人生は白竜ゲー。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「最近シオンって転んだり物落とすことなくなったよね」
「あれ、そう?あー、確かに落とし穴に落ちたり、ボールぶつけられるのは減ったかも?」
「シオンちゃんはラッキー低いもんねー。」
「サッカーのステータスが日常にも影響するなんてね」
「「「あはははは!」」」
授業のあとの昼休み。私と天馬くん、マサキでおしゃべり。本日のトークテーマは『運の悪さ』。選手のステータスにラッキーっていうのがあるんだけど、高ければクリティカル発生率が上がるよ。しかし私はラッキーの数値が驚異の0。でもブロックのステータスで勝負しているから試合中はそんなに気にならない。ならないんだけど・・・
「白竜がチームに入ってからめっきりそういうの減ったよ!」
「天馬くんもそう思う?」
「なるほど、白竜キラキラッキーパワーかぁ」
「きら・・・?」
「ぶふっ」
「な、なに笑ってんだよ!ネーミングセンス関係ないだろ!」
「あははゴメン狩屋!ねぇ、白竜がいて助かったエピソードって何かない?」
「うーんたくさんあるなぁ・・・」
この間の部室の鍵当番は私だったんだけど、その鍵を落としちゃって。
『鍵~どこ~』
そしたら先に帰った筈の白竜くん、戻ってきたの。
『まだいるのか、何してる』
『鍵落とした・・・』
『は!?』
呆れながらも一緒に探してくれたな。最終的に・・・
『あった!』
『はぁ・・・どこにあった?』
『椅子の下に落ちてた』
『もう落とすなよ』
『うん。ありがと』
鍵は見つかった。ほっと一安心。
「うーん、これは私の運が悪いって言うより不注意だね・・・」
「・・・タイミングよく戻ってきたのってシオンちゃんのこと待ってたんじゃね?」
「たまたまじゃない?」
「それでそれで?白竜くんとはその後どうしたの?」
「私の家まで着いていって、そこで別れた」
「送ってくれたのかな、白竜。優しいなぁ」
「あの白竜くんがねぇ。女子にはデリカシーないと思ってた」
それは知ってる。白竜くんだもんね。
「シオンちゃん、他は?」
「他は・・・」
キラキラとした瞳で聞いてくる。
「・・・昨日の部活終わりのときかな?」
『?』
いきなり後ろから抱きしめられた。
『白竜くん?どうしたの?』
『いいからじっとしてろ』
彼は私の頭に鼻を押しつけた。呼吸音が聞こえる。嗅いでるの?そして今度は髪の毛に頬ずりしてきた。白竜くんは疲れているのだろう。そうなんだろうと思い、じっとしていることにした。そこから10分くらいして放してくれた。
『・・・またな、シオン』
『あ、うん・・・』
白竜くんは何事もなかったかの様に帰っていった。私、汗臭くなかったかな。あの後家に帰ってお風呂上がりに棒付きアイスを食べたんだけど、
『・・・!?えー!?うそぉ?!当たりだ!やったー!ねぇみてあげはさん!人生で初めて当たりでたよー!』
「えーマジ!?」
「凄いじゃん!白竜パワー!」
「これってホントに偶然なのかって疑うレベルだよね・・・!」
「白竜くんありがとう!」
ここにはいない本人に感謝した。白竜くんの行動は謎だったけど・・・
「あ、運といえば、やっぱりお守りだよね!ミサンガとかペンダントとか!」
ミサンガやペンダントを装備すればラッキーに限らず他のステータスも上げられるのだ。凄いよね。中には入手が難しいものもあるみたい。
「シオンはそういうの持ってるの?」
「開運のお守りとして白竜くんのぬいぐるみを持ってるよ」
「白竜のぬいぐるみ?!」
「あのぬいぐるみ!?」
剣城さんがクレーンゲームで取ってきたけどいらないからって渡された、白竜くんのぬいぐるみ。この何とも言えない顔がなんか可愛いんだよね。
「運気アップのために持ってたんだけど、没収されちゃって・・・」
「そりゃ学校にそんなの持ってくるからでしょ」
「違うよ」
「え、違うの?」
「誰に没収されたの?」
「白竜くん」
「「ぶほぁ!」」
マサキと天馬くんが同時に吹き出した。あれ?
「あはははは!本物に没収されたの!?ヤバー!あはは!」
「ハハハ!面白ーい!」
「未だに返して貰ってないよ・・・そんなに笑う?」
「あはははは!ひー、お腹痛い・・・シオンって時々こっちの腹筋壊しに来るよね・・・!」
「あはは!ぬいぐるみの件、本人はなんて?」
「『本物である俺がいるのにそんなもので運を引き寄せようとしているのか?くだらん!』って言われた」
「いやいやそれって、要はシオンと一緒にいたいだけじゃん!」
「『俺がいればシオンは無敵だ』とも言ってたなぁ」
「ひー!!過保護かよ!くそ面白いんですけど!!」
「マサキ・・・こんな真剣な話なのに笑いすぎじゃない?」
「だって白竜くんがあまりにも面白すぎて・・・!」
2人ともゲラゲラ笑っていたが、しばらくするとやっと落ち着いてきた。
「それにしても白竜くんって本当におもしろ・・・ん"ん"っ!・・・優しい人だね」
マサキがわざとらしく咳払いする。おもしろって言おうとしたんでしょ?バレバレだぞ!
「白竜は本当に優しい奴だよね」
天馬くんが話を戻してくれた。そうだね。白竜くんは優しいよ。
「私もそう思う!」
2人ともニコニコしながらうなずいた。私も自然と笑顔になる。あんなに私を助けてくれるのは、きっと・・・。だからこれからはもっと白竜くんを大切にしていかないとね。
おしまい
おまけ
「あ、もしかしたら白竜くんの隣でソシャゲのガチャ引けば神引きできる?」
「えー?」
「あやかろうとしてる?」
「ものは試しだ!白竜くんを探せー!」
マサキが何やら思いついたみたい。天馬くんと一緒に彼についていく。
「白竜くーん」
「狩屋と天馬と・・・シオン?何の用だ」
「ちょっとここに立って」
「?」
白竜くんはマサキの隣に立った。
「よーし、気合い入れて・・・あ!」
「マサキ?」
「シオンちゃん回してよ、1回!」
「え、いいの?」
「なんか白竜パワーが増幅しそうだから」
「そうなの?」
「なんだその白竜パワーとは」
「これでレアなの来なかったら?」
「そういうのは考えちゃダメだぜ」
マサキにスマホを渡されたのでゲームのガチャ画面の『1かいまわす』ボタンに指を置く。ドキドキが止まらない。
「じゃ、いくよ・・・」
ボタンをタップ。ガチャ演出を四人で固唾を飲んで見守る。すると、何やら虹色のエフェクトが飛び散った。
「え!え!え!マジで来た!!」
マサキが興奮している!?天馬くんと白竜くんも唖然としている!?これが・・・白竜パワーなのか?!!
「イヤッホゥ!SSRキター!単発でこれはもうヒロトさんに自慢するしかねぇ!スクショスクショ!」
「・・・こんなことってあるのか」
「今日から白竜様と呼ばせて下さい!」
「いらんわ!」
「シオンちゃんもありがとー!」
「う、うん。お役に立てて何より・・・」
「白竜って何者・・・?」
「俺は俺だ」
「あれ、そう?あー、確かに落とし穴に落ちたり、ボールぶつけられるのは減ったかも?」
「シオンちゃんはラッキー低いもんねー。」
「サッカーのステータスが日常にも影響するなんてね」
「「「あはははは!」」」
授業のあとの昼休み。私と天馬くん、マサキでおしゃべり。本日のトークテーマは『運の悪さ』。選手のステータスにラッキーっていうのがあるんだけど、高ければクリティカル発生率が上がるよ。しかし私はラッキーの数値が驚異の0。でもブロックのステータスで勝負しているから試合中はそんなに気にならない。ならないんだけど・・・
「白竜がチームに入ってからめっきりそういうの減ったよ!」
「天馬くんもそう思う?」
「なるほど、白竜キラキラッキーパワーかぁ」
「きら・・・?」
「ぶふっ」
「な、なに笑ってんだよ!ネーミングセンス関係ないだろ!」
「あははゴメン狩屋!ねぇ、白竜がいて助かったエピソードって何かない?」
「うーんたくさんあるなぁ・・・」
この間の部室の鍵当番は私だったんだけど、その鍵を落としちゃって。
『鍵~どこ~』
そしたら先に帰った筈の白竜くん、戻ってきたの。
『まだいるのか、何してる』
『鍵落とした・・・』
『は!?』
呆れながらも一緒に探してくれたな。最終的に・・・
『あった!』
『はぁ・・・どこにあった?』
『椅子の下に落ちてた』
『もう落とすなよ』
『うん。ありがと』
鍵は見つかった。ほっと一安心。
「うーん、これは私の運が悪いって言うより不注意だね・・・」
「・・・タイミングよく戻ってきたのってシオンちゃんのこと待ってたんじゃね?」
「たまたまじゃない?」
「それでそれで?白竜くんとはその後どうしたの?」
「私の家まで着いていって、そこで別れた」
「送ってくれたのかな、白竜。優しいなぁ」
「あの白竜くんがねぇ。女子にはデリカシーないと思ってた」
それは知ってる。白竜くんだもんね。
「シオンちゃん、他は?」
「他は・・・」
キラキラとした瞳で聞いてくる。
「・・・昨日の部活終わりのときかな?」
『?』
いきなり後ろから抱きしめられた。
『白竜くん?どうしたの?』
『いいからじっとしてろ』
彼は私の頭に鼻を押しつけた。呼吸音が聞こえる。嗅いでるの?そして今度は髪の毛に頬ずりしてきた。白竜くんは疲れているのだろう。そうなんだろうと思い、じっとしていることにした。そこから10分くらいして放してくれた。
『・・・またな、シオン』
『あ、うん・・・』
白竜くんは何事もなかったかの様に帰っていった。私、汗臭くなかったかな。あの後家に帰ってお風呂上がりに棒付きアイスを食べたんだけど、
『・・・!?えー!?うそぉ?!当たりだ!やったー!ねぇみてあげはさん!人生で初めて当たりでたよー!』
「えーマジ!?」
「凄いじゃん!白竜パワー!」
「これってホントに偶然なのかって疑うレベルだよね・・・!」
「白竜くんありがとう!」
ここにはいない本人に感謝した。白竜くんの行動は謎だったけど・・・
「あ、運といえば、やっぱりお守りだよね!ミサンガとかペンダントとか!」
ミサンガやペンダントを装備すればラッキーに限らず他のステータスも上げられるのだ。凄いよね。中には入手が難しいものもあるみたい。
「シオンはそういうの持ってるの?」
「開運のお守りとして白竜くんのぬいぐるみを持ってるよ」
「白竜のぬいぐるみ?!」
「あのぬいぐるみ!?」
剣城さんがクレーンゲームで取ってきたけどいらないからって渡された、白竜くんのぬいぐるみ。この何とも言えない顔がなんか可愛いんだよね。
「運気アップのために持ってたんだけど、没収されちゃって・・・」
「そりゃ学校にそんなの持ってくるからでしょ」
「違うよ」
「え、違うの?」
「誰に没収されたの?」
「白竜くん」
「「ぶほぁ!」」
マサキと天馬くんが同時に吹き出した。あれ?
「あはははは!本物に没収されたの!?ヤバー!あはは!」
「ハハハ!面白ーい!」
「未だに返して貰ってないよ・・・そんなに笑う?」
「あはははは!ひー、お腹痛い・・・シオンって時々こっちの腹筋壊しに来るよね・・・!」
「あはは!ぬいぐるみの件、本人はなんて?」
「『本物である俺がいるのにそんなもので運を引き寄せようとしているのか?くだらん!』って言われた」
「いやいやそれって、要はシオンと一緒にいたいだけじゃん!」
「『俺がいればシオンは無敵だ』とも言ってたなぁ」
「ひー!!過保護かよ!くそ面白いんですけど!!」
「マサキ・・・こんな真剣な話なのに笑いすぎじゃない?」
「だって白竜くんがあまりにも面白すぎて・・・!」
2人ともゲラゲラ笑っていたが、しばらくするとやっと落ち着いてきた。
「それにしても白竜くんって本当におもしろ・・・ん"ん"っ!・・・優しい人だね」
マサキがわざとらしく咳払いする。おもしろって言おうとしたんでしょ?バレバレだぞ!
「白竜は本当に優しい奴だよね」
天馬くんが話を戻してくれた。そうだね。白竜くんは優しいよ。
「私もそう思う!」
2人ともニコニコしながらうなずいた。私も自然と笑顔になる。あんなに私を助けてくれるのは、きっと・・・。だからこれからはもっと白竜くんを大切にしていかないとね。
おしまい
おまけ
「あ、もしかしたら白竜くんの隣でソシャゲのガチャ引けば神引きできる?」
「えー?」
「あやかろうとしてる?」
「ものは試しだ!白竜くんを探せー!」
マサキが何やら思いついたみたい。天馬くんと一緒に彼についていく。
「白竜くーん」
「狩屋と天馬と・・・シオン?何の用だ」
「ちょっとここに立って」
「?」
白竜くんはマサキの隣に立った。
「よーし、気合い入れて・・・あ!」
「マサキ?」
「シオンちゃん回してよ、1回!」
「え、いいの?」
「なんか白竜パワーが増幅しそうだから」
「そうなの?」
「なんだその白竜パワーとは」
「これでレアなの来なかったら?」
「そういうのは考えちゃダメだぜ」
マサキにスマホを渡されたのでゲームのガチャ画面の『1かいまわす』ボタンに指を置く。ドキドキが止まらない。
「じゃ、いくよ・・・」
ボタンをタップ。ガチャ演出を四人で固唾を飲んで見守る。すると、何やら虹色のエフェクトが飛び散った。
「え!え!え!マジで来た!!」
マサキが興奮している!?天馬くんと白竜くんも唖然としている!?これが・・・白竜パワーなのか?!!
「イヤッホゥ!SSRキター!単発でこれはもうヒロトさんに自慢するしかねぇ!スクショスクショ!」
「・・・こんなことってあるのか」
「今日から白竜様と呼ばせて下さい!」
「いらんわ!」
「シオンちゃんもありがとー!」
「う、うん。お役に立てて何より・・・」
「白竜って何者・・・?」
「俺は俺だ」