Good-Morning
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「…急に呼び出したりしてすみませんね。お互い忙しいのに」
「いやいや、支配人の頼みなら気にしないバク!」
「そう言ってくれると助かります。これはバクにしか頼めないので…」
妙な語尾と像のように長い鼻。二足歩行で一丁前にコックの服を身に着けたそれ。バクと呼ばれたそれは、笑顔で彼の頼みに応じていた。
「可笑しなことを言うようですが、そのね」
「?」
「…悪夢を、見るようになってしまったのです」
「悪夢?支配人、幽霊は夢を見ないはずじゃないバク?」
夢を知り尽くしていたバクには、驚くべき言葉であった。脳を休めるために必要な生理現象、睡眠。その睡眠時に記憶を整理する最に発生するのが夢である。肉体のない幽霊には、殆ど無関係と言ってもいいこの現象。
バクは幽霊が夢を見るなど聞いたことがないため首を傾げたが、彼が嘘をつくような人物でない事を知っていたため、快くそれを受け入れたのだった。
「…頼みがあります。私の夢を、全て取り除いて欲しいのです」
「いいけど…どんな怖い夢でも見たバク?」
「では、頼みましたよ。夜明けからお願いしますね」
「え、ああ、ちょっと!」
急に神妙な顔つきになった彼に、バクは首を傾げて聞き返すも、彼はそれ以上何も語ろうとはしなかった。足早に去ってしまう彼に、どんな夢を見たのかを聞くことは出来なかったのだった。
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