ガープ短編夢小説
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「ガープ君、今日居残りして一緒に勉強しない?」
帰ろうとした拙者はそう名無し殿に声をかけられた。
「せ、拙者とでござるか!?」
拙者は頭もそんなに良くないし、勉強も得意な訳ではない。
そんな拙者を誘うとは…
もしかして名無し殿は拙者のこと…
肩を並べて二人きりでの勉強。
授業でこんなに近くになることはないからすごく緊張するでござる。
こうして近くにいると、名無し殿は良い香りがし、手も綺麗。こうなるとクラスの子ではなく、女性として見てしまう。
「…ガープ君、聞いてる?」
ハッとして彼女を見ると、拙者を覗き込むようにこちらを見ていた。
上目遣いは反則でござる…!
「ちょっと考え事で…!何でござるかな?」
ドキドキと心臓が高鳴る。
「もおー、ここ教えてほしいって言ったんだよ」
ポンと肩を軽く小突かれる。
…女子に触れられるなんてことは滅多にない…
やっぱり名無し殿は拙者のこと…?
「ええと…、ここは…」
正直頭が回らない。
彼女のことを考えてしまい全然集中できない。
「そんなことより…、あの…、拙者を誘ってくれたのは何故…?」
「え…だって二人きりになっても、ガープ君って安全そうかなって」
「え…」
せ、拙者はそういう風に見られていたでござるか。
確かに拙者は女性が嫌がることは無理矢理しないでござるが…
興味がないわけではないでござる!
特に、放課後に異性と二人きりになんて憧れのシチュエーション!
意識しないわけがないでござる
「名無し殿は拙者のことが好きという訳ではない…?」
少し期待していたばかりにショックが大きく、こんなことを聞き返してしまう。
聞いてから後悔する。
正直…、名無し殿の返答が怖い…
「…嫌いなのに誘うわけないでしょ?」
いろんな解釈ができる彼女の返事。
拙者はいい方に考えることにした。
「あの、次もまた放課後…、次は拙者から誘っていいでござるか?」
緊張しながらも彼女の気持ちの確認のため、そんなことを聞いてしまう。
「うん、喜んで」
恥ずかしそうに頬を赤く染めながら笑顔でそう答える名無し殿。や、やっぱり名無し殿は拙者のこと…!
こんな反応をされると、拙者は今後意識してしまうでござる。
「良かったでござる」
舞い上がりそうな気持ちを隠しながら、ちょっとかっこつけた返事をしてみる。
勘違いかもしれないが、名無し殿はすごく嬉しそうな表情に変わったように見えた。
今度は拙者から。
次はより仲良くなれるよう。
拙者はもっと名無し殿のことを知りたくなったでござる。
終
帰ろうとした拙者はそう名無し殿に声をかけられた。
「せ、拙者とでござるか!?」
拙者は頭もそんなに良くないし、勉強も得意な訳ではない。
そんな拙者を誘うとは…
もしかして名無し殿は拙者のこと…
肩を並べて二人きりでの勉強。
授業でこんなに近くになることはないからすごく緊張するでござる。
こうして近くにいると、名無し殿は良い香りがし、手も綺麗。こうなるとクラスの子ではなく、女性として見てしまう。
「…ガープ君、聞いてる?」
ハッとして彼女を見ると、拙者を覗き込むようにこちらを見ていた。
上目遣いは反則でござる…!
「ちょっと考え事で…!何でござるかな?」
ドキドキと心臓が高鳴る。
「もおー、ここ教えてほしいって言ったんだよ」
ポンと肩を軽く小突かれる。
…女子に触れられるなんてことは滅多にない…
やっぱり名無し殿は拙者のこと…?
「ええと…、ここは…」
正直頭が回らない。
彼女のことを考えてしまい全然集中できない。
「そんなことより…、あの…、拙者を誘ってくれたのは何故…?」
「え…だって二人きりになっても、ガープ君って安全そうかなって」
「え…」
せ、拙者はそういう風に見られていたでござるか。
確かに拙者は女性が嫌がることは無理矢理しないでござるが…
興味がないわけではないでござる!
特に、放課後に異性と二人きりになんて憧れのシチュエーション!
意識しないわけがないでござる
「名無し殿は拙者のことが好きという訳ではない…?」
少し期待していたばかりにショックが大きく、こんなことを聞き返してしまう。
聞いてから後悔する。
正直…、名無し殿の返答が怖い…
「…嫌いなのに誘うわけないでしょ?」
いろんな解釈ができる彼女の返事。
拙者はいい方に考えることにした。
「あの、次もまた放課後…、次は拙者から誘っていいでござるか?」
緊張しながらも彼女の気持ちの確認のため、そんなことを聞いてしまう。
「うん、喜んで」
恥ずかしそうに頬を赤く染めながら笑顔でそう答える名無し殿。や、やっぱり名無し殿は拙者のこと…!
こんな反応をされると、拙者は今後意識してしまうでござる。
「良かったでござる」
舞い上がりそうな気持ちを隠しながら、ちょっとかっこつけた返事をしてみる。
勘違いかもしれないが、名無し殿はすごく嬉しそうな表情に変わったように見えた。
今度は拙者から。
次はより仲良くなれるよう。
拙者はもっと名無し殿のことを知りたくなったでござる。
終