バラム先生短編夢小説
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※R18
閲覧は自己責任です
今日、僕は夜勤。
今は各教室の見回りをしている。
…あれ?
うつぶせで寝ている生徒を見つける。
一人残って自習していたのか。
そしてそのまま寝落ち…ってとこかな。
こんな真夜中に一人で帰すわけにはいかない。
えっと、この子は…、名無しちゃん…。
ああ、カルエゴ君のクラスの子だ。
カルエゴくんに任せるか、いや、でもカルエゴ君怒るだろうなあ…
そうなるとかわいそうだし…
うん、僕が送っていくしかない
とんとん
肩を軽く叩くが反応がない。
寝息を立てており、完全に熟睡しているようだった。
うーん、困ったなあ。
まあ、しょうがない。このまま送っていくしかないか。
カルエゴ君に連絡し、事情を説明する。
カルエゴ君はやはり怒ってこちらに来ようとしていたが、僕が責任を持って送ることを説明し、なんとか怒りを抑えてもらった。
カルエゴ君に彼女の家の場所を教えてもらい、一人暮らしをしていることも確認した。
よいしょと、じゃあ失礼しようかな。
「ごめんね、ちょっと動かすよ」
寝ている彼女に一応声をかけるがやはり反応がない。相当深い眠りのようだ。
…!
あらぬ香りでその原因が分かった。
…飲酒か。
僕も大好きなお酒。この香りは相当強い度数の物を呑んでいる
…うーん、自分の適正飲酒量を分かってない。
いや、まだお酒は早い。
これは後でお説教だね
彼女を抱き抱え、教室を出る。
これだけ大移動しているのに起きないなんてなあ。
羽を広げ、カルエゴ君に教えてもらった家まで飛び立つ。
そんなに遠くはなかった。
あった、ここだね。
女性のカバンを漁るなんていけないことだと思うけど…、やむを得ない。
鍵…、あったあった。
玄関の施錠を解き、中へと入る。
「勝手にごめんね。お邪魔します」
一応挨拶をする。
彼女を起こさないよう、電気は点けずに中へと足を進める。
寝室らしき所へ辿り着き、さすがに暗すぎたので、そこにあったスタンドの電気だけそっと点ける。
そして布団の上へ優しく降ろした。
ゆっくり降ろしたつもりだったが、少し振動を与えてしまったか、彼女は薄目を開け、声を発した。
「…あれぇ、ここ?…え?バラムせんせぇ…?」
呂律が回っていない彼女はまだ酔いから覚めていない。
この子、どのくらいの量を呑んだのか…
「おはよう。ここは君の家。君が教室で寝ていたから僕が送ったんだよ」
「ふーん、…んん、シャワー浴びてないから気持ち悪い…きがえ…」
その場で制服のボタンを外す彼女。
下着が隙間から見えてしまう
「…!!ちょっと待って!!男性の前で着替えるなんて…だめだよ!」
彼女はキョトンとした表情をしながら僕を見つめていた。
「…なんで?せんせーはそういうことしないでしょ?」
僕の静止を振り切り、そのまま着替えを続行する彼女。
…だめだな。これは
「…こっち向いてるから。着替え終わったら教えて。後でお話があるからね」
「はぁい」
反対を向いて僕は彼女が着替え終わるのを待つ。ごそごそと彼女の着替える音が聞こえる。
じっと待ってると、彼女が声をかけてきた。
「せんせぇ、手がふるえてホックがはずせない」
…誘っているのか、この子は
だめだ、だめだ。いくら生徒の頼み事とは言え、それに従うわけにはいかない。
「…そこは取り変えなくてもいいんじゃない?
寝巻きだけ着替えなさい」
「はぁい」
全く…、危機感のない子だ。
僕じゃなかったら今頃襲われているぞ。
…
ずいぶん遅い。時間がかかっているな
「…もう着替え終わった?大丈夫?」
…
返事がない。寝ているな、こりゃ。
そっと振り向くと、下着姿で布団に横たわっている彼女がいた。
…!!!
またこの子は…!!
僕は急いで布団をかけ、彼女の姿を隠した。
ゴホンッ
一度咳払いをすると、彼女はまたゆっくりと目を覚ました。
「せんせ…、まだいたの?」
「話があるって言ったよね…、名無しちゃん、学校でお酒呑んだでしょ」
「ん…のんだかも…?」
「だめだよ…。僕もお酒は好きだけど…、とにかく場所を考えなきゃ。あと、君にお酒はまだ早いよ」
「はーい、わかりました」
…本当に分かっているのかどうか…。まあ、今言った所で覚えてないか…。また明日学校で改めてお説教だ。
「じゃあ…、僕は帰るから。僕が出たらちゃんと鍵かけてね。玄関まで歩ける?」
「せんせぇ…ひとりぼっちはいや…」
立ちあがろうとした所、いつの間にか布団から出てきた彼女が正面から抱きついていた。
完全に油断していた。
「ちょっと…だめだよ…とりあえず服を着て…」
目のやり場に困る。
下着姿の彼女に、抱きつかれている僕。
綺麗な白い肌に、酔いが回っているからか少し頬を赤く染めた彼女。
薄明かりの中だったので、またそれが艶っぽさを感じさせた。
こんなことをされて我慢できるわけ…、
いや、我慢するしかない
「せんせえ、かえらないで…」
何かが外れそうになるのをグッと堪える。
「…ちゃんと寝なさい。明日も学校があるんだよ」
「せんせぇ…私のこときらいなの…?なんで突き放すの…?」
彼女の瞳が潤ってくる。
どれだけ僕を刺激すれば気が済むんだ。
「…だめだよ。酔いが覚めた時、きっと後悔する結果になる」
「でもせんせぇ…ここ、おっきくなってる…」
口ではそう言っても身体は嘘はつけない。反応してしまっているのは本当だ。
…ていうかここまでされて反応しない男なんていないだろう。
「…うん、それはそうだけど…、手を出すわけにはいかないからね。だから僕も我慢してこうやって説教してるの」
「だれにもいわないから。かるえごせんせぇにも、みんなにも…」
カチャカチャとベルトが外されていく。
完全に彼女のペースにハマってしまった。
「ちょっと…なにする気で…」
彼女はズボンのチャックを開け、僕のモノを取り出した。
「せんせぇ…おっきい…」
情けないことに完全に主張しているソレはびくびくと強く反応を示していた。
彼女は口を大きく広げたかと思うと、それをすぐに咥える。
暖かさが広がり、すぐに硬度を増してしまった。息が荒くなる。
正直、すごく気持ちいい。
彼女は唾液を絡ませながら、一生懸命にその小さなお口を動かしている。
ぐちゅぐちゅといやらしい音が静かな部屋に響き渡る。
やばい、ずっと我慢していたせいか、もうイキそうだ…
「あの…名無しちゃん…出すから…、お口、離してもいいよ…」
彼女は首を横に振ってそのままスピードを上げる。
…まずい、気持ちがいい。
もうだめだ。彼女の口でイッてしまう。
我慢できず、僕は彼女の頭を押さえつけると、根元まで咥えさせる。
彼女は一瞬苦しそうな顔を見せたが、一生懸命に僕を奉仕してくれた。
ますますいやらしい音が響き渡る。
「名無しちゃん…!」
…
どくんどくんと脈打ちながら、彼女の口内、喉の奥へと放出してしまう。
彼女は口を離さずに両手で僕のモノを掴み、全てを受け止めてくれた。
出し切った所でハッと我に返る。
「ご…ごめん!気持ち悪いよね!出していいから…!」
彼女はまたも首を振り、ごくりと喉を鳴らす。
彼女の口端から飲みきれなかった白い液体がつぅっと一筋垂れた。
「せんせぇ…いっぱい出たね」
満足そうに彼女は微笑んだ。
…まずいぞ、本当に。
僕は勢いでとんでもないことをしてしまった…
「せんせ…?大丈夫ですよ。わたし絶対に誰にも言いませんから」
青ざめる僕に気がつき、彼女が声をかける。
少し酔いが覚めてきたのか…?
口調がハッキリしてきているな…
「先生が気持ちよくなってくれて嬉しいです…またしてあげますから…」
その言葉にまた反応しそうになる。
いやいやダメだ。今日は油断していたからこうなってしまったけど…
今度は抑えなければ。
「まあ…、とりあえず服を着て…。目のやり場に困るから…」
「ふふっ、はい」
寝巻きをようやく着てくれ、やっと安心できる格好になった。
「じゃあ、ちゃんと家まで送ったからね…。カルエゴ君にも無事に送り届けたことを報告しておくよ」
「えー、カルエゴ先生怒ってなかったですか?飲酒のこと言っちゃいましたか?」
「…いや、言ってないよ。君が自習して教室で寝落ちしていた、としか伝えてないから。そこは安心して」
「バラム先生、やっぱり優しいですね」
「飲酒のことは僕と君だけの秘密だよ。…それと今日のこともね」
「分かってますよ」
やっと腰を上げ、玄関先まで来てくれる彼女。
完全に酔いが覚めたようだ。
「じゃあ…、鍵ちゃんとかけてね。僕は帰るから」
「先生、今度一緒に呑みにいきましょう。もちろん先生の奢りで」
「…また君に誘惑されたら我慢できそうにないから…、まあ、"呑むだけ"なら別にいいよ」
「やったあ。いつかお誘いしますね。"飲むだけ"ですから」
そういうと、彼女は僕が飛び立つのを確認してから静かに扉を閉めた。
さっきの"のむだけ"の意味は僕と彼女で解釈が違ったかもしれない。もしかして彼女のは性的な意味…
完全に彼女が一枚上手だった。
僕は今日のことを思い出しながらまた一人で自身を慰めてしまうだろう。
思い出した時にまた彼女に会いに行ってしまうかもしれない。
帰る最中も彼女のことばかり考えていた。
カルエゴ君から何やら返信が来ていたが、それどころでは無かった。
カルエゴ君が彼女の担任でうらやましいという気持ちでいっぱいになっていた。
…
翌日、カルエゴ君が僕に直接謝罪に来た。
「シチロウ、うちの生徒が迷惑をかけたな」
「いや、全然…。ところで名無しちゃんってどんな特性の子で…」
カルエゴ君は不思議そうな顔をしていたが、関係なかった。
とにかく彼女のことを詳しく知りたい。
僕はその思いでいっぱいだった。
終
閲覧は自己責任です
今日、僕は夜勤。
今は各教室の見回りをしている。
…あれ?
うつぶせで寝ている生徒を見つける。
一人残って自習していたのか。
そしてそのまま寝落ち…ってとこかな。
こんな真夜中に一人で帰すわけにはいかない。
えっと、この子は…、名無しちゃん…。
ああ、カルエゴ君のクラスの子だ。
カルエゴくんに任せるか、いや、でもカルエゴ君怒るだろうなあ…
そうなるとかわいそうだし…
うん、僕が送っていくしかない
とんとん
肩を軽く叩くが反応がない。
寝息を立てており、完全に熟睡しているようだった。
うーん、困ったなあ。
まあ、しょうがない。このまま送っていくしかないか。
カルエゴ君に連絡し、事情を説明する。
カルエゴ君はやはり怒ってこちらに来ようとしていたが、僕が責任を持って送ることを説明し、なんとか怒りを抑えてもらった。
カルエゴ君に彼女の家の場所を教えてもらい、一人暮らしをしていることも確認した。
よいしょと、じゃあ失礼しようかな。
「ごめんね、ちょっと動かすよ」
寝ている彼女に一応声をかけるがやはり反応がない。相当深い眠りのようだ。
…!
あらぬ香りでその原因が分かった。
…飲酒か。
僕も大好きなお酒。この香りは相当強い度数の物を呑んでいる
…うーん、自分の適正飲酒量を分かってない。
いや、まだお酒は早い。
これは後でお説教だね
彼女を抱き抱え、教室を出る。
これだけ大移動しているのに起きないなんてなあ。
羽を広げ、カルエゴ君に教えてもらった家まで飛び立つ。
そんなに遠くはなかった。
あった、ここだね。
女性のカバンを漁るなんていけないことだと思うけど…、やむを得ない。
鍵…、あったあった。
玄関の施錠を解き、中へと入る。
「勝手にごめんね。お邪魔します」
一応挨拶をする。
彼女を起こさないよう、電気は点けずに中へと足を進める。
寝室らしき所へ辿り着き、さすがに暗すぎたので、そこにあったスタンドの電気だけそっと点ける。
そして布団の上へ優しく降ろした。
ゆっくり降ろしたつもりだったが、少し振動を与えてしまったか、彼女は薄目を開け、声を発した。
「…あれぇ、ここ?…え?バラムせんせぇ…?」
呂律が回っていない彼女はまだ酔いから覚めていない。
この子、どのくらいの量を呑んだのか…
「おはよう。ここは君の家。君が教室で寝ていたから僕が送ったんだよ」
「ふーん、…んん、シャワー浴びてないから気持ち悪い…きがえ…」
その場で制服のボタンを外す彼女。
下着が隙間から見えてしまう
「…!!ちょっと待って!!男性の前で着替えるなんて…だめだよ!」
彼女はキョトンとした表情をしながら僕を見つめていた。
「…なんで?せんせーはそういうことしないでしょ?」
僕の静止を振り切り、そのまま着替えを続行する彼女。
…だめだな。これは
「…こっち向いてるから。着替え終わったら教えて。後でお話があるからね」
「はぁい」
反対を向いて僕は彼女が着替え終わるのを待つ。ごそごそと彼女の着替える音が聞こえる。
じっと待ってると、彼女が声をかけてきた。
「せんせぇ、手がふるえてホックがはずせない」
…誘っているのか、この子は
だめだ、だめだ。いくら生徒の頼み事とは言え、それに従うわけにはいかない。
「…そこは取り変えなくてもいいんじゃない?
寝巻きだけ着替えなさい」
「はぁい」
全く…、危機感のない子だ。
僕じゃなかったら今頃襲われているぞ。
…
ずいぶん遅い。時間がかかっているな
「…もう着替え終わった?大丈夫?」
…
返事がない。寝ているな、こりゃ。
そっと振り向くと、下着姿で布団に横たわっている彼女がいた。
…!!!
またこの子は…!!
僕は急いで布団をかけ、彼女の姿を隠した。
ゴホンッ
一度咳払いをすると、彼女はまたゆっくりと目を覚ました。
「せんせ…、まだいたの?」
「話があるって言ったよね…、名無しちゃん、学校でお酒呑んだでしょ」
「ん…のんだかも…?」
「だめだよ…。僕もお酒は好きだけど…、とにかく場所を考えなきゃ。あと、君にお酒はまだ早いよ」
「はーい、わかりました」
…本当に分かっているのかどうか…。まあ、今言った所で覚えてないか…。また明日学校で改めてお説教だ。
「じゃあ…、僕は帰るから。僕が出たらちゃんと鍵かけてね。玄関まで歩ける?」
「せんせぇ…ひとりぼっちはいや…」
立ちあがろうとした所、いつの間にか布団から出てきた彼女が正面から抱きついていた。
完全に油断していた。
「ちょっと…だめだよ…とりあえず服を着て…」
目のやり場に困る。
下着姿の彼女に、抱きつかれている僕。
綺麗な白い肌に、酔いが回っているからか少し頬を赤く染めた彼女。
薄明かりの中だったので、またそれが艶っぽさを感じさせた。
こんなことをされて我慢できるわけ…、
いや、我慢するしかない
「せんせえ、かえらないで…」
何かが外れそうになるのをグッと堪える。
「…ちゃんと寝なさい。明日も学校があるんだよ」
「せんせぇ…私のこときらいなの…?なんで突き放すの…?」
彼女の瞳が潤ってくる。
どれだけ僕を刺激すれば気が済むんだ。
「…だめだよ。酔いが覚めた時、きっと後悔する結果になる」
「でもせんせぇ…ここ、おっきくなってる…」
口ではそう言っても身体は嘘はつけない。反応してしまっているのは本当だ。
…ていうかここまでされて反応しない男なんていないだろう。
「…うん、それはそうだけど…、手を出すわけにはいかないからね。だから僕も我慢してこうやって説教してるの」
「だれにもいわないから。かるえごせんせぇにも、みんなにも…」
カチャカチャとベルトが外されていく。
完全に彼女のペースにハマってしまった。
「ちょっと…なにする気で…」
彼女はズボンのチャックを開け、僕のモノを取り出した。
「せんせぇ…おっきい…」
情けないことに完全に主張しているソレはびくびくと強く反応を示していた。
彼女は口を大きく広げたかと思うと、それをすぐに咥える。
暖かさが広がり、すぐに硬度を増してしまった。息が荒くなる。
正直、すごく気持ちいい。
彼女は唾液を絡ませながら、一生懸命にその小さなお口を動かしている。
ぐちゅぐちゅといやらしい音が静かな部屋に響き渡る。
やばい、ずっと我慢していたせいか、もうイキそうだ…
「あの…名無しちゃん…出すから…、お口、離してもいいよ…」
彼女は首を横に振ってそのままスピードを上げる。
…まずい、気持ちがいい。
もうだめだ。彼女の口でイッてしまう。
我慢できず、僕は彼女の頭を押さえつけると、根元まで咥えさせる。
彼女は一瞬苦しそうな顔を見せたが、一生懸命に僕を奉仕してくれた。
ますますいやらしい音が響き渡る。
「名無しちゃん…!」
…
どくんどくんと脈打ちながら、彼女の口内、喉の奥へと放出してしまう。
彼女は口を離さずに両手で僕のモノを掴み、全てを受け止めてくれた。
出し切った所でハッと我に返る。
「ご…ごめん!気持ち悪いよね!出していいから…!」
彼女はまたも首を振り、ごくりと喉を鳴らす。
彼女の口端から飲みきれなかった白い液体がつぅっと一筋垂れた。
「せんせぇ…いっぱい出たね」
満足そうに彼女は微笑んだ。
…まずいぞ、本当に。
僕は勢いでとんでもないことをしてしまった…
「せんせ…?大丈夫ですよ。わたし絶対に誰にも言いませんから」
青ざめる僕に気がつき、彼女が声をかける。
少し酔いが覚めてきたのか…?
口調がハッキリしてきているな…
「先生が気持ちよくなってくれて嬉しいです…またしてあげますから…」
その言葉にまた反応しそうになる。
いやいやダメだ。今日は油断していたからこうなってしまったけど…
今度は抑えなければ。
「まあ…、とりあえず服を着て…。目のやり場に困るから…」
「ふふっ、はい」
寝巻きをようやく着てくれ、やっと安心できる格好になった。
「じゃあ、ちゃんと家まで送ったからね…。カルエゴ君にも無事に送り届けたことを報告しておくよ」
「えー、カルエゴ先生怒ってなかったですか?飲酒のこと言っちゃいましたか?」
「…いや、言ってないよ。君が自習して教室で寝落ちしていた、としか伝えてないから。そこは安心して」
「バラム先生、やっぱり優しいですね」
「飲酒のことは僕と君だけの秘密だよ。…それと今日のこともね」
「分かってますよ」
やっと腰を上げ、玄関先まで来てくれる彼女。
完全に酔いが覚めたようだ。
「じゃあ…、鍵ちゃんとかけてね。僕は帰るから」
「先生、今度一緒に呑みにいきましょう。もちろん先生の奢りで」
「…また君に誘惑されたら我慢できそうにないから…、まあ、"呑むだけ"なら別にいいよ」
「やったあ。いつかお誘いしますね。"飲むだけ"ですから」
そういうと、彼女は僕が飛び立つのを確認してから静かに扉を閉めた。
さっきの"のむだけ"の意味は僕と彼女で解釈が違ったかもしれない。もしかして彼女のは性的な意味…
完全に彼女が一枚上手だった。
僕は今日のことを思い出しながらまた一人で自身を慰めてしまうだろう。
思い出した時にまた彼女に会いに行ってしまうかもしれない。
帰る最中も彼女のことばかり考えていた。
カルエゴ君から何やら返信が来ていたが、それどころでは無かった。
カルエゴ君が彼女の担任でうらやましいという気持ちでいっぱいになっていた。
…
翌日、カルエゴ君が僕に直接謝罪に来た。
「シチロウ、うちの生徒が迷惑をかけたな」
「いや、全然…。ところで名無しちゃんってどんな特性の子で…」
カルエゴ君は不思議そうな顔をしていたが、関係なかった。
とにかく彼女のことを詳しく知りたい。
僕はその思いでいっぱいだった。
終