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こういう話は永遠に無縁だと思っていた。
あるとしたらそう、私達じゃない誰かが体験した話。
「お話があります」
だってそうだ、終わっているはずの私と貴女が始まったのはついこの前。
貴女にとっては長い年月でも、私にとってあの時の嬉しさはつい昨日のこと。
「もう、私も可愛いって言われる年じゃないんです」
いつまでも子供ではいられない、だけど貴女は年を取る度に美しくなっていく。
宝石のように輝いている、私だけの貴女。
「ギャルソンさんはいつまでもそう言ってくれそうだけど、そうじゃないんです」
いつだって思い出が輝いています、貴女と居て楽しくなかったことなどありませんでした。
退屈と思ったことも貴女から興味が逸れたことも、一度だってありませんでした。
「その、両親からもそろそろ腰を落ち着けるように言われてて、その」
この声を何年聞き続けたでしょうか、この艶やかな髪を何年見続けたことか。
だからそう、誰よりも傍で純粋に貴女を見続けた私なら、わかります。
「分かって、くれますか?」
分かります。
判ります。
解ります。
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