バラム先生短編夢小説
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※幼馴染設定
僕は今繁華街に買い出しに来ている。
「…あれ?バラム君?」
ふと後ろから声をかけられ、振り向くとそこにはかつての同級生名無しちゃんがいた。
懐かしい顔だ。少し大人びたように見えるが、当時とあまり変わっていない。
「やっぱり!バラム君だ!」
キラキラと目を輝かせており、ニコニコと素敵な笑顔に僕は当時を思い出していた。
彼女は絵本ばかり読んでいる僕に興味を持ち、よく話しかけてくれた。
彼女はいつも笑顔で彼女の周りにはいつもたくさんの悪魔 がいた。
「久しぶりだね。元気にしてた?」
「うん!今は夢だった保育士になったんだよ」
彼女は僕と一緒に絵本を見ながら、小さな子が好きとよく話してくれた。
彼女は夢を叶えたようで、僕も嬉しくなった
僕も教師になったことを彼女に話す。
「へえ!先生になったんだ!バラム君なら生徒に慕われそうだね」
彼女は当時と変わらず、僕に嬉しい言葉をかけてくれる。
僕は優しい彼女が当時から気になっていた。
しかし彼女は僕には手の届かない相手であった。
そんな彼女と話している内に、当時の気持ちが蘇ってくる。
「バラム君、背がすごい伸びたんだね。話してると首が痛くなっちゃうな」
見上げながらふふっと笑う彼女の笑顔にまた僕の胸は高鳴る。
「ご、ごめんね。ゆっくりどこか座ってお話しできたらいいんだけど…、えっとこの後…」
「もうお仕事終わったから、どこかでお話ししようよ」
「…ほんと?いいの…?」
まさかの彼女からのお誘いに僕は頭が真っ白になった。
これは夢じゃないのか。
ずっと憧れていた女性と2人きりでお話しができる。
喫茶店へ入り、彼女と僕はコーヒーを注文した。
「コーヒー、ミルクと砂糖だよね」
「…え!?覚えててくれたの!?」
彼女とは当時一度だけお茶をしたことがあった。…まあ、2人きりじゃなくみんなもいたけど。
「…あっ、ごめん。気持ち悪いかな…」
僕は覚えていたから普通にミルクと砂糖を渡してしまったが…、彼女としては驚いたかもしれない。
「違うよ!嬉しくて…。そんな昔のこと覚えてくれてたんだね」
引かれたかと思っていたが、優しい彼女はそう言ってくれ、安心と照れが襲ってくる。
「あ、良かったらケーキも頼んで。甘いもの好きだったよね。大丈夫、僕が出すから…」
「バラム君、ありがとう…」
彼女の頬が少し赤くなったように思えた。
「昔からバラム君は優しかったよね。今も変わってなくて、なんか安心したな」
「いや…、名無しちゃんほどじゃないよ。名無しちゃんはずっと僕の憧れの存在で…。今こうしてゆっくりお話しできるなんて…すごく嬉しい」
本心だった。彼女は裏表なく誰とでも仲良くできる。
僕は誰かと話そうと思っても、近づくと怖がられてしまうので、そんな彼女は憧れであり、そして気になる存在だった。
「あ、保育士さんなんだよね。実は僕、生徒のために趣味で絵本作ってて…」
気持ちの昂りと彼女とお話しできる嬉しさから、僕は彼女へ自分の絵本を紹介する。
こども好きな彼女はきっと興味を持ってくれると考えたからだ。
「えー、すごい!見てもいい?」
「うん…、もちろん」
どきどきしながら手渡す。
名無しちゃんはパラパラとページをめくり、頷きながら僕の本を読んでいた。
「…バラム君」
「は、はい!」
パタンと本を閉じた名無しちゃんに急に名前を呼ばれ、緊張して声が上ずる。
「こんなのが描けるなんて…すごいね」
子どもを褒めるように彼女はぱちぱちと小さな拍手をしながら、僕に満面の笑みを見せてくれた。
「本当にバラム君はすごいなあ…。強くて優しいだけじゃなくって、こんな才能があったんだね」
憧れの彼女に褒められて舞い上がりそうな気持ちを必死で抑える。
「いやあ…、そ、そういえば名無しちゃん、ご結婚は…?」
聞くタイミングを間違えたかもと聞いた後に思う。
もし相手がいたら…
「してないよ。付き合ってる方もいない」
彼女の言葉に安心する。
喜びの声が少し漏れ、たぶん表情にも出ていたかもしれない。
「…バラム君みたいな彼氏なら、すごく優しくしてもらえるんだろうな。
…子どもができたら溺愛しそうだよね。こんな素敵な絵本を作って読んでくれるパパなんて…、私の理想の旦那さんだな」
名無しちゃんは僕を見つめて呟く。
…え
…それって…
僕は冷や汗をかきながら彼女を見つめ、固まっていた。
コーヒーを持ったまま、固まる僕と、
ミルク色になったコーヒーをその妖艶な唇ですすり、こちらを見つめてくる彼女。
「ふふ、私バラム君のこと、好きだよ」
小悪魔のように微笑んでいる彼女。
鼓動が早まる。汗が止まらない。
その"好き"の意味は、異性として好きなのか、それとも単なる軽い意味の好きなのかは分からなかった。
ただ、彼女が僕を好きでいてくれている。それだけで僕は満足していた。
「僕も…、名無しちゃんが大好き…」
「…それは異性として見てくれているの?」
僕が彼女に聞きたかった質問。
まさか彼女が僕に聞くなんて…
「…もちろん。だけど、僕には名無しちゃんみたいな素敵な女性…、釣り合わないって思ってる」
不思議そうな顔をして僕を見つめる彼女。
「私、バラム君とお付き合いできないの…?」
「…えっ、いや、僕と名無しちゃんが付き合ってる、ってことが想像つかないって言うか…」
「お付き合いしよう…?バラム君」
!!!
えっ…?
…こ、告白!?
まさかの彼女からの言葉に冗談かなにかと思ってしまう。
ドキドキと心臓の鼓動が早くなる。
「えっと…、僕で…いいの?」
顔が熱くなり、思わず口枷を触り、少しでもその顔を隠そうとした。
嬉しさが表情に出てしまい、恥ずかしくなる。
コクッと彼女が頷いてくれ、現実だと嬉しくなる。
僕は呼吸を整えると、コーヒーを一気に飲み干した。
「…あの、末永くよろしくお願いします」
緊張してかしこまった言い方をしてしまう。
それを聞いて彼女は笑っていた。
僕はこの笑顔がとてつもなく好きだ。
初めてできた僕の大切な女性。
何があっても、彼女を守る覚悟だった。
大好きな、大切な彼女。
続く
僕は今繁華街に買い出しに来ている。
「…あれ?バラム君?」
ふと後ろから声をかけられ、振り向くとそこにはかつての同級生名無しちゃんがいた。
懐かしい顔だ。少し大人びたように見えるが、当時とあまり変わっていない。
「やっぱり!バラム君だ!」
キラキラと目を輝かせており、ニコニコと素敵な笑顔に僕は当時を思い出していた。
彼女は絵本ばかり読んでいる僕に興味を持ち、よく話しかけてくれた。
彼女はいつも笑顔で彼女の周りにはいつもたくさんの
「久しぶりだね。元気にしてた?」
「うん!今は夢だった保育士になったんだよ」
彼女は僕と一緒に絵本を見ながら、小さな子が好きとよく話してくれた。
彼女は夢を叶えたようで、僕も嬉しくなった
僕も教師になったことを彼女に話す。
「へえ!先生になったんだ!バラム君なら生徒に慕われそうだね」
彼女は当時と変わらず、僕に嬉しい言葉をかけてくれる。
僕は優しい彼女が当時から気になっていた。
しかし彼女は僕には手の届かない相手であった。
そんな彼女と話している内に、当時の気持ちが蘇ってくる。
「バラム君、背がすごい伸びたんだね。話してると首が痛くなっちゃうな」
見上げながらふふっと笑う彼女の笑顔にまた僕の胸は高鳴る。
「ご、ごめんね。ゆっくりどこか座ってお話しできたらいいんだけど…、えっとこの後…」
「もうお仕事終わったから、どこかでお話ししようよ」
「…ほんと?いいの…?」
まさかの彼女からのお誘いに僕は頭が真っ白になった。
これは夢じゃないのか。
ずっと憧れていた女性と2人きりでお話しができる。
喫茶店へ入り、彼女と僕はコーヒーを注文した。
「コーヒー、ミルクと砂糖だよね」
「…え!?覚えててくれたの!?」
彼女とは当時一度だけお茶をしたことがあった。…まあ、2人きりじゃなくみんなもいたけど。
「…あっ、ごめん。気持ち悪いかな…」
僕は覚えていたから普通にミルクと砂糖を渡してしまったが…、彼女としては驚いたかもしれない。
「違うよ!嬉しくて…。そんな昔のこと覚えてくれてたんだね」
引かれたかと思っていたが、優しい彼女はそう言ってくれ、安心と照れが襲ってくる。
「あ、良かったらケーキも頼んで。甘いもの好きだったよね。大丈夫、僕が出すから…」
「バラム君、ありがとう…」
彼女の頬が少し赤くなったように思えた。
「昔からバラム君は優しかったよね。今も変わってなくて、なんか安心したな」
「いや…、名無しちゃんほどじゃないよ。名無しちゃんはずっと僕の憧れの存在で…。今こうしてゆっくりお話しできるなんて…すごく嬉しい」
本心だった。彼女は裏表なく誰とでも仲良くできる。
僕は誰かと話そうと思っても、近づくと怖がられてしまうので、そんな彼女は憧れであり、そして気になる存在だった。
「あ、保育士さんなんだよね。実は僕、生徒のために趣味で絵本作ってて…」
気持ちの昂りと彼女とお話しできる嬉しさから、僕は彼女へ自分の絵本を紹介する。
こども好きな彼女はきっと興味を持ってくれると考えたからだ。
「えー、すごい!見てもいい?」
「うん…、もちろん」
どきどきしながら手渡す。
名無しちゃんはパラパラとページをめくり、頷きながら僕の本を読んでいた。
「…バラム君」
「は、はい!」
パタンと本を閉じた名無しちゃんに急に名前を呼ばれ、緊張して声が上ずる。
「こんなのが描けるなんて…すごいね」
子どもを褒めるように彼女はぱちぱちと小さな拍手をしながら、僕に満面の笑みを見せてくれた。
「本当にバラム君はすごいなあ…。強くて優しいだけじゃなくって、こんな才能があったんだね」
憧れの彼女に褒められて舞い上がりそうな気持ちを必死で抑える。
「いやあ…、そ、そういえば名無しちゃん、ご結婚は…?」
聞くタイミングを間違えたかもと聞いた後に思う。
もし相手がいたら…
「してないよ。付き合ってる方もいない」
彼女の言葉に安心する。
喜びの声が少し漏れ、たぶん表情にも出ていたかもしれない。
「…バラム君みたいな彼氏なら、すごく優しくしてもらえるんだろうな。
…子どもができたら溺愛しそうだよね。こんな素敵な絵本を作って読んでくれるパパなんて…、私の理想の旦那さんだな」
名無しちゃんは僕を見つめて呟く。
…え
…それって…
僕は冷や汗をかきながら彼女を見つめ、固まっていた。
コーヒーを持ったまま、固まる僕と、
ミルク色になったコーヒーをその妖艶な唇ですすり、こちらを見つめてくる彼女。
「ふふ、私バラム君のこと、好きだよ」
小悪魔のように微笑んでいる彼女。
鼓動が早まる。汗が止まらない。
その"好き"の意味は、異性として好きなのか、それとも単なる軽い意味の好きなのかは分からなかった。
ただ、彼女が僕を好きでいてくれている。それだけで僕は満足していた。
「僕も…、名無しちゃんが大好き…」
「…それは異性として見てくれているの?」
僕が彼女に聞きたかった質問。
まさか彼女が僕に聞くなんて…
「…もちろん。だけど、僕には名無しちゃんみたいな素敵な女性…、釣り合わないって思ってる」
不思議そうな顔をして僕を見つめる彼女。
「私、バラム君とお付き合いできないの…?」
「…えっ、いや、僕と名無しちゃんが付き合ってる、ってことが想像つかないって言うか…」
「お付き合いしよう…?バラム君」
!!!
えっ…?
…こ、告白!?
まさかの彼女からの言葉に冗談かなにかと思ってしまう。
ドキドキと心臓の鼓動が早くなる。
「えっと…、僕で…いいの?」
顔が熱くなり、思わず口枷を触り、少しでもその顔を隠そうとした。
嬉しさが表情に出てしまい、恥ずかしくなる。
コクッと彼女が頷いてくれ、現実だと嬉しくなる。
僕は呼吸を整えると、コーヒーを一気に飲み干した。
「…あの、末永くよろしくお願いします」
緊張してかしこまった言い方をしてしまう。
それを聞いて彼女は笑っていた。
僕はこの笑顔がとてつもなく好きだ。
初めてできた僕の大切な女性。
何があっても、彼女を守る覚悟だった。
大好きな、大切な彼女。
続く