バラム先生短編夢小説
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※R18
閲覧は自己責任です
「…に、人間!?なぜこんな所に…!?」
彼女を一目見て直感的に悪魔ではないと分かる。
僕に見つかり、この人間はパニックを起こしていた。
「お、お願いします…。食べないでください…。命だけは…」
「大丈夫、僕、見た目はこんなだけど…食べはしないよ。お願い。僕を信じて」
他の悪魔に捕まってしまったら、確実にこの子の命はないだろう。
迷っている暇はない。このままだと他の悪魔がこの子を見つけてしまう。
すぐに僕は彼女を保護することに決めた。
僕は羽を広げ、彼女を隠すように包み込んだ。
食べられると思ったのか、彼女はまた呼吸を荒くし、暴れ出した。
「いや!!食べないで!!助けて!お願いします!」
「落ち着いて。僕は悪魔だけど、君を食べない。お願い、信じて着いてきて」
僕は彼女を抱きしめ、空へと飛び立つ。
暴れると落ちることに気づき、彼女は僕にひしっと捕まる。
優しく声をかけ続けると徐々に落ち着きを取り戻してきたようだった。
「どうしてあんな所に倒れていたの?」
彼女は悪魔に誘拐され、食べられそうになった所、命からがら逃げ出してきたことを教えてくれた。
少し足を噛まれたと教えてくれ、ふと見ると確かに脛の方から出血していた。
人間の血だ…
僕は少し興奮して生唾をごくりと飲む。
しかしすぐに正気を取り戻し、そこから目を逸らす。
今は彼女に信頼してもらわなければいけない。
「後でその足を治療しよう。もうすぐ着くから痛いと思うけど…ごめん。もう少し我慢してね」
…
「さあ、早く。入って」
他の悪魔に見つからないよう、素早く部屋へと入る。
まずは彼女を座らせ、足の治療をする。
「痛かったね。僕は絶対に君を食べたり傷つけたりしないから…。信じて欲しい」
彼女は頷きはしなかったが、逃げ出さないことから、少しは僕を信頼してくれているのだろうか。
彼女を傷つけないとは言え、やはり人間の血や肉には興味がある。
血くらいなら…
「止血をしようか」
僕は彼女の皮膚に触れ、血液を指で少し掬い取る。
ペロリとその指についた血液を啜る。
僕の身体が酷く興奮していくのが分かった。
…これが…、人間の味…!
思わず顔が紅潮していくが彼女にバレてはいけない。
僕は咄嗟に冷静を装う。
「止血するよ。しみるかもしれないけど、ちょっと頑張ってね」
僕は口枷を外してから彼女の出血部にそのまま口を付けた。
彼女は驚いて足をひっこめようとした。
僕の剥き出しの牙に驚いたのか、また足を噛まれると思ったのか。
僕は焦って説明をする。
彼女は悪魔に足を噛まれて、そのことがトラウマになっているのに…
僕は自分の欲望でフラッシュバックさせることをしてしまった…
「…ごめん。食べようとしたわけじゃないんだ。噛み付かないから。少し出血を抑えるだけだよ」
涙目になりながら僕を見つめている彼女。
今度は優しく彼女の足を取る。
ゆっくりと口を近づけ、舌で血液を拭う。
丁寧に血液を吸い上げ、僕は彼女の血液をゆっくりと味わった。
彼女の血が僕の身体へと流れていく。
力がみなぎっているのか、僕が興奮しているのか、心臓の鼓動が早くなっていくのが分かった。
すごい、僕は人間の血を摂取したんだ…
「綺麗になったから、これ、貼っておくね」
僕は傷口を保護して治療を終えた。
彼女に見られないように僕は自分の口周りについた血液を腕で拭い取った。
血の匂いに酷く興奮した。
「僕は君を守るよ。君は絶対に他の悪魔に人間だとバレちゃいけない」
「…信じていいんですよね?」
「うん、絶対に食べない。僕は君をここで保護する。僕はバラム。君の名前を聞いてもいいかな…?」
名前を教えてもらい、僕は名無しちゃん、とメモを取った。
僕は人間の研究をしてきたこと、
その結果今は人間界に戻ることは難しいことを説明した。
彼女は冷静になって僕の話を聞いていた。
本当に羽の収管口はないのか、
尾は生えていないのか、
いろいろ質問をする。
彼女の答えが僕の研究通りだったため、今までの研究結果は間違っていなかったと次第にテンションが最高潮になった。
「まだいっぱい聞きたいことがあるけど…、ちょっと休憩しようか」
「ふふ、生態に本当に興味があるんですね。分かることならなんでも教えますよ」
やっと彼女の笑顔を初めて見ることができた。
その歯にはやはり牙がなく、綺麗な歯列が並んでいた。
僕の目の前にはずっと追い求めてきた人間がいる。
このままだと興奮しすぎて倒れてしまうのではないだろうか。
自分を落ち着けようと深呼吸をする。
「…あの、女性にこんなことをお願いするのは失礼を承知の上で言うけど…。体に触れてみてもいいかな?」
「…断ったら、食べられたり…しますか?」
「いや、絶対に食べたりはしない!君は貴重な人間なんだから…。
ただ、人間の生態について直接この目で見たことがなくて…」
「…いいですよ」
おもむろに彼女は上着を一枚脱いでくれた。
薄着の半袖姿になり、その生地の間から下着が少し透けて見えていた。
「あの…、失礼します」
彼女の背中に回り、シャツをたくし上げる。
そこには綺麗な背中。
本当に羽の収管口がなかった。
僕はゴクリと生唾を飲み込み、凝視する。
「悪魔はここに収管口があるんだ。君は…本当にないんだね」
僕は手で何度も彼女の背中を触り、確かめる。
「…ん」
彼女からいやらしい吐息が漏れた所でサッと手を引く。
「ご、ごめん!そんなつもりじゃ…」
「すみません、変な声出ちゃって…」
彼女の方が恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。
もしかして人間は背中が弱点で、そこに性感帯があるのかもしれない…
僕はもう少し人間の生態について研究が必要だと感じた。
そして僕はどうしても試したいことがあった。
研究や観察だけでは知ることのできない実験。
それは人間と悪魔の異種交配。
異種間同士では受精することはまずない。
それが本当か自分自身で確かめたかったのだ。
準備は整っていた。
彼女の血液を啜ってから、僕のモノはずっと欲情を始めている。
思わず僕は彼女を後ろから抱きしめる。
「…もう一つ確かめたいことがあるんだ。痛くしないから、僕に協力してほしい」
僕は彼女をそのまま抱きかかえ、ベッドへと連れて行く。
何かを察したように彼女の顔は強張った。
「…あの、もしかして今から…するんですか?」
「…人間界ではなんて言うのかな…。君と交配したいんだ。大丈夫、僕の研究の結果、異種交配で妊娠することはないから…」
恥ずかしそうに目を伏せる。
どうやら抵抗はしていないようだった。
…いや、抵抗したら僕に食べられてしまうとまだ考えているのかもしれない。
「…すぐ終わるから。痛かったら教えて」
彼女の衣服をずらす。
下着姿の彼女にまた自身が反応する。
僕は早く彼女に挿れてみたくてせっかちになっていた。
彼女の下着をずらすと、すぐにそこにそそり立っている自身を充てがう。
驚いたことに、彼女のそこは既に濡れており、すぐにでも入りそうだった。
やはり先程の背中の刺激…?
人間は背中に性感帯が存在するのだ。
ぐぐっと体重をかけ、彼女のそこへと侵入を始める。
「あっ…、いたっ…、んっ…」
「ごめん…!ゆっくりするから…」
体格差のせいか。それとも人間と悪魔の交わりは相性的に合わないのか。
痛みを訴える彼女に僕は少し焦っていた。
途中で止めることはできないが…、このまま続けてもいいものだろうか
「大丈夫です…。続けてください」
彼女が気を遣ってくれたのか、そう言ってくれ僕はさらに腰を沈めていく。
ずぶずぶと彼女に飲み込まれていく。
全て入るだろうか。
人間の生殖器のサイズは…、以外と奥に進むことができる。
もう少しで僕は根元まで飲み込まれそうだった。
「…あっ!」
ゴリっと奥に僕の先端が当たると彼女が大きな声で喘いだ。
「…ここ?ここが気持ちいいんだね?」
一度腰を引いてから再度同じ箇所に押し込んで刺激する。
「んっ…!そこ…!」
自分で人間の性感帯を発見したことに酷く興奮し、また自身が固さを増した。
彼女が身体をよがらせながら喘ぐ姿に僕も欲情し、本能のまま、腰を打ち付ける。
「…や!ん…!いい…!気持ちいい!」
奥を責めながらまだ他に人間の性感帯がないか探ろうとしたが、僕も気持ちよすぎてそんな余裕がなかった。
正直もう限界が近かった。
出したい、早く彼女の中で大量に精を吐き出したかった。
腰を早めると更に彼女の声が大きくなった。
「…出すよ。全部受け止めてね…!」
1番深い彼女の奥を激しく突く。
彼女の体内へ僕の全てを流し込みたかったのでやや腰を上げ、僕はこぼれないようにドクドクと最奥へ僕の精を吐き出した。
どくんどくんと僕が脈を打つ。
彼女も僕を受け入れるようにひくひくとそこを痙攣させていた。
この動きできっと僕の精液は彼女の奥へと到達していくだろう。
全てを出し切った所でゆっくりと自身を抜く。
彼女の入り口からとろりと液体が溢れる。
彼女はまだ息が荒く、ぐったりとしていた。
「…本当にありがとう。今度、またさせてね」
彼女の体が冷えないように布団を優しくかける。
温かいお茶を用意しながら、僕は交配実験について考えていた。
まだ1回目なので何度か交配を繰り返し、受精や妊娠の可能性は本当にゼロなのか確かめるつもりだった。
何度実験が必要だろうか。
100回程度試して一度も受精、妊娠しなければやはり異種交配では子孫は残せないとデータが出せるはずだ。
そんなことを考えていると彼女は起き上がり、衣服を着替え始めていた。
「お茶、どうぞ」
少しまだ顔を赤くした彼女が椅子に腰掛ける。
「ありがとうございます。いただきます」
彼女はおいしい、と呟きまた僕に笑顔を見せてくれた。
僕は実験のことばかり考えていたが、その前に彼女が嫌になり、逃げ出してしまったら?
彼女は貴重な人間だ。
これを逃すと僕は一生この実証実験を行うことができなくなるかもしれない…
「気持ちよかったです。また…、してもいいです」
彼女は僕の心が読めるのか?望んでいた回答をもらうことができ、嬉しかった。
そして彼女が嫌がっていなかったことにとても安心した。
「何のメモ取ってるんですか?」
彼女は僕の記述ノートを覗き込む。
人間には悪魔の言葉は読むことができない。
「ん?もちろん、君の性感帯だよ。背中とここと…、全て記録しておかないと…今日は徹夜だよ。君のおかげで人間の生殖器や交配のことについてよく知ることができたからね」
「…は、恥ずかしいです!」
恥ずかしそうにしながら僕の肩を軽く押す姿がとても可愛かった。
「僕は君を絶対守る。人間の匂いを消す香水だってあるし、バレないようにサポートもするから、外出も一緒にしよう。
今後…、人間界に戻る方法もきっと解明してみせるから」
「…ありがとうございます。でも私、バラムさんと一緒なら人間界に戻れなくても…、ずっとここにいてもいいです」
思いがけない彼女の言葉に驚きを隠せなかった。
「僕のこと、怖くないの…?」
「もう疑ってないです。人間好きで研究熱心な、優しい悪魔さんだと思ってます」
優しい悪魔…。
そんなことを言われるのは初めてで、胸が高鳴るのが分かった。
「…ありがとう。名無しちゃんのことは僕が命懸けで守るから。
まずは、生活用品を揃えに行こう」
僕は彼女を一生守ることを心に誓った。
続
閲覧は自己責任です
「…に、人間!?なぜこんな所に…!?」
彼女を一目見て直感的に悪魔ではないと分かる。
僕に見つかり、この人間はパニックを起こしていた。
「お、お願いします…。食べないでください…。命だけは…」
「大丈夫、僕、見た目はこんなだけど…食べはしないよ。お願い。僕を信じて」
他の悪魔に捕まってしまったら、確実にこの子の命はないだろう。
迷っている暇はない。このままだと他の悪魔がこの子を見つけてしまう。
すぐに僕は彼女を保護することに決めた。
僕は羽を広げ、彼女を隠すように包み込んだ。
食べられると思ったのか、彼女はまた呼吸を荒くし、暴れ出した。
「いや!!食べないで!!助けて!お願いします!」
「落ち着いて。僕は悪魔だけど、君を食べない。お願い、信じて着いてきて」
僕は彼女を抱きしめ、空へと飛び立つ。
暴れると落ちることに気づき、彼女は僕にひしっと捕まる。
優しく声をかけ続けると徐々に落ち着きを取り戻してきたようだった。
「どうしてあんな所に倒れていたの?」
彼女は悪魔に誘拐され、食べられそうになった所、命からがら逃げ出してきたことを教えてくれた。
少し足を噛まれたと教えてくれ、ふと見ると確かに脛の方から出血していた。
人間の血だ…
僕は少し興奮して生唾をごくりと飲む。
しかしすぐに正気を取り戻し、そこから目を逸らす。
今は彼女に信頼してもらわなければいけない。
「後でその足を治療しよう。もうすぐ着くから痛いと思うけど…ごめん。もう少し我慢してね」
…
「さあ、早く。入って」
他の悪魔に見つからないよう、素早く部屋へと入る。
まずは彼女を座らせ、足の治療をする。
「痛かったね。僕は絶対に君を食べたり傷つけたりしないから…。信じて欲しい」
彼女は頷きはしなかったが、逃げ出さないことから、少しは僕を信頼してくれているのだろうか。
彼女を傷つけないとは言え、やはり人間の血や肉には興味がある。
血くらいなら…
「止血をしようか」
僕は彼女の皮膚に触れ、血液を指で少し掬い取る。
ペロリとその指についた血液を啜る。
僕の身体が酷く興奮していくのが分かった。
…これが…、人間の味…!
思わず顔が紅潮していくが彼女にバレてはいけない。
僕は咄嗟に冷静を装う。
「止血するよ。しみるかもしれないけど、ちょっと頑張ってね」
僕は口枷を外してから彼女の出血部にそのまま口を付けた。
彼女は驚いて足をひっこめようとした。
僕の剥き出しの牙に驚いたのか、また足を噛まれると思ったのか。
僕は焦って説明をする。
彼女は悪魔に足を噛まれて、そのことがトラウマになっているのに…
僕は自分の欲望でフラッシュバックさせることをしてしまった…
「…ごめん。食べようとしたわけじゃないんだ。噛み付かないから。少し出血を抑えるだけだよ」
涙目になりながら僕を見つめている彼女。
今度は優しく彼女の足を取る。
ゆっくりと口を近づけ、舌で血液を拭う。
丁寧に血液を吸い上げ、僕は彼女の血液をゆっくりと味わった。
彼女の血が僕の身体へと流れていく。
力がみなぎっているのか、僕が興奮しているのか、心臓の鼓動が早くなっていくのが分かった。
すごい、僕は人間の血を摂取したんだ…
「綺麗になったから、これ、貼っておくね」
僕は傷口を保護して治療を終えた。
彼女に見られないように僕は自分の口周りについた血液を腕で拭い取った。
血の匂いに酷く興奮した。
「僕は君を守るよ。君は絶対に他の悪魔に人間だとバレちゃいけない」
「…信じていいんですよね?」
「うん、絶対に食べない。僕は君をここで保護する。僕はバラム。君の名前を聞いてもいいかな…?」
名前を教えてもらい、僕は名無しちゃん、とメモを取った。
僕は人間の研究をしてきたこと、
その結果今は人間界に戻ることは難しいことを説明した。
彼女は冷静になって僕の話を聞いていた。
本当に羽の収管口はないのか、
尾は生えていないのか、
いろいろ質問をする。
彼女の答えが僕の研究通りだったため、今までの研究結果は間違っていなかったと次第にテンションが最高潮になった。
「まだいっぱい聞きたいことがあるけど…、ちょっと休憩しようか」
「ふふ、生態に本当に興味があるんですね。分かることならなんでも教えますよ」
やっと彼女の笑顔を初めて見ることができた。
その歯にはやはり牙がなく、綺麗な歯列が並んでいた。
僕の目の前にはずっと追い求めてきた人間がいる。
このままだと興奮しすぎて倒れてしまうのではないだろうか。
自分を落ち着けようと深呼吸をする。
「…あの、女性にこんなことをお願いするのは失礼を承知の上で言うけど…。体に触れてみてもいいかな?」
「…断ったら、食べられたり…しますか?」
「いや、絶対に食べたりはしない!君は貴重な人間なんだから…。
ただ、人間の生態について直接この目で見たことがなくて…」
「…いいですよ」
おもむろに彼女は上着を一枚脱いでくれた。
薄着の半袖姿になり、その生地の間から下着が少し透けて見えていた。
「あの…、失礼します」
彼女の背中に回り、シャツをたくし上げる。
そこには綺麗な背中。
本当に羽の収管口がなかった。
僕はゴクリと生唾を飲み込み、凝視する。
「悪魔はここに収管口があるんだ。君は…本当にないんだね」
僕は手で何度も彼女の背中を触り、確かめる。
「…ん」
彼女からいやらしい吐息が漏れた所でサッと手を引く。
「ご、ごめん!そんなつもりじゃ…」
「すみません、変な声出ちゃって…」
彼女の方が恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。
もしかして人間は背中が弱点で、そこに性感帯があるのかもしれない…
僕はもう少し人間の生態について研究が必要だと感じた。
そして僕はどうしても試したいことがあった。
研究や観察だけでは知ることのできない実験。
それは人間と悪魔の異種交配。
異種間同士では受精することはまずない。
それが本当か自分自身で確かめたかったのだ。
準備は整っていた。
彼女の血液を啜ってから、僕のモノはずっと欲情を始めている。
思わず僕は彼女を後ろから抱きしめる。
「…もう一つ確かめたいことがあるんだ。痛くしないから、僕に協力してほしい」
僕は彼女をそのまま抱きかかえ、ベッドへと連れて行く。
何かを察したように彼女の顔は強張った。
「…あの、もしかして今から…するんですか?」
「…人間界ではなんて言うのかな…。君と交配したいんだ。大丈夫、僕の研究の結果、異種交配で妊娠することはないから…」
恥ずかしそうに目を伏せる。
どうやら抵抗はしていないようだった。
…いや、抵抗したら僕に食べられてしまうとまだ考えているのかもしれない。
「…すぐ終わるから。痛かったら教えて」
彼女の衣服をずらす。
下着姿の彼女にまた自身が反応する。
僕は早く彼女に挿れてみたくてせっかちになっていた。
彼女の下着をずらすと、すぐにそこにそそり立っている自身を充てがう。
驚いたことに、彼女のそこは既に濡れており、すぐにでも入りそうだった。
やはり先程の背中の刺激…?
人間は背中に性感帯が存在するのだ。
ぐぐっと体重をかけ、彼女のそこへと侵入を始める。
「あっ…、いたっ…、んっ…」
「ごめん…!ゆっくりするから…」
体格差のせいか。それとも人間と悪魔の交わりは相性的に合わないのか。
痛みを訴える彼女に僕は少し焦っていた。
途中で止めることはできないが…、このまま続けてもいいものだろうか
「大丈夫です…。続けてください」
彼女が気を遣ってくれたのか、そう言ってくれ僕はさらに腰を沈めていく。
ずぶずぶと彼女に飲み込まれていく。
全て入るだろうか。
人間の生殖器のサイズは…、以外と奥に進むことができる。
もう少しで僕は根元まで飲み込まれそうだった。
「…あっ!」
ゴリっと奥に僕の先端が当たると彼女が大きな声で喘いだ。
「…ここ?ここが気持ちいいんだね?」
一度腰を引いてから再度同じ箇所に押し込んで刺激する。
「んっ…!そこ…!」
自分で人間の性感帯を発見したことに酷く興奮し、また自身が固さを増した。
彼女が身体をよがらせながら喘ぐ姿に僕も欲情し、本能のまま、腰を打ち付ける。
「…や!ん…!いい…!気持ちいい!」
奥を責めながらまだ他に人間の性感帯がないか探ろうとしたが、僕も気持ちよすぎてそんな余裕がなかった。
正直もう限界が近かった。
出したい、早く彼女の中で大量に精を吐き出したかった。
腰を早めると更に彼女の声が大きくなった。
「…出すよ。全部受け止めてね…!」
1番深い彼女の奥を激しく突く。
彼女の体内へ僕の全てを流し込みたかったのでやや腰を上げ、僕はこぼれないようにドクドクと最奥へ僕の精を吐き出した。
どくんどくんと僕が脈を打つ。
彼女も僕を受け入れるようにひくひくとそこを痙攣させていた。
この動きできっと僕の精液は彼女の奥へと到達していくだろう。
全てを出し切った所でゆっくりと自身を抜く。
彼女の入り口からとろりと液体が溢れる。
彼女はまだ息が荒く、ぐったりとしていた。
「…本当にありがとう。今度、またさせてね」
彼女の体が冷えないように布団を優しくかける。
温かいお茶を用意しながら、僕は交配実験について考えていた。
まだ1回目なので何度か交配を繰り返し、受精や妊娠の可能性は本当にゼロなのか確かめるつもりだった。
何度実験が必要だろうか。
100回程度試して一度も受精、妊娠しなければやはり異種交配では子孫は残せないとデータが出せるはずだ。
そんなことを考えていると彼女は起き上がり、衣服を着替え始めていた。
「お茶、どうぞ」
少しまだ顔を赤くした彼女が椅子に腰掛ける。
「ありがとうございます。いただきます」
彼女はおいしい、と呟きまた僕に笑顔を見せてくれた。
僕は実験のことばかり考えていたが、その前に彼女が嫌になり、逃げ出してしまったら?
彼女は貴重な人間だ。
これを逃すと僕は一生この実証実験を行うことができなくなるかもしれない…
「気持ちよかったです。また…、してもいいです」
彼女は僕の心が読めるのか?望んでいた回答をもらうことができ、嬉しかった。
そして彼女が嫌がっていなかったことにとても安心した。
「何のメモ取ってるんですか?」
彼女は僕の記述ノートを覗き込む。
人間には悪魔の言葉は読むことができない。
「ん?もちろん、君の性感帯だよ。背中とここと…、全て記録しておかないと…今日は徹夜だよ。君のおかげで人間の生殖器や交配のことについてよく知ることができたからね」
「…は、恥ずかしいです!」
恥ずかしそうにしながら僕の肩を軽く押す姿がとても可愛かった。
「僕は君を絶対守る。人間の匂いを消す香水だってあるし、バレないようにサポートもするから、外出も一緒にしよう。
今後…、人間界に戻る方法もきっと解明してみせるから」
「…ありがとうございます。でも私、バラムさんと一緒なら人間界に戻れなくても…、ずっとここにいてもいいです」
思いがけない彼女の言葉に驚きを隠せなかった。
「僕のこと、怖くないの…?」
「もう疑ってないです。人間好きで研究熱心な、優しい悪魔さんだと思ってます」
優しい悪魔…。
そんなことを言われるのは初めてで、胸が高鳴るのが分かった。
「…ありがとう。名無しちゃんのことは僕が命懸けで守るから。
まずは、生活用品を揃えに行こう」
僕は彼女を一生守ることを心に誓った。
続