【BET】 BTS/JIMIN/女主人公
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チリチリと胸の奥が、心が、脳内が、焼けつくような感情だった。
それを僕は愛だと思った。
「ごめん、ちょっとお手洗いに行ってくるね!」
そう言って、席を離れた瞬間に。
ポケットに忍ばせていた薬包を開き広げて、、、
サラサラと落とし込む。
グラスの青に重ねたブルーキュラソーの青が、静かにその深みを増していく。
ああ、早く、戻ってきて。
否、、、
このまま戻ってこないで、
僕の毒牙にかからないで。
今日決行すると決めた時から、心は決まっていてもう揺らぐことは無いと思っていたのに、
からっぽの胃を満たしたアルコールが相反する感情を呼び起こす。
それでも、やめよう、とは思わない。
今日以上に最適な日は無くて、今日に賭けた。
スケジュールが合わなかったら、会えなかった。
誘っても、来てくれない可能性もあった。
勧めたお酒を頼まない可能性も、、、
その全ての可能性に打ち勝って、今―――。
「おまたせ、先に飲んでて良かったのにー!」
そう言って、青の深まったグラスを手に取る姿を、グラスの縁に触れる唇を、
眺めながら―――。
「うん、でも、一緒に飲む方が美味しいでしょ?」
自分のグラスの不変の青を一気に喉へと流し込む。
この愛は間違っているのかもしれない。
でも、敢えてこれを愛と呼んで、大切に、大切に守り育めたならば、
いつかそれが本当の愛になるかもしれないでしょ?
用意していたアルコールは半分も空いていない。
けれど、もうお開きでもいいだろう。
「ジュナ、―――ジュナ?」
「…、―――………」
問いかけても、返事はない。
食事をしながら、虚ろ虚ろと徐々に意識を失っていく様を、時間を掛けて見守った。
手にしていたグラスを静かに置いて、ゆっくりと席を立ち、歩み寄る。
「おやすみ、ジュナ」
「……ン、…―――ッ…」
意識を失い、辛うじて椅子に凭れていた体を抱き上げて―――、
ぎゅっと強く抱きしめる。
手に入れた、
この手に。
本当の愛を手に入れるチャンスを―――。
「は、はは…ッ、…―――…っ…、は…ぁ…………ッ、――」
込み上げてくるこの感情が何なのか、まだ、分からない。
けれど、腕の中にある温もりに、甘い時のような寝息に、
心は確かに歓喜して、震えたんだ。
「時間は――――…たっぷり、あるから…ね、……――ジュナ…」
それを僕は愛だと思った。
「ごめん、ちょっとお手洗いに行ってくるね!」
そう言って、席を離れた瞬間に。
ポケットに忍ばせていた薬包を開き広げて、、、
サラサラと落とし込む。
グラスの青に重ねたブルーキュラソーの青が、静かにその深みを増していく。
ああ、早く、戻ってきて。
否、、、
このまま戻ってこないで、
僕の毒牙にかからないで。
今日決行すると決めた時から、心は決まっていてもう揺らぐことは無いと思っていたのに、
からっぽの胃を満たしたアルコールが相反する感情を呼び起こす。
それでも、やめよう、とは思わない。
今日以上に最適な日は無くて、今日に賭けた。
スケジュールが合わなかったら、会えなかった。
誘っても、来てくれない可能性もあった。
勧めたお酒を頼まない可能性も、、、
その全ての可能性に打ち勝って、今―――。
「おまたせ、先に飲んでて良かったのにー!」
そう言って、青の深まったグラスを手に取る姿を、グラスの縁に触れる唇を、
眺めながら―――。
「うん、でも、一緒に飲む方が美味しいでしょ?」
自分のグラスの不変の青を一気に喉へと流し込む。
この愛は間違っているのかもしれない。
でも、敢えてこれを愛と呼んで、大切に、大切に守り育めたならば、
いつかそれが本当の愛になるかもしれないでしょ?
用意していたアルコールは半分も空いていない。
けれど、もうお開きでもいいだろう。
「ジュナ、―――ジュナ?」
「…、―――………」
問いかけても、返事はない。
食事をしながら、虚ろ虚ろと徐々に意識を失っていく様を、時間を掛けて見守った。
手にしていたグラスを静かに置いて、ゆっくりと席を立ち、歩み寄る。
「おやすみ、ジュナ」
「……ン、…―――ッ…」
意識を失い、辛うじて椅子に凭れていた体を抱き上げて―――、
ぎゅっと強く抱きしめる。
手に入れた、
この手に。
本当の愛を手に入れるチャンスを―――。
「は、はは…ッ、…―――…っ…、は…ぁ…………ッ、――」
込み上げてくるこの感情が何なのか、まだ、分からない。
けれど、腕の中にある温もりに、甘い時のような寝息に、
心は確かに歓喜して、震えたんだ。
「時間は――――…たっぷり、あるから…ね、……――ジュナ…」
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