その繰り返しが
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「ギャルソンさん、あのね」
貴女が弱音を吐くたびに
「どうしました。そんな浮かない顔をして」
私が全てを受け止める
「その、言いにくいんですけど」
弱音の部分に安堵を与えるたびに
「私に言ってみて下さいな。相談に乗りますよ?」
私の言葉が埋まっていく
「本当?あのね…」
貴女が私を頼るたびに
「大丈夫、ナナシさんをいつも見ている私が保証しますよ」
貴女の中の強さが消えていく
「…そうですよね。うん、ギャルソンさんがそう言うなら」
そう、その調子
「ええ。私はいつどこに居てもナナシさんの味方ですから」
いつかきっと、この積み重ねで
「ありがとう!あのね、私」
貴女の中が私でいっぱいになる
「ん?何ですか?」
何もかも私なしじゃ居られない
「ギャルソンさんと居ると、すぐ頼っちゃうんですよね…いつもすみません…」
そんな貴女になって欲しいから
「いいのですよ。私は貴女の力になれれば、それで満足なんですから」
それまで、私は貴女の痛みを全て受け入れ続けるから
「そ、そんなこと言われちゃうと…ずっと頼っちゃいそうですよ」
貴女の思い描いている私を、どこまでも演じ続けますから
「…ええ、そうして下さい」
もっと、もっと、お話を続けましょう?
「でも…」
だからもっと、痛みを下さい
「それが私の、幸せですから」
fin.
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