鼓動
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とくん、
温かい。
「いい音ですね」
とくん、
それでいて力強い。
「…いつまでやるつもりなんですか」
とくん、
この耳に心地よい。
「満足するまでです」
とくん、
貴女がこの地で生きているこの音。
「段々恥ずかしくなってきた…何が楽しいのかさっぱりです」
とくん、
私と貴女の何千何百万回以上の距離を示す。
「ふふふ…私ね、この音が大好きなのですよ」
とくん、
だけどこの音を聞いている無音の私と。
「貴女が生きている、素晴らしい音だと思いませんか?」
とくん、
一分間に平均60から90の心拍数を超えている貴女の鼓動は。
「考えた事もありませんけど…それより、くすぐったいので早く退いて下さい」
とくん、
私が貴女のすぐ傍に存在している証。
「ナナシ」
どくん、
貴女の鼓動が跳ね上がるその瞬間。
「好きです」
「…急に何言ってんですか」
どくん、どくん、
何よりもそれを感じられるから。
「何より柔らかいので好きですよ。最近は一段と豊かに…」
「もうっ…!退いてください!」
「おやおや」
この音が、好き。
fin.
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