ガープ短編夢小説
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※主人公視点
私は今知らない道を彷徨っている。
お城や見慣れない植物。
外国にでもきちゃったのか、はたまたこれは夢なのか。全然分からない。
…あ…この建物は見覚えがあるような
近所に建っていた空手道場に似ている建物を見つけ、少し安心する
ここに助けを求めてみようか
何か家に帰る手掛かりが見つかるかもしれない
でも、急にお邪魔しても迷惑かな…、それとも不審者扱い…?
「こんにちはでござる!」
ひっ
ふいに背後から声をかけられ驚いて振り向く。
「す、すみません!立派な道場だなと思って見てて…」
そこに立っている人を見て、ここは私の住んでいた人間界ではないと確信した。
スラリとスタイルの良い高身長の男性。格好はサムライのような感じだ。しかし顔を見ると白い毛でびっしりと覆われている。
人間ではない。
「ありがとうでござる!良かったら見ていくでござるか?中もご案内するでござるよ!」
もしかしたら変な勧誘…、連れ込まれて何か変なこと…
いやいや、そんな疑うなんて。
元の世界に戻る術なんて分からないし、そもそも今の状況が分からないんだから…
なるようになるしかないか…
でももしここで死んでしまったら…?
「どうしたでござるか?大丈夫でござるよ!ここは拙者の父上の道場でござるから」
さあさあと半ば強引に案内される。
「粗茶でござるが」
見た目は普通のお茶だ。
大丈夫だろう。たぶん
「自己紹介がまだだったでござるな!拙者はバビルスに通うガープ・ゴエモンでござる!よろしくでござる!」
バビルス…?高校の名前か何かかな…
制服っぽいの着てるからたぶんそうだよね
「名無しです。あの、私実は迷子で…」
「迷子でござるか?それは大変でござる!拙者が家まで送るでござるよ!」
…それすらも分からない。そうだ、もう家もなければお金もない。
ここで生きていく術がないのだ。
「あの…ガープくん…」
…全部話してしまおうか
私がこの世界で生きていくためには何か情報を得ないといけない
「どうしたでござるか?困ったことだったら何でも聞くでござるよ!」
彼を信じてみるしかない。全て話して、信じてもらえなければここを出るまでだ
「えっと…」
…
私は全てを話した
自分はここの住人でないこと。
気づいたらここに居たこと。
家もお金も何もないこと。
全てを話し終えた後に彼の方に目をやる
しばらく表情の変わらない彼だったが、何かを思いついたようにポンと手を叩いた
「とりあえずここに住むといいでござる!家さえあればなんとかなるでござろう?
あとはゆっくり考えるでござる!」
…!
初めて出会った人が優しい人で良かった。
この人を信用するしかない。
裏切られたとしても、後悔はしない。
私は彼の家へと住まわせてもらうことになった。
続
私は今知らない道を彷徨っている。
お城や見慣れない植物。
外国にでもきちゃったのか、はたまたこれは夢なのか。全然分からない。
…あ…この建物は見覚えがあるような
近所に建っていた空手道場に似ている建物を見つけ、少し安心する
ここに助けを求めてみようか
何か家に帰る手掛かりが見つかるかもしれない
でも、急にお邪魔しても迷惑かな…、それとも不審者扱い…?
「こんにちはでござる!」
ひっ
ふいに背後から声をかけられ驚いて振り向く。
「す、すみません!立派な道場だなと思って見てて…」
そこに立っている人を見て、ここは私の住んでいた人間界ではないと確信した。
スラリとスタイルの良い高身長の男性。格好はサムライのような感じだ。しかし顔を見ると白い毛でびっしりと覆われている。
人間ではない。
「ありがとうでござる!良かったら見ていくでござるか?中もご案内するでござるよ!」
もしかしたら変な勧誘…、連れ込まれて何か変なこと…
いやいや、そんな疑うなんて。
元の世界に戻る術なんて分からないし、そもそも今の状況が分からないんだから…
なるようになるしかないか…
でももしここで死んでしまったら…?
「どうしたでござるか?大丈夫でござるよ!ここは拙者の父上の道場でござるから」
さあさあと半ば強引に案内される。
「粗茶でござるが」
見た目は普通のお茶だ。
大丈夫だろう。たぶん
「自己紹介がまだだったでござるな!拙者はバビルスに通うガープ・ゴエモンでござる!よろしくでござる!」
バビルス…?高校の名前か何かかな…
制服っぽいの着てるからたぶんそうだよね
「名無しです。あの、私実は迷子で…」
「迷子でござるか?それは大変でござる!拙者が家まで送るでござるよ!」
…それすらも分からない。そうだ、もう家もなければお金もない。
ここで生きていく術がないのだ。
「あの…ガープくん…」
…全部話してしまおうか
私がこの世界で生きていくためには何か情報を得ないといけない
「どうしたでござるか?困ったことだったら何でも聞くでござるよ!」
彼を信じてみるしかない。全て話して、信じてもらえなければここを出るまでだ
「えっと…」
…
私は全てを話した
自分はここの住人でないこと。
気づいたらここに居たこと。
家もお金も何もないこと。
全てを話し終えた後に彼の方に目をやる
しばらく表情の変わらない彼だったが、何かを思いついたようにポンと手を叩いた
「とりあえずここに住むといいでござる!家さえあればなんとかなるでござろう?
あとはゆっくり考えるでござる!」
…!
初めて出会った人が優しい人で良かった。
この人を信用するしかない。
裏切られたとしても、後悔はしない。
私は彼の家へと住まわせてもらうことになった。
続