バラム先生短編夢小説
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放課後、授業の質問にやってくる生徒は何人かいる。しっかり指導してあげようと思いつつも、僕はいつもの癖で生徒を撫で回してしまう。
ほとんどの子はなぜか僕を怖がりすぐに逃げてしまうが…
この子は違う。
もっと撫でてとばかりに僕の方に擦り寄ってくるのだ。
動物的な可愛さがあり、彼女がやってくると僕は過剰に反応してしまう。
今日も僕の"触り癖"でみんな早々に教室から出て行き、彼女と二人になった。二人きりの今、真意を彼女に確認してみる。
「僕の触り癖、嫌じゃないの?」
「…先生の手、大きくて気持ちいいから。大好きなんです」
撫でながらそんな嬉しいことを言われる。
…もっと触れてもいいんだね。
僕は拒まない子には遠慮しないよ。
「ここ、座ってくれるかな」
どうせ他には誰もいない。
マンツーマンレッスンなんだから、黒板を使う必要もない。彼女を膝に乗せて、直接彼女に指導しようと考えた。
彼女は嬉しそうに僕の膝に飛び乗ってきた。
…おっと、こっち向きか…
これは予想外。
「名無しちゃん、えっと、反対向きに座ってくれないと…教科書見辛くない…?」
「私、復習しに来たんじゃなくて、先生を独り占めしに来たんです」
ギュッと向かい合う体勢で抱きつかれる。
「…ずっとこうしたかったんです。先生の胸に埋まってみたいな、って思ってて…」
「…そっか。じゃあ僕もそれに応えるけど…苦しくない?」
彼女をこの腕におさめ、抱きしめ返す。
その際ももちろん彼女を撫でることは忘れない。
しつこいほど撫でても怒られないし、怖がられない。むしろ喜んでくれている。
僕と彼女、どちらにとっても嬉しいことばかりだ。
トントン
!!!!
扉のノックの音で僕は我に返り、彼女を急いで椅子に座らせる。
「シチロウ、もうすぐ会議が始まる。準備しておいてくれ」
カルエゴ君が外から声をかけてきた。
「…うん、分かった」
…はあ、心臓が止まるかと思った。冷や汗が止まらない。
こんなところ見られたら何を言われるか…
考えただけで恐ろしい。
「ごめんね。会議があるみたいだから…」
彼女は悲しそうに椅子から立ち上がると、もう一度僕の胸に飛び込んできた。
おっと…
僕は彼女を受け止め、その背中を撫でる。
「私、先生に一日中撫でられても嫌じゃないです」
「またお休みの日に会おうか。誰も邪魔されない所で…」
彼女は顔を上げ、嬉しそうな顔を僕に見せながら、深く頷いた。
…僕はとんでもない約束をしてしまったかな。
さすがに一日中は彼女に嫌われるんじゃ…?
「先生、…次のお休み、楽しみにしています。じゃあ会議頑張ってくださいね」
深くお辞儀をして、彼女は部屋から出て行った
さっきの温もりがこの身体にまだ残っている。
次は一日中…、彼女のことを可愛がることができる。
そのことを考えながら僕は会議へと向かったが…、予想通り集中なんかできず、カルエゴ君に何があったかを突っ込まれたのかは言うまでもない。
終
ほとんどの子はなぜか僕を怖がりすぐに逃げてしまうが…
この子は違う。
もっと撫でてとばかりに僕の方に擦り寄ってくるのだ。
動物的な可愛さがあり、彼女がやってくると僕は過剰に反応してしまう。
今日も僕の"触り癖"でみんな早々に教室から出て行き、彼女と二人になった。二人きりの今、真意を彼女に確認してみる。
「僕の触り癖、嫌じゃないの?」
「…先生の手、大きくて気持ちいいから。大好きなんです」
撫でながらそんな嬉しいことを言われる。
…もっと触れてもいいんだね。
僕は拒まない子には遠慮しないよ。
「ここ、座ってくれるかな」
どうせ他には誰もいない。
マンツーマンレッスンなんだから、黒板を使う必要もない。彼女を膝に乗せて、直接彼女に指導しようと考えた。
彼女は嬉しそうに僕の膝に飛び乗ってきた。
…おっと、こっち向きか…
これは予想外。
「名無しちゃん、えっと、反対向きに座ってくれないと…教科書見辛くない…?」
「私、復習しに来たんじゃなくて、先生を独り占めしに来たんです」
ギュッと向かい合う体勢で抱きつかれる。
「…ずっとこうしたかったんです。先生の胸に埋まってみたいな、って思ってて…」
「…そっか。じゃあ僕もそれに応えるけど…苦しくない?」
彼女をこの腕におさめ、抱きしめ返す。
その際ももちろん彼女を撫でることは忘れない。
しつこいほど撫でても怒られないし、怖がられない。むしろ喜んでくれている。
僕と彼女、どちらにとっても嬉しいことばかりだ。
トントン
!!!!
扉のノックの音で僕は我に返り、彼女を急いで椅子に座らせる。
「シチロウ、もうすぐ会議が始まる。準備しておいてくれ」
カルエゴ君が外から声をかけてきた。
「…うん、分かった」
…はあ、心臓が止まるかと思った。冷や汗が止まらない。
こんなところ見られたら何を言われるか…
考えただけで恐ろしい。
「ごめんね。会議があるみたいだから…」
彼女は悲しそうに椅子から立ち上がると、もう一度僕の胸に飛び込んできた。
おっと…
僕は彼女を受け止め、その背中を撫でる。
「私、先生に一日中撫でられても嫌じゃないです」
「またお休みの日に会おうか。誰も邪魔されない所で…」
彼女は顔を上げ、嬉しそうな顔を僕に見せながら、深く頷いた。
…僕はとんでもない約束をしてしまったかな。
さすがに一日中は彼女に嫌われるんじゃ…?
「先生、…次のお休み、楽しみにしています。じゃあ会議頑張ってくださいね」
深くお辞儀をして、彼女は部屋から出て行った
さっきの温もりがこの身体にまだ残っている。
次は一日中…、彼女のことを可愛がることができる。
そのことを考えながら僕は会議へと向かったが…、予想通り集中なんかできず、カルエゴ君に何があったかを突っ込まれたのかは言うまでもない。
終