夢妄想まとめ
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珠雪「昔は小さかったのにね」
小平太「昔の話だ」
珠雪「今はこんなに大きくなって」
小「お前は私のお母さんか」
珠雪「似たようなもの。ずっと見てきたんだから」
小「これからもずっと見てればいい」
珠雪「そうしたかったなぁ」
小「そうすればいい」
珠雪「うん…ごめんね」
小「謝るな」
珠雪「ごめんね、もうトスも出来ないや」
小「またすぐに出来るようになるさ」
珠雪「出会えて良かった」
小「そんな事言うな。私はまだお前と…」
珠雪「うん。見てるよ、ずっと」
小「…」
珠雪「ずっと側で、小平太が幸せに自分らしく生きるのを見てるよ」
小「…トスもくれないのに?」
珠雪「うん」
小「名前も呼んでくれないのに?」
珠雪「…うん」
小「…側に居るのか?」
珠雪「…ん」
小「目をつぶるな!私を見てろ!!」
珠雪「ごめんね。もう、すごく、眠くて…」
小「だめだ!だめだ!いくな!逝くなんて許さない!」
珠雪「…し、かた、な、い、なぁ」
小「…なんで、頭を撫でる」
珠雪「…いい子、いい子、の、おま、じ、な、い」
小「私は…」
珠雪「こ、へい、た、は、なきむし、だ、から」
小「私は…」
珠雪「そば、に、いる、よ」
《君に幸あれ》
***
小平太はシチュエーションによって送り方にバリエーションある気がする。敵同士なら遠慮なく、病気だったら駄々をこね、戦場ならば手向けを送る。
数日荒れてから驚くほど普通に通常運転に戻りそう。背負うわけじゃなく気負うわけじゃなく、生きていける男、七松小平太。