とある結論
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見てみなさい、平均と言う名が相応しいこの子が、私の心を突き動かすなど、何一つその要素がない。
「第一に凹凸がない」
「え?」
豊満な肉体を誇るわけでも、かと言って華奢というわけでもない。現代っ子よろしく、筋肉の少ない体力のなさそうな身体。
どちらかと言えば大きな方が好みの自分が、ここに惹かれるはずもない。
「おまけに顔も平均」
「顔?あの…何の話を」
美貌に富んでいるとも愛嬌溢れているとも言えない、歳の割には童顔であると感じる顔。
身体にそそられる何かがない上に、色目が遣えるとか艶を感じる仕草も出来ないのだ、ここに惹かれるはずもない。
「そして動作が鈍く、直ぐ泣く」
「て、ていうか凹凸って…胸のことですか…?」
きびきび動いて器量がいい訳でもなくて、頭の回転が遅い上に順応が鈍く、その癖人の気持ちや言動に敏感で、要らぬところに心配ばかりして最終的に一人めそめそと泣く、非常に脆いメンタル。
現に今涙目になって胸を押さえており、他人のことなど気にせず流せばいいのに、と常日頃から言っているのだが、こんなことは全く惹かれる要素に成りえない。
即ちだ。
「ナナシさんは私の好みにことごとく反しています」
「えっ…!」
それ即ち。
人は悪い面がより目に付くというが、彼女の場合は良いところを挙げることが難しいと言える。普通、平均、中間、何か秀でていると言っても幽霊が見えて自分のような存在と知り合いという点のみだろう。いや、それは寧ろ欠点に近いのかもしれない。
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