【ぱくじみんの弟】BTS/JIMIN・JUNGKOOK/男主人公
主人公君のお名前をどうぞ
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「…っ、…は……ぁ…ッ、これっ、…絶対、量…増やした、だろっ……ッ…」
口に含んだ瞬間から、その甘さに思考がやられて、どうにかこうにか無理矢理に嚥下していく間に、その甘さが体にまで回って、用意されていた食事が終わるころには全身が性感帯のようになっていて、ほんの僅か動いて服が擦れるだけでも、きつい。
「…ぁ、…ッ、ン…ぁ…っ、くそっ…」
ベッドに蹲って、シーツを握りしめて、必死で込み上げてくるものを耐える。
いつもだったら、食事を口にしてからしばらくの間、ベッドで蹲って大人しく耐えていたら、そのうち薬の効果が切れて、治まっていたのに――…。
「は――…っ、ぁ…っ、…ッ――…ン、っ……は…ぁ…」
今日の食事は一口目を口に入れた瞬間からその味の不味さに思わず吐き出しそうになるくらい、尋常じゃない量の薬が混ぜられていた。
食べないという選択肢は今の自分には無いから食べたけど…。
「…っ、…食べるんじゃ…ッ、無かった…っ…」
きっと、どれだけ吐き出しても尽きることはないんじゃないか、と思う位に体が疼いて堪らない。
動いていても動いていなくても、肌に触れるシャツが刺激になって、今にも気が狂いそうってな位に、耐えがたい疼きに足掻いて耐えているのに――…。
「失礼しますよー…ヒョンー…って、居ないのは知ってるんですけど。」
そう言って、万人を虜にする愛らしい顔が部屋の扉から顔を出したかと思うと、足早に近づいてきて、苦しむ俺の顔を上から覗き込んできたかと思えば、過敏なほどに敏感になっている耳に、指先を這わせて囁いてくる。
「来たよ、ジュナ。」
「っひ…ぃっ、ぁ…あっ…」
「ふふっ、僕が居なくて寂しかった?」
.
咥える様に甘く歯を立てられた耳から、ぞわりとした感覚が全身に広がり、悶える。
「っ、や…め…ッ、ひぁ、…ぁ…っ…」
「わぁ…、今日は一段と苦しそうだね、ジュナ。大丈夫?」
「これが、大丈夫に…っ、…見えるんなら、お前の目は、もうっ…終わり、だなっ……グガっ…」
そう言って、必死の思いで顔を上げて、覗き込んでくるグガを睨み返せば、ギシリ…と音を立ててベッドに乗り上げてきたグガの動きが一瞬止まる。
「えー、折角、その苦しそうなのを楽にしてあげようと思ったのに…、酷いなぁ。」
傷ついたんだけど?と、全然傷ついた風には見えないグクが垂れ下がっていた前髪を掻き上げる。
「もう、そんなこと言うんだったら僕、自分の部屋に戻るよ?」
いいの?と聞かれて、咄嗟に首を横に振る。
「…ぃ、…や、だっ…」
「じゃあ、どうしなきゃいけないのか、わかるよね、ジュナ?」
どうして、こうなったのか。
どうして、こんな関係になってしまったのか――。
「…っ、ひ……ッ、ぁ……っ、ぅ…」
熱をもって疼く体を無理やり起こして、擦れる刺激に唇を噛んで耐えながら、来ていたシャツのボタンに手をかける。
「早くしないと、帰るよ?」
「っ…、待っ…て…ッ…」
震える指で一つ、また一つとボタンを外して、ぎゅっとに握りしめたシャツの合わせをゆっくりと開きながら、悠然とした表情で見つめてくるグガに震える声で懇願する。
「シ、て……っ、グガ……っ、お願…ッ、助け、てっ…」
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