海奇!妖怪さざえ鬼
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天狗岩に着くと人間の子供たちが腰を屈めて何かを見ていた。
鬼太郎「どうしたんだい」
子供「ああ、人魚の子供が」
そこにはボロボロに傷付いた人間の子供がうつ伏せていた
こん「酷い怪我」
こんは人魚の子供の頭を膝に乗せた
こん「今、治してあげます」
神通力を使いみるみるうちに肌が綺麗になって行く
鼠「すげぇ、力だな。
この力がありゃ」
鬼太郎「ねずみ男」
鬼太郎が余りにも恐ろしい顔をしたのでねずみ男は尻込みをした
鼠「冗談だよ、鬼太郎ちゃん」
鬼太郎「こんちゃんに何かしたら僕が許さないからな」
猫「え?鬼太郎ってこんちゃんのこと」
目玉の親父だけが聞こえる声量で猫娘は言った
目「あの鈍感さじゃ、恋愛というのはまだ分かってはおらんよ」首を横に振りながら言う。
鬼太郎「何の話ですか、父さん」
目「孫の顔が見たいと話しておったのじゃよ」
鬼太郎は頭の上にハテナを浮かばせた
魚「うう」
こんの神通力で回避くした人魚の子供が意識を取り戻した
魚「話を聞いてくれますか
実は、僕は人魚なんです」
と一目瞭然な自己紹介をする人魚
鼠「しあしまぁ、偽鬼太郎が売ってた奴と似てるなぁ」
魚「それはぼくの仲間なんです。
僕たちはこの天狗岩の近くで楽しく暮らしてたんです」
この村では人魚の子供は海の神様の仕いだと言われているらしく、時には海で溺れた人間も助けると。村の子供達は言う。
魚「ある日とんでもない妖怪が現れて、僕達を捕まえたのです、そして仲間を売りに」
鬼太郎「で、そのとんでもない妖怪とは」
魚「さざえ鬼です」
目「何、さざえ鬼じゃと」
さざえ鬼はとにかく凶暴であり、危険だと目玉の親父は話す。
魚「僕もさざえ鬼に捕まっていたのですか
隙を見て何とか逃げて来たんです」
起き上がる人間をこんが支える
こん「平気ですか?」
魚「お姉さん、ありがとうございます。
傷も大方癒えました、もう平気です。
所であなた方は?」
鼠「知らねぇのか、ゲゲゲの鬼太郎さんと言えばこいつのことだよ」と鬼太郎を指差す
子供たちはびっくりするもすぐに笑顔になった
魚「お願いです、ぼくの仲間を助けてください。
今は何故か皆無事ですが、このままでは1人残らず取って喰われてしまいます。お願いします」
鬼太郎は安心してと伝えた
鬼太郎「みんなは地上にいて下さい
猫娘、こんちゃん達を頼むよ」
猫「あいよ」