ガープ短編夢小説
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※R18
閲覧は自己責任です。
流血表現ありますので苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
だめでござる…
拙者は…
名無し殿をお守りすると誓ったばかりなのに…
悪周期が来てしまった。
無性にイライラするし、
自分の中の悪魔が出てきてしまう。
人間を襲いたい。
幻の存在と思われていた人間が、拙者の近くにいる。
しかしそれは愛する人。
そして拙者を愛してくれている人。
ううぅ…
苦しい…
喰いたい…
布団を被り、拙者は自分を抑えようと必死に自分の腕に噛み付く。
少し血が滲む。
考えないようにすればするほど、愛おしい名無し殿の顔が脳内に浮かび、また苦しみに悶える。
トントン
唐突にノックの音が鳴り響く。
「ガープ君、ただいま」
彼女は人間の匂いを消す香水をかけ、買い物に行っていた。
それがタイミングの悪いことに、この状況で帰ってきてしまった。
拙者の何かが外れる。
拙者は無意識の内に、名無し殿を布団の中へと引き摺り込んでいた。
「…ガープ君?どうしたの…?」
拙者の異変に気付いたのか心配そうに声をかける名無し殿。
拙者はカタカタと震えながら、名無し殿の両腕を押さえつけていた。
はあはあ…
うぅ…
涎がダラダラと垂れ、彼女の顔面へと直撃する。
拙者は彼女を見ないよう、必死で目を瞑った。
「ガープ君、落ち着いて。どうしたの…?」
優しく声をかけられ、次第に冷静さを取り戻す。
喰ってはいけない。
こんなに優しく、愛おしい彼女。
拙者が守らなければならない。
強く握っていた両腕を解放し、彼女の上にもたれかかるようにして抱き締める。
彼女の首元に顔を埋め、荒い呼吸を必死で整えようとした。
しかし、隠しきれない人間の匂いに、拙者はまた涎をびちゃびちゃと彼女の首元へと垂らしてしまう。
「…ガープ君?」
首筋にゆっくり牙を立てる。
彼女が大きな悲鳴を上げ、首筋から滲み出た血を手で押さえた。
拙者はその声でハッと彼女から身を引き、部屋の隅でガタガタと震えた。
…苦しい
やってしまった…
でも、…あの血の匂い…
…喰いたい
愛している…
守るべき人
拙者が命に代えてもお守りする大切な人…
拙者の中で葛藤している
そうしていると、ふと拙者の体が温かくなった。
震える拙者の体を後ろから名無し殿が包み込んでくれていた。
フッと名無し殿の甘い香りと、人間の血の匂いが同時に襲ってくる。
愛おしい香りと、拙者の中の悪魔を呼び出す香り。
拙者は彼女の方へまた振り向くと、両腕を再び押さえ付け、首筋へ顔を近づけた。
覚悟したように身体を固く強ばらせる彼女。
震えながら拙者は首筋から出た血を啜る。
…!!!
酷く身体が高揚し、拙者自身が強くそそり立った。
拙者は彼女の服を引き裂き、その身体を露出させた。
白く艶っぽい肌。
その胸元や腰のラインに噛みつきたくなる。
鎮めないと…
まず、この高揚感を抑えないと…
次は彼女の下半身の衣服を引き裂く。
まだ濡れていない彼女のそこへ自身をグイグイと充てがい、痛がる彼女の中に無理やり挿入した。
「…ガープ君…痛いっ…!やめて…!」
痛みで涙を流す彼女。
拙者はお構いなしに欲望のまま腰を打ち付けた。
気持ちいい…
このまま人間を犯しながら喰らうことができれば…最高の快楽が待っているに決まっている。
首筋の出血を見るとますます自身が固くなり、ダラダラと涎を垂らしながらその首筋の血を啜った。
強く首筋を吸い上げると同時に、血を啜りながら、拙者は彼女の中で精液をぶちまけた。
拙者の牙から血が伝い、彼女の白い肌にポタポタと美しい血が滴り落ちた。
お腹の方に滴り落ちてしまった血。彼女の美しく白いその肌を貪りたい。
そこに牙を立てようとしたが、愛おしい人の泣きじゃくる姿が目に入る。
「…やめて…。ガープ君…」
この人は、拙者が守るべき、愛する人。
拙者は混乱した。
拙者は彼女を突き飛ばすと、無我夢中で部屋を飛び出していた。
外の空気を吸うと、次第に落ち着きを取り戻していた。
しばらくは彼女のためにも…、接触は避けた方がいい
"しばらく会えないでござる"
その一言だけを彼女に送信した。彼女からの返信はなかった。
…
何日か経ち、拙者の悪周期は終わっていた。
そして、待っていたのは激しい後悔。
愛する人に早く会いたい反面、どのような反応されるかが怖かった。
拒絶され、軽蔑され、拙者の元を去ってしまうという恐怖。
部屋に入ろうとするが、手が震える。
この部屋に彼女がいるのは分かっている。
しかし、どうしても扉を開けることができない
…
立ちすくんだまま何分が経っただろうか。
中から足音が聞こえ、こちらへ近づいてきていることが分かった。
スッと扉が開けられる。
「…ガープ君」
名無し殿が驚いた表情でこちらを見ていた。
固まっている拙者の手を優しく取り、名無し殿は部屋まで拙者を誘導してくれた。
まだ動けずにいる拙者を、名無し殿は優しく包み込んでくれた。
「待ってたよ…おかえりなさい」
彼女の首筋が視界に入る。そこには拙者が傷付けてしまった痕跡がくっきりと残されていた。
あっ…
ああ…
あの時のことがフラッシュバックする。
拙者はその場に崩れ落ちた。
名無し殿は拙者の涙を拭おうと、ハンカチを充てがってくれた。
そして、また視界に入ったのは彼女の両腕にある、赤い痕跡。
拙者が強く握りしめた跡が両腕に残されていた。
許されないことだと分かっていた。
自分の行いのせいで彼女を深く傷つけてしまった。
守るべき人に対して傷を負わせてしまった。
拙者は顔を上げることが出来ず、名無し殿の膝に顔を埋め、ボロボロと泣き崩れる。
彼女は優しく拙者の頭を撫でてくれていた。
「…大丈夫だよ。ガープ君」
拙者は泣きながら、名無し殿に必死に謝罪をした。
許されないことだと分かっていたが、何度も何度も、謝った。
彼女は優しく相槌を打ちながら拙者の言葉を一つ一つ聞いてくれる。
彼女の拙者を撫でる手は優しい。
ゆっくりと拙者が顔を上げると、ふいに唇が重なった。
名無し殿が接吻をしてくれていた。
久々の感覚。
待ち侘びていた愛おしい人との交わり。
ゆっくり唇を離すと、彼女は口を開いた。
「もう謝らないで。ガープ君」
その優しく美しい笑顔に、拙者は愛おしい彼女を強く抱きしめた。
「大事な名無し殿の衣服…、全部拙者が直しておくでござる」
そう名無し殿に告げると、彼女は優しく微笑んでくれた。
続
閲覧は自己責任です。
流血表現ありますので苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
だめでござる…
拙者は…
名無し殿をお守りすると誓ったばかりなのに…
悪周期が来てしまった。
無性にイライラするし、
自分の中の悪魔が出てきてしまう。
人間を襲いたい。
幻の存在と思われていた人間が、拙者の近くにいる。
しかしそれは愛する人。
そして拙者を愛してくれている人。
ううぅ…
苦しい…
喰いたい…
布団を被り、拙者は自分を抑えようと必死に自分の腕に噛み付く。
少し血が滲む。
考えないようにすればするほど、愛おしい名無し殿の顔が脳内に浮かび、また苦しみに悶える。
トントン
唐突にノックの音が鳴り響く。
「ガープ君、ただいま」
彼女は人間の匂いを消す香水をかけ、買い物に行っていた。
それがタイミングの悪いことに、この状況で帰ってきてしまった。
拙者の何かが外れる。
拙者は無意識の内に、名無し殿を布団の中へと引き摺り込んでいた。
「…ガープ君?どうしたの…?」
拙者の異変に気付いたのか心配そうに声をかける名無し殿。
拙者はカタカタと震えながら、名無し殿の両腕を押さえつけていた。
はあはあ…
うぅ…
涎がダラダラと垂れ、彼女の顔面へと直撃する。
拙者は彼女を見ないよう、必死で目を瞑った。
「ガープ君、落ち着いて。どうしたの…?」
優しく声をかけられ、次第に冷静さを取り戻す。
喰ってはいけない。
こんなに優しく、愛おしい彼女。
拙者が守らなければならない。
強く握っていた両腕を解放し、彼女の上にもたれかかるようにして抱き締める。
彼女の首元に顔を埋め、荒い呼吸を必死で整えようとした。
しかし、隠しきれない人間の匂いに、拙者はまた涎をびちゃびちゃと彼女の首元へと垂らしてしまう。
「…ガープ君?」
首筋にゆっくり牙を立てる。
彼女が大きな悲鳴を上げ、首筋から滲み出た血を手で押さえた。
拙者はその声でハッと彼女から身を引き、部屋の隅でガタガタと震えた。
…苦しい
やってしまった…
でも、…あの血の匂い…
…喰いたい
愛している…
守るべき人
拙者が命に代えてもお守りする大切な人…
拙者の中で葛藤している
そうしていると、ふと拙者の体が温かくなった。
震える拙者の体を後ろから名無し殿が包み込んでくれていた。
フッと名無し殿の甘い香りと、人間の血の匂いが同時に襲ってくる。
愛おしい香りと、拙者の中の悪魔を呼び出す香り。
拙者は彼女の方へまた振り向くと、両腕を再び押さえ付け、首筋へ顔を近づけた。
覚悟したように身体を固く強ばらせる彼女。
震えながら拙者は首筋から出た血を啜る。
…!!!
酷く身体が高揚し、拙者自身が強くそそり立った。
拙者は彼女の服を引き裂き、その身体を露出させた。
白く艶っぽい肌。
その胸元や腰のラインに噛みつきたくなる。
鎮めないと…
まず、この高揚感を抑えないと…
次は彼女の下半身の衣服を引き裂く。
まだ濡れていない彼女のそこへ自身をグイグイと充てがい、痛がる彼女の中に無理やり挿入した。
「…ガープ君…痛いっ…!やめて…!」
痛みで涙を流す彼女。
拙者はお構いなしに欲望のまま腰を打ち付けた。
気持ちいい…
このまま人間を犯しながら喰らうことができれば…最高の快楽が待っているに決まっている。
首筋の出血を見るとますます自身が固くなり、ダラダラと涎を垂らしながらその首筋の血を啜った。
強く首筋を吸い上げると同時に、血を啜りながら、拙者は彼女の中で精液をぶちまけた。
拙者の牙から血が伝い、彼女の白い肌にポタポタと美しい血が滴り落ちた。
お腹の方に滴り落ちてしまった血。彼女の美しく白いその肌を貪りたい。
そこに牙を立てようとしたが、愛おしい人の泣きじゃくる姿が目に入る。
「…やめて…。ガープ君…」
この人は、拙者が守るべき、愛する人。
拙者は混乱した。
拙者は彼女を突き飛ばすと、無我夢中で部屋を飛び出していた。
外の空気を吸うと、次第に落ち着きを取り戻していた。
しばらくは彼女のためにも…、接触は避けた方がいい
"しばらく会えないでござる"
その一言だけを彼女に送信した。彼女からの返信はなかった。
…
何日か経ち、拙者の悪周期は終わっていた。
そして、待っていたのは激しい後悔。
愛する人に早く会いたい反面、どのような反応されるかが怖かった。
拒絶され、軽蔑され、拙者の元を去ってしまうという恐怖。
部屋に入ろうとするが、手が震える。
この部屋に彼女がいるのは分かっている。
しかし、どうしても扉を開けることができない
…
立ちすくんだまま何分が経っただろうか。
中から足音が聞こえ、こちらへ近づいてきていることが分かった。
スッと扉が開けられる。
「…ガープ君」
名無し殿が驚いた表情でこちらを見ていた。
固まっている拙者の手を優しく取り、名無し殿は部屋まで拙者を誘導してくれた。
まだ動けずにいる拙者を、名無し殿は優しく包み込んでくれた。
「待ってたよ…おかえりなさい」
彼女の首筋が視界に入る。そこには拙者が傷付けてしまった痕跡がくっきりと残されていた。
あっ…
ああ…
あの時のことがフラッシュバックする。
拙者はその場に崩れ落ちた。
名無し殿は拙者の涙を拭おうと、ハンカチを充てがってくれた。
そして、また視界に入ったのは彼女の両腕にある、赤い痕跡。
拙者が強く握りしめた跡が両腕に残されていた。
許されないことだと分かっていた。
自分の行いのせいで彼女を深く傷つけてしまった。
守るべき人に対して傷を負わせてしまった。
拙者は顔を上げることが出来ず、名無し殿の膝に顔を埋め、ボロボロと泣き崩れる。
彼女は優しく拙者の頭を撫でてくれていた。
「…大丈夫だよ。ガープ君」
拙者は泣きながら、名無し殿に必死に謝罪をした。
許されないことだと分かっていたが、何度も何度も、謝った。
彼女は優しく相槌を打ちながら拙者の言葉を一つ一つ聞いてくれる。
彼女の拙者を撫でる手は優しい。
ゆっくりと拙者が顔を上げると、ふいに唇が重なった。
名無し殿が接吻をしてくれていた。
久々の感覚。
待ち侘びていた愛おしい人との交わり。
ゆっくり唇を離すと、彼女は口を開いた。
「もう謝らないで。ガープ君」
その優しく美しい笑顔に、拙者は愛おしい彼女を強く抱きしめた。
「大事な名無し殿の衣服…、全部拙者が直しておくでござる」
そう名無し殿に告げると、彼女は優しく微笑んでくれた。
続