マルバス先生短編夢小説
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今日は名無しちゃんと映画鑑賞に来ている。
スプラッター映画は苦手と言っていたけど、
拷問学の一環だから、と説明したら名無しちゃんはなんとか了承してくれた。
名無しちゃんはそういうのに耐性がないようだ。
映画館の照明が落ちると、そろそろ始まる合図。
彼女の方をチラリと見れば、不安げな表情で画面を見つめていた。
そのようなシーンが来る度に固まる彼女。
目を覆いたくなるような惨劇シーンでは本当に目を覆っていたので、僕は彼女の手を優しく掴んでゆっくりと引き離した。
「ちゃんと見て。慣れておくことも大事だよ」
周りに迷惑のないよう、彼女の耳元で囁く。
彼女が震え出したので、僕は彼女の肩を抱き寄せた。
驚いたように彼女は僕を一瞬見た。
僕は表情を変えず、抱き寄せた彼女の肩を優しくさすった。
映画は終了し、僕たちは個室のお店へと入った。
「先生…、あまり食欲がなくて…」
相当きてるみたいだ。
無理もない。大画面であれを見れば耐性がない彼女はかなり堪えるだろう。
「大丈夫、僕がいる」
彼女の心臓は緊張と恐怖でかなり鼓動が早くなっている。
「名無しちゃん」
こちらに少々強引に抱き寄せると、彼女はあっさりと僕の胸へとおさまった。
「せ、先生…」
彼女の顔を上げ、その唇を奪う。
一切の抵抗をせず、彼女は僕を受け入れた。
「んっ…」
「…ごめん、怖いもの見せちゃって」
「先生と一緒だったので…、頑張れました」
今日は彼女のいろんな表情を見ることができた。
恐怖、焦り、緊張、安堵。
彼女をたっぷりと怖がらせた後に、僕の元で安心させる。
こうすると彼女はもっと僕を頼ってくれるようになる。
「…うん、名無しちゃんよく頑張ってたね。僕からご褒美」
僕は買っておいたアクセサリーを取り出し、彼女の柔らかな手を取って、指にそっと着けてあげた。
「わあ…、綺麗」
彼女は以前、先生とお揃いの物が欲しいと言っていたから。事前に用意しておいた。
「僕とお揃いだよ。離れてても僕たち一緒な感じがするね」
彼女と指を絡めてギュッと手を繋ぐ。
僕たちの指輪がキラキラと輝いていた。
…
翌日、僕は拷問学の授業があり、教室へと向かっていた。
僕が教室のドアを開けると、真っ先に彼女が目に入る。
彼女の指には僕とお揃いの指輪が光っており、その綺麗な指に負けていなかった。
目が合うと照れながら周りに気づかれないよう微笑む彼女。
僕たちがお揃いの指輪を着用していることに気づいたらみんなはどんな反応をするだろうか。
ただならぬ関係性が他の生徒にバレたら…
それはそれで僕は興奮してしまうかもしれない。
さて、授業を始めよう。
僕が白衣を羽織ると、その動きに合わせて指輪が輝いた。
終
スプラッター映画は苦手と言っていたけど、
拷問学の一環だから、と説明したら名無しちゃんはなんとか了承してくれた。
名無しちゃんはそういうのに耐性がないようだ。
映画館の照明が落ちると、そろそろ始まる合図。
彼女の方をチラリと見れば、不安げな表情で画面を見つめていた。
そのようなシーンが来る度に固まる彼女。
目を覆いたくなるような惨劇シーンでは本当に目を覆っていたので、僕は彼女の手を優しく掴んでゆっくりと引き離した。
「ちゃんと見て。慣れておくことも大事だよ」
周りに迷惑のないよう、彼女の耳元で囁く。
彼女が震え出したので、僕は彼女の肩を抱き寄せた。
驚いたように彼女は僕を一瞬見た。
僕は表情を変えず、抱き寄せた彼女の肩を優しくさすった。
映画は終了し、僕たちは個室のお店へと入った。
「先生…、あまり食欲がなくて…」
相当きてるみたいだ。
無理もない。大画面であれを見れば耐性がない彼女はかなり堪えるだろう。
「大丈夫、僕がいる」
彼女の心臓は緊張と恐怖でかなり鼓動が早くなっている。
「名無しちゃん」
こちらに少々強引に抱き寄せると、彼女はあっさりと僕の胸へとおさまった。
「せ、先生…」
彼女の顔を上げ、その唇を奪う。
一切の抵抗をせず、彼女は僕を受け入れた。
「んっ…」
「…ごめん、怖いもの見せちゃって」
「先生と一緒だったので…、頑張れました」
今日は彼女のいろんな表情を見ることができた。
恐怖、焦り、緊張、安堵。
彼女をたっぷりと怖がらせた後に、僕の元で安心させる。
こうすると彼女はもっと僕を頼ってくれるようになる。
「…うん、名無しちゃんよく頑張ってたね。僕からご褒美」
僕は買っておいたアクセサリーを取り出し、彼女の柔らかな手を取って、指にそっと着けてあげた。
「わあ…、綺麗」
彼女は以前、先生とお揃いの物が欲しいと言っていたから。事前に用意しておいた。
「僕とお揃いだよ。離れてても僕たち一緒な感じがするね」
彼女と指を絡めてギュッと手を繋ぐ。
僕たちの指輪がキラキラと輝いていた。
…
翌日、僕は拷問学の授業があり、教室へと向かっていた。
僕が教室のドアを開けると、真っ先に彼女が目に入る。
彼女の指には僕とお揃いの指輪が光っており、その綺麗な指に負けていなかった。
目が合うと照れながら周りに気づかれないよう微笑む彼女。
僕たちがお揃いの指輪を着用していることに気づいたらみんなはどんな反応をするだろうか。
ただならぬ関係性が他の生徒にバレたら…
それはそれで僕は興奮してしまうかもしれない。
さて、授業を始めよう。
僕が白衣を羽織ると、その動きに合わせて指輪が輝いた。
終