問題児クラス短編夢小説
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
好みのタイプ…?なんだよそれ。全然興味ない
唐突に質問してくる名無し。
こいつはいつも俺の睡眠の邪魔をしてくる。
ガープだけでもうるさいのにまた厄介な奴が俺の周りに1人増えた。
めんどくさそうにあくびをすると、また同じようなことを聞いてきた。
「アガレスくんは好きな子いないの?」
「…いないよ。めんどくさいし、俺は寝ていたいの」
俺は美少年だの綺麗な顔だの散々言われてきた。
ただ、付き合うとなるとデートしたり、いろいろ気遣ったりしなきゃいけないんだろ?
そんな面倒な事はごめんだ。俺の睡眠妨害でしかない。
「私は、アガレスくんと居れれば幸せだな」
キュッと名無しが俺の手を覆う。
勝手に俺に触れてきたことに怒鳴ってやろうかと思ったが、怒るのもめんどくさかったのでそのままにしておく。
「…見返りがないのに楽しいのか?」
「好きな人に喜んでもらえるだけで私は満足かな」
俺には理解ができない。
暖かい手に包み込まれ、すぐに睡魔が襲ってきた。
あー気持ちいい。なんだ、これは。最高な睡眠導入剤じゃないか。
俺は彼女に全ての身を委ねている。
…こいつ、こういう家系能力だったか?
俺は魅了系の魔術にかかってしまっているのか?
まあどうでもいいや。
俺に害はないなら好き勝手やらせておこう
そして俺は意識を失っていた
…
ん?
目を覚ますと名無しがまだ俺の手を握っていた
…こいつ、ずっとここに?
何時間くらい経ったのかも分からない。
「おい」
声をかけるとビクッと体を動かす
「あぁ、おはよう。起きたんだ、アガレス君」
「…おはようじゃねえよ。今何時なんだ」
「え?アガレス君が眠ってからまだ30分くらいしか経ってないよ」
…結構深い眠りだったと思うんだがまだそれだけしか経ってないのか
こいつのおかげなのか?
身体も軽いし、なんだか全身スッキリした感じがする。
「アガレス君が眠っている間にいろいろ触ってほぐしておいたから…」
やはりこいつの仕業か。全身の血の巡りが良くなった気がした。
ただ、心配事はひとつ。
「…変なとこ触ってないだろうな?」
「え…?変なとこって?」
「いや、何でもない」
自分でも変な質問をしてしまったと思い取り消す。なぜだか名無しの顔は嬉しそうだったが。
「アガレス君がお触りオッケーならもっと触れてたいな」
そう言ってまた伸びてくる手。
「許可した覚えなんてないぞ!お前が勝手に触ってきただけだろ!」
可愛い、可愛いと連呼しながらまたもや俺にベタベタと触れてくる。
名無しはガープと一緒で人との間合いを分かってねえ!
なんで俺の周りにはこんなんばっか寄ってくるんだ…
抵抗するのもめんどくさいからもう放置だ…
もう勝手にしてくれ…
終
唐突に質問してくる名無し。
こいつはいつも俺の睡眠の邪魔をしてくる。
ガープだけでもうるさいのにまた厄介な奴が俺の周りに1人増えた。
めんどくさそうにあくびをすると、また同じようなことを聞いてきた。
「アガレスくんは好きな子いないの?」
「…いないよ。めんどくさいし、俺は寝ていたいの」
俺は美少年だの綺麗な顔だの散々言われてきた。
ただ、付き合うとなるとデートしたり、いろいろ気遣ったりしなきゃいけないんだろ?
そんな面倒な事はごめんだ。俺の睡眠妨害でしかない。
「私は、アガレスくんと居れれば幸せだな」
キュッと名無しが俺の手を覆う。
勝手に俺に触れてきたことに怒鳴ってやろうかと思ったが、怒るのもめんどくさかったのでそのままにしておく。
「…見返りがないのに楽しいのか?」
「好きな人に喜んでもらえるだけで私は満足かな」
俺には理解ができない。
暖かい手に包み込まれ、すぐに睡魔が襲ってきた。
あー気持ちいい。なんだ、これは。最高な睡眠導入剤じゃないか。
俺は彼女に全ての身を委ねている。
…こいつ、こういう家系能力だったか?
俺は魅了系の魔術にかかってしまっているのか?
まあどうでもいいや。
俺に害はないなら好き勝手やらせておこう
そして俺は意識を失っていた
…
ん?
目を覚ますと名無しがまだ俺の手を握っていた
…こいつ、ずっとここに?
何時間くらい経ったのかも分からない。
「おい」
声をかけるとビクッと体を動かす
「あぁ、おはよう。起きたんだ、アガレス君」
「…おはようじゃねえよ。今何時なんだ」
「え?アガレス君が眠ってからまだ30分くらいしか経ってないよ」
…結構深い眠りだったと思うんだがまだそれだけしか経ってないのか
こいつのおかげなのか?
身体も軽いし、なんだか全身スッキリした感じがする。
「アガレス君が眠っている間にいろいろ触ってほぐしておいたから…」
やはりこいつの仕業か。全身の血の巡りが良くなった気がした。
ただ、心配事はひとつ。
「…変なとこ触ってないだろうな?」
「え…?変なとこって?」
「いや、何でもない」
自分でも変な質問をしてしまったと思い取り消す。なぜだか名無しの顔は嬉しそうだったが。
「アガレス君がお触りオッケーならもっと触れてたいな」
そう言ってまた伸びてくる手。
「許可した覚えなんてないぞ!お前が勝手に触ってきただけだろ!」
可愛い、可愛いと連呼しながらまたもや俺にベタベタと触れてくる。
名無しはガープと一緒で人との間合いを分かってねえ!
なんで俺の周りにはこんなんばっか寄ってくるんだ…
抵抗するのもめんどくさいからもう放置だ…
もう勝手にしてくれ…
終
1/6ページ