物を発見した。退治し終えるとその部屋からいくつもの淡い光が溢れだし、天へと昇っていった。 その時「ありがとう」と言う声が私の仲間には聞こえたらしい。
9.ジェーンの三毛猫狂想曲
屑鉄通りの下水道で猫集め。捕まえた6匹の猫は、高値で買ってくれる人が来るまで親綺亭内に放逐しておく。親父の許可は取ってない。
恐ろしかったのは下水道の出入り口にいつのまにかキマイラが鎮座していたことだ。なんやかんやあってとなって私が囮になって仲間を逃がすことに。キマイラと命がけの追いかけっこで背中と髪がチリチリになった。前からちょっと思ってたけど、リーダーの扱い悪くない?あとペットショップ店員のおばさんが美人だった。
10.ジェーンと一緒
ジェーンから持ち掛けられた儲け話が珍しく良さげだと思ったので、仲間を引き連れて山に行ったら、魔物どもの縄張り争いに巻き込まれてしまった。驚くことに奴らは人語を介していたので、意思疎通し、一緒にミノタウロス狩りしていたら仲良くなった。ちなみにジェーンの勘違いで儲け話はパァになった。
11.天国に届く手紙
どこかに埋めた宝箱を掘り起こして欲しいとの依頼。依頼者はおばあさんで、埋めた場所をはっきりと覚えていなかった。そのため発見に時間がかかってしまった。見つけた宝箱を持ち 帰った時には、彼女は既に息を引き取っていた。宝箱の中には手紙が入っていたので、孫の提案で火に焚べた。天国で読めるように、とのことだ。
12.鳥の歌が聞こえない
親綺亭の馴染み客から、アダンの村への護衛依頼。護衛自体は無事完了。村では、近隣の森で失踪事件が相次いでいることを聞いた。森に入ると、なんと木々に襲われた!森そのものが魔物だったのだ!我々は森を焼き払って脱出に成功。森は消失したが、これで人や動物が襲われることはないだろう。
13.墓守の苦悩
カルバチアのとある墓地で発生している死体消失事件の調査。夜中に墓地を監視していると、死体がゾンビとなって墓から出てきた。移動するゾンビの後を追うと洞窟を発見し、そこに死霊術師の男がいた。男は自らもゾンビになって襲ってきたが返り討ちにしてやった。洞窟内に囚われていた少女は司教の娘で、司教は脅されて事件に関わっていたという。事件解決!
14.遺跡に咲く花
ほとんど現存しないと言われる貴重な花を探しに遺跡を調査。謎の技術で動く凝った仕掛けを解いて進むと、超オーバーテクノロジー…SFモノでよく見る円柱ガラスの培養槽の中に1輪だけ花が咲いていた。遠慮なくガラスをぶっ壊してミッションコンプリート。他にも変な蜂とかでかいムカデとかいたが、一番驚いたのは依頼人が18歳だったということ。
15.ころばぬ先のほにゃららら
朝から依頼があるというのに仲間の1人が寝坊。そのうえ荷造りも済んでないときた!「急いで準備するわ」とか言って1階に降りてきた時に持っていた荷物はナイフと傷薬だけだった。今回は2、3日の遠出だって言ってたはずなんだけど。まあ、あれはアホだから仕方ないね。
16.大猿岩
特別な鏡を求めて訪れた村には奇妙な大岩が!森奥で鏡を手に入れ、それを餌に大岩を置いた犯人をおびき出して成敗したが岩は消えない。そんなこんなで日没が来ると岩が魔物に大変身。あわや惨事と思いきや突然鏡が発光。魔物は岩へと逆戻りし、その隙に崖から落として粉砕。村には平和が戻った。あと鏡はきちんと返還した。
17.コボルトの洞窟
マルパッチョが親綺亭入り。冒険者の宿で生活させるのは教育に悪いかなと思うが、あの洞窟でずっと暮らすよりはマシだろう。本人も外の世界を知りたがってたし。ただ勝手に連れてきてなんだけど、世話は親父に任せる。
おまけに精霊が呼べるようになった。メルーナーとかいう名前のウンディーネで、役に立つかはわからない。
メモ:マルパッチョ…コボルト語で『コボルトの子』の意。
18.めのう巡り
あのめのうは呪いの品だったに違いない。たった1つの小さな宝石を巡っていくつもの被害が出て、私自身危うく崖から落ちかけたのだから!
それと改めて思ったが、相手が盗賊といえども容赦なく殺すのはちょっとどうかと思う。私が平和ボケしているだけであるが。
19.奇塊
地下の下水道で、魔物を退治したら詰まっていた下水が大量に流れ込んできて糞まみれになった。汚物を被る経験は久しかったので思った以上に気持ち悪かった。風呂に入ったのに今だに臭いを感じるのは気の所為では無いだろう。
リューンは下水道技術が発達しているおかげで、衛生環境はかなり整っている。下水道をいつも掃除してくれる職員の皆に感謝。
20.ジェーンと黄金の魚
ジェーンと黄金の魚を探しに東の国ラクヨオへ。黄金の魚はただの金魚だったので彼女はガッカリしていた。私はリューンに売ってる物を転売して小銭を稼げたので今回は不満なし。あと白澤(美女)が召喚出来るようになった。
21.賢者の選択
我々の選択は果たして正しかったのだろうか。カナン王の怒りを沈め、村人の愚行をゆるして貰えたことは良い結果と言えるだろう。しかし代わりに村の存亡を救った呪術師は死んだ。手を掛けたのは他ならぬ我々である。村長の疲弊しきった顔はまるでカナナン村の将来を暗示するかのようだった。というのも…いや、余計な心配はやめておこう。村に当分の平穏が訪れたことは間違いないのだから。
22.旧き沼の大蛇
仲間に魚人族の言語を解読できるやつが居て驚いた。聖なる炎でヒドラ焼きをしたので首の再生が無くさくっと退治完了した。ところでヒドラと言えばヤマタノオロチに似ている。ヤマタノオロチを斬ると体内から草薙の剣がでてきた話は有名だ(一部の国では)。ということでヒドラの身体を斬ってみないかと提案したら軽くあしらわれて終わった。1人ではきついのでやむなく断念。きっとすごい宝が見つかったに違いないのに…
23.リューンポリタン美術館
夜中の美術館でマジックアイテムと格闘。凶悪な美術品もいて対処に苦労したが、全館内貸し切りでゆっくり鑑賞出来たのは悪くない。今まで誰も抜いたことのない剣を私が抜いてみせた時はとても誇らしかった。が、翌日館長に報告すると、馬鹿力で抜けただけだと言われた。ひょっとして私は選ばれし者なのでは…!?とドキドキした気持ちを返して欲しい。
24.魔導士マシケの秘薬
おやじの強い勧めである依頼を受けた。依頼人は丁寧な対応をしてくれたが、用意の周到さがいかにも怪しい…のだが特に何もなく終わった。我々が作成した秘薬が一体何だったのかも分からずじまいだ。
ところで、さっきから親父の機嫌が良い。何かあったのだろうか?
25.階下に潜むモノ
アケビ村の依頼にて、嵐を沈めるため海精の神殿に行く。バジリスクの石化に怯えつつ地下に行き、海魔の親玉を倒した。海の精霊(清楚系美人だった)にも感謝された。
26.聖夜の守護者
本日は聖夜につき、親綺亭の皆は飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。ただ、我らがスーパー何でも屋の切り込み隊長は門衛の仕事でここには居ない。哀れな男の分まで存分に楽しむとしよう。七面鳥が美味しい。
27.桜にさらわれる
タダで酒が飲めると聞いて花見に参加した。花吹雪が幻想的だなあと思っていたら桜の木に連れ去られた。桜の主?の少女の頼みで山に住み着いた特定外来生物を駆除。侵入者の親玉はクトゥルフ神話にかぶれたローブ男を撃破して依頼は完了した。大量の小判(純金だ!)を貰って最高の気分でお花見を堪能した。
28.Gillotine
その村は酷く貧しい、しかし争いの無い平和な村だった。食糧の消費を抑えるために、村で生活する村人の数は決められており、人が一人増えればくじ引きで一人殺されるのが規則だった。村人は誰もが掟を固く守り、また、それによって村に平等と平和がもたらされると確信していたのだ。
死に体の私を(掟を破る行為と知りながら)匿い、献身的に介抱してくれた女性は、結局このことを皆に知られて罰を受けた。私は彼女が首を刎ねられるのを黙って見ていた。もしここで私が彼女の命を助ければ、彼女を含む全ての村人が私を敵視したことだろう。彼女らにとっては死ぬことよりも村の調和を乱すことの方がずっと恐ろしいのだ。
私はその後すぐ村を出た。口止め料として500spを受け取った。もう訪れることは無いだろう。
29.葬儀屋シェリィと不思議の館
葬儀屋の娘シェリィの依頼で、死体探しに屋敷を捜索。金目のものが沢山手に入ったので懐が温かい。死体は無事発見、庭に埋葬された。ところで近々この屋敷に新たに死体が生まれそうな気がしているが多分気のせい。
30.一週間
宿に残っている微妙な依頼を一週間でまとめて消化。魔法の実験台になったり、重い荷物を背負って山を登ったり、魔物退治したり、無限の宝石を盗まれたりした。それぞれの結果はぼちぼちだが、親父から1000spと酒を奢ってもらったので良し。
31.魔女の依頼
魔女の娘の病に効く薬草採集中に、喋る骨と雑談した。酒好きを名乗っておきながら葡萄酒は嫌いとは何事だ!…と思ったが仲良くなり、綺麗な白い花を貰った。百合の花に似ている。折角だから魔女に見せると、どうやら好きな花だったらしい。陰鬱な顔が僅かに安らいだように見えた。笑うとさぞかし美人なことだろう。
32.杖の行方
まさか賢者の杖の落とし主が現れるとは!こんな便利な代物を安々と返せるわけがないので押し問答していると、親父のフォローで材料を集めてもう一本作ることになった。最終的にできたのはビームソードだったが、結果としては杖を返さずに済んだのでよかった。
33.代書人エルザとしののめの塔
代書人の少女エルザから護衛の依頼。一緒にとある塔に行ったところ、謎解きが多くて大変だった。エルザにヒントを教えてもらって最上階に辿り着けた。敵いないし依頼人は1人で謎解けそうだしで、ひょっとして私は用無しだったのでは…
34.局外者
酒の席でこんな話を聞いた。数年前、親綺亭でとあるパーティが壊滅したそうだ。その6人はそこそこ腕が立つメンバーで、彼らの受けていた依頼も低級妖魔の討伐という簡単なものであったが、帰ってきたのはたった1人だったという。私達のような冒険慣れしてきた連中にはいい教訓だった。
例の生き残りはあの白髪の冒険者らしい。実はまだ1度も会話したことがない。ちょうどいい機会だし、今度話しかけてみようかな。
35.オリストゴールの森
依頼人の息子ロビンを一人前の狩人にするために狩りを教えてやることに。…といってもウチのパーティは狩りの素人ばかり(親父の人選ミスに違いない)なので、よく銃をぶっ放している仲間に世話は任した。森の最奥には明らかにやばい獣がいたが、手ほどきを受けて調子が上がったロビンの矢で血達磨になって死んだ。ちなみに彼はとどめに魔法の矢(とても強い)を打っていた。狩人よりも魔術師の方が絶対向いてる。
いつの間にかロビンが親綺亭入りを果たしていた!冒険者の宿は子どもが来るところじゃないんだけどなあ…親父に面倒見てもらうか。
36.城は海へと溶けゆく
仲間が山師にぼったくられて手に入れてきた怪しい古文書をもとに、ルルウェル村の奇岩城に来た。城は半分ほど海に沈み込んでおり、探索には潮の引き具合が重要なほど。どうやら城に住む小さな虫が岩を穿孔するため、城は徐々に崩れていっているらしい。栄衰という言葉が頭を過る。
ノリで獲ってきたフナムシどうしよう。
37.ヒバリ村の救出劇
魔物に連れ去られた少女救出のためヒバリ廃坑へ。中はひどい有様で、ゴブリンのむごい死骸が大量に積み重なっていた。生き残りのゴブリンは部屋の隅で震えており、哀れに思えるほど。また、残念ながら少女の父親の遺体も発見された。
ゴブリンを壊滅状態に追いやった正体はトロールだった。坑道奥にて少女を無事発見し村に戻ろうとすると、出入り口で血塗れのトロルと遭遇した。しかし想定は出来ていたので、奴の強力な再生能力を炎で封じ、殺すことができた。
少女を救出し、人々からおおいに感謝された。照れくさいが、人助けは気持ちがいいものだ。ヒバリ村はいい人ばかりだったので、また訪れたい。
38.施錠された小屋
小屋の掃除を頼まれ、部屋に入った途端閉じ込められた。狭い密室に6人でむさ苦しい。物を壊すと報酬が減るので慎重に探索。うっかり鏡に触れて鏡の中に閉じ込められたり、ふかふか布団でうたたねしたりもしたが、優秀な仲間によって魔法が解かれ、脱出に成功できた。
39.床下の健啖家
でっかいスライム。生ごみを処理してくれる便利な生き物。しかし依頼人が分解できないごみを大量に放り込んだため、スライムを退治するときそれが体内からビュンビュン飛んできた。火晶石がこっちに来て爆発したときが一番危なかった。
40.ホーム、スイートホーム
魔法が解かれると、綺麗な屋敷はごみに塗れ、小さな少女はボケの進行した老婆へと変わった。老婆は幻術で少女時代の生活を営んでいたようだ。彼女は独り身だったため介護施設に送られた。なんともわびしい話だ。
41.B.U.Gallery
仲間と一緒にベンジャミン・アンダーヒル展を観に行った。まるで生きているかのように躍動感溢れる、不気味にすら感じる彫刻の数々。
帰ろうとすると入り口の扉が開かず、周りの人々の様子もおかしい。美術館の奥に行くと、アンダーヒル氏本人が作品を制作していた。間違いなく、この世のものではない。彼は変化を拒み、停滞を望んだらしい。彼に対する忌避感、あるいは同族嫌悪は正しい脱出口へと私を導いた。かくしてU氏は死に絶え、彼のユートピアは消え去り、我々は日常に戻ることが出来たのだ。私の認知が歪んでいないのならば。
42.悪魔憑き
またの名を痴呆症。排他的で隠蔽体質のロウガイ村に余所者が来ても良いことはないだろう。
43.竜殺しの墓
聖北の英雄譚にて登場する人食いの古竜ツガティグエが、実は人々の繁栄に貢献する水竜だったと信じられる者はどれだけいるだろう。人知を超える竜という存在はただそこにいるだけで人々が勝手に騒ぎ立てるものだ。ある者は強大な力を恐れ排除しようとし、またある者はその力から生じる現象を恩恵を呼び崇める。意見の相違によって争いあう。竜にとってはさぞ迷惑な話だろう。人が自らの価値観で益害や善悪を断ずる行為は傲慢に他ならない。ただし、私はそれを悪いこととは思わない。
42.魚人の村
魚人族の英雄が使っていたという槍を求めてとある村に。村の近くの洞窟で大蛇を倒すと、奥には魚人族の遺跡があり槍を発見。ただ、その後村人との交渉(詳細は伏せる)で槍を手放すことになった…
まあ、魚人語辞典が手に入ったのでよしとする。今度アレトゥーザの商人に渡すつもり。
追記:↑コレ違うやつだったっぽい
43.ザベリヤ村の攻防戦
城壁を持つザベリヤ村に立て籠もりオークの軍団と対決。私は城門担当で、援軍が来るまで全力で扉を押さえ、敵が村内になだれ込まないようにしていた。体に伝わる衝撃はとても恐ろしかった。
人種の違いがあるように、オークにも種類があることを改めて思い知った。リヒャルト卿の屋敷にいた奴らは純粋な乱暴者で、しかし低能ゆえの愛嬌があった。今回の奴らは極めて悪質。なまじ知性があり、そのため他種族への侮辱的な悪意と残酷性があった。壊滅した隣村にて発見された多くの遺体はむごたらしい有様で、唯一の生き残りの女性も心身共に深い傷を負った状態。一部の例外はあれど、やはり魔物に容赦してはならないんだなあと実感。
44.溶け落ちた悪夢
まさか大悪魔を斃す日が来ようとは!屋敷の住人と、屋敷に立ち入った騎士を残さず食い尽くした食人悪魔カニバル。くまなく調査したことで、屋敷に起こった悲劇と悪魔の詳細を知ることが出来た。犠牲になった人々がいくつもの情報を我々へ遺そうとしてくれたからこそ、悪魔を弱体化させ斃すことが出来たのだ!途中、何度も帰りたいと思ったが(夜に悪魔と鉢合わせたときとか)、最善の形で依頼を達成できてよかった。ネージュの人達に感謝され持て囃され、気分は英雄だ!
45.最果ての魔女
最果ての塔に住む魔女の討伐。魔女は不思議な軟膏で護衛を何度でも生き返らせるので、埋伏作戦を実行。私達が派手な戦闘を繰り広げている間に、潜伏する仲間に軟膏を盗んで貰った。無事に魔女を倒し、斬り落とした首は(気味が悪い!)教会に引き渡した。魔女には悪いが、聖北に恩を売れた上に大金も貰えて嬉しい。
46.Sad in Satin
大金が絡んだ冒険者の力は伊達じゃない。ゾンビの蔓延る洞窟を礼服を汚さずして完全突破した時のように。蝶のように舞い脱兎の如く駆け抜ける我々の華麗な姿を親父にも見てほしかった。
47.時計仕掛けの番犬
魔導師ファラン氏、もといルーシー嬢の依頼で彼女の作ったスチームゴーレムと対戦。生活を楽にするための技術らしいが、どうみてもあのゴーレム達は戦闘用にしか見えない。
48.冒険者と未亡人
依頼に行った仲間が夜になって帰ってきた。聞くと、依頼人の家で手料理を振る舞われたらしい。たしか依頼者は綺麗な未亡人だったはずだ。羨ましい野郎だと言ったらそいつは微妙な顔をしながらコーヒーを啜っていた。なんなんだ?
49.スティープルチェイサー
先日リューンで開催されたスティープルチェイスで仲間が優勝した!奴は乗馬の心得があるとはいえ、競馬に関してはズブの素人。優勝してしまうとは!予め最短距離の獣道を整備したかいがあったものだ。人馬一体となって森を駆け、川を飛び越える様は手に汗握った。今夜は宴だ!
50.宵闇のセイレーン
ある冒険者が花街の怪物を倒したそうだ。怪物は歌で周囲の人間を魅了する力があったが、冒険者には効かなかったらしい。皆は彼女に強い心と魅力があったからだろうとほめそやしていた。
という話を本人から聞かされた。そんなに誇らしげにされても反応に困るし、魅了が効かなかったのは同族だからだと思う。
51.鏡の山の食人鬼
いろいろ悪い噂を聞くあのクドラ教の事件に偶然なれど初めて関わった。クドラ教信者はかつてクドラの王国があった街に新たな楽園を築き上げようとしていたのだ。ちなみに街の人達は自分たちの祖先がクドラ信仰者であると知らない。我々が聖地である鏡の山の調査を終え村に戻ると、人々が目を輝かせながら先祖が何者だったが聞きたがった。流石に真実を言うのは憚られるので、よくわかりませんでしたということにしておいた。
52.逆転判決 〜スカーフの少女
弁護士として無実の罪を着せられた少女の無罪判決を勝ち取った。弁護なんてただの冒険者に出来るわけないし、今回は一人旅で、頭のいい仲間がいなかったので、本当は依頼を断ろうと思っていた。結局は報酬に吊られて引き受けてしまったが、これで依頼失敗してたら私の名声が地に落ちていたことだろう。口先と勘には少々自身があるが、やはり慣れないことはするものではない。
53.麗しき醜女
顔が醜く生まれた者は大変だなあと思った。沈魚落雁の容姿を持つこの私には一生理解できないことだろう。ところで、依頼人に貰った惚れ薬をどう使ったら面白いかな。
54.ジェシカ
先日、ある新婚夫婦が親綺亭を訪れた。親父との会話を聞いてると、2人は私の相方にいたく感謝しているようだった。「私達が幸せになれたのはあの人のおかげです」だと。きざな男め、恋のキューピットにでもなったつもりか。
55.死んだ小鳥の籠と夜
眼帯女が1万もの銀貨を持って帰ってきた。依頼の報酬と言っていたが、あまりにも高額すぎる。パーティ資金より多い。絶対に何か良からぬことに手を染めてる。裏社会に入り浸っていてもおかしくない人間なのだ、あの小娘は。頼むからスーパー何でも屋には迷惑かけないで欲しい。怖いから本人には言わないけど…
56.金に目が眩む罪人よ
尊い犠牲によって十万spが懐に転がり込んだ!溜まりに溜まったツケを返済し、残りはスーパー何でも屋の皆と(1人欠員)世界食べ歩き飲み歩きツアーで豪遊した。ああ楽しかった!さて、そろそろ豚箱に入った哀れな子に業務連絡でもしに行こうかね。
57.ジェーンとニンニクと吸血鬼と
吸血鬼がいると聞いてやってきた街は賑やかで、商魂逞しいと思っていた。しかし聞き込みをするとどうも怪しい。町長に問い詰めた結果、ただのヤラセだということが発覚し、吸血鬼はただの魔術師だった。街の振興ねらいなのは同情するが…。うーん、でも妙な気配を感じた気がしたんだけどなあ。
58.華麗なるハイヒール
仲間が盗賊に捕まったていうから急いで助けに来たのに、当の本人は呪いのハイヒールでわがまま女王様になって盗賊団を踏みつけてた。心配して損した。
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