人生は白竜ゲー。
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「よし、今日の練習はここまでです!」
「はぁ~つっかれたぁ~」
「もう僕ヘトヘトです・・・」
「みんなお疲れ様!はいドリンク」
葵ちゃんから私もドリンクを受けとって水分補給する。酷使した身体に染み渡る感じがして心地良い。軽くストレッチをしてからグラウンドを出た。更衣室で着替えてから玄関へ向かうと、外は雨が降っていた。
「あれ、さっきまで晴れてたのに」
しかし問題ない。私は傘を持っている。正確に言うと、置き忘れた自分の傘を回収しただけなのだが。ラッキーだったねと、傘を開こうと玄関へ出ると、
「・・・」
この間チームの仲間入りを果たした白竜くんが雨を見て立っている。見た所傘は持ってなさそうだ。どうしようか・・・
「えっと・・・白竜くん」
話しかけたはいいものの、何と声をかけたらいいんだろう。
「・・・何の用だ」
威圧感のある低い声だ。中学生とは思えない。剣城さんによればあの時より大分雰囲気変わったって言ってたけど・・・
「傘、ないの?」
「貴様には関係のない事だ」
ぴしゃりと言い放たれた。私達はゴッドエデンで初めて会ったときは、敵同士だった。関係はまだ浅い。折角チームメイトになったなら仲良くなりたい。
「その・・・中に入る?」
「いらん」
「でも、傘ないんでしょ?」
「・・・」
白竜くんは黙ってしまった。どうしよう。やっぱり迷惑だったかな?でもここで引き下がったら、白竜くんはまた雨に濡れて帰ることになってしまう。それではかわいそうだ。
「なら、これ使って」
「は?」
私は彼に傘を持たせた。白竜くんは戸惑っている。
「お前が困るだけだろう」
「大丈夫!走れば良いから」
「そういう事を言っているのではない」
「思い出した時に返してくれればいいから。じゃあまた明日!」
「おい!」
私は雨の中へ駆け出した。後ろで白竜くんが何か言っているのが聞こえたが、知らない振りをした。
「むぅぅ・・・」
「38度超えてる。今日は学校お休みした方がいいわね」
「ん・・・」
やはり雨の中に飛び出してきたツケがまわってきたようだ。熱が出て今日は学校に行けそうにない。あげはさんは私の為にお粥を作ってくれて、薬も飲ませてくれた。
「看病は任せてね!」
「ありがと、あげはさん・・・」
まずは身体を休めないと。熱を上げた位なら寝てればそのうち平熱になるだろう。私は目を閉じて、ゆっくり呼吸した。繰り返していればそのうちに眠ってしまった。
鬱蒼と茂る森の中。木々の間から月が優しい光を放っている。ガサガサと草むらを駆け抜ける二人分の足音。私の手を引いて走る、黒髪の小さな女の子。この子がいなければ今の私は無いと言っても過言ではない。
「こっちだよ、お姉ちゃん!」
息を切らして付いていく私に対して全く疲れを見せない女の子。後ろからは大人達の叫び声が木霊する。嫌だ、捕まったらまた・・・!
「大丈夫だよ。わたしが、守ってあげるから!」
目が覚めると日が西に傾き出した頃だった。とてもお腹が減っている。喉も渇いた。下に行って水でも飲もうかと上半身を起こすと、その1階のリビングからチャイムが鳴ったのが聞こえた。「はーい」と返事をするあげはさんの声も。お隣さんかな。ならもう少しここに居よう。しばらくすると階段を上ってこっちに来る足音が。そして、私の部屋のドアがノックされた。
「シオンちゃん?お友達がお見舞いに来てくれてるわよ」
お見舞い?誰だろう。連絡は無かったよね?ドアが開けられ、中に入ってきたのは・・・白竜くんだった。片手にコンビニのビニール袋を持っている。
「お前はバカなのか?」
彼から発せられた一言目がこれ。ごもっともです。私は傘を貸したせいで風邪をひいたのだから。
「ごめん・・・」
「ふんっ・・・これを食え」
彼が袋から取り出したのはリンゴのゼリーとスポーツドリンクだった。どちらも私がよく食べる好物だ。
「サッカープレイヤーは身体が資本だ。体調管理がなってないぞ」
「うぐっ」
「次は気を付けろ」
「ありがとう・・・」
リンゴのゼリーをいただく。冷たくて甘くて美味しい。白竜くんは近くにあった椅子を持ってきてベッドの脇に座る。そして、こんな話を振ってきた。
「・・・ゴッドエデンにいたというのは本当か」
「・・・」
これはまたタイムリーな話題だ。さっきの見たのもそこから逃げ出す夢だし。
「誰から聞いたの?」
「剣城だ」
「剣城さんか」
「お前のようなお人好しがなぜあの島に?」
「・・・私、ゴッドエデンで生まれたの」
私の母は、あの島で私を産んだ。そこから島の施設の中で私を育てた。美しくて、優しくて、強いひとだった。いつだって母さんは私の味方だった。私がどれだけ怒られて泣いて帰ってきても、「あなたは悪くない」と抱きしめてくれた。母さんと過ごす時間は何よりも楽しくて幸せだった。・・・牙山が来なければ。
「母さんは捨てられた。必要なくなったから」
ある日、牙山が部下を伴って来た。そこで母さんと会話をしていたけど内容は分からなかった。あいつが何か言った直後に母さんが激昂して言い返している場面は覚えている。あの優しかった母さんが豹変したのは後にも先にもこれが最後。翌朝、目が覚めると母さんはいなくなっていた。探しに行くとなぜか船に乗せられる所だった。母さんに近づこうとする私を複数の男達が羽交い締めにして止めた。必死になって抵抗するが叶わない。そうこうしている内に母さんの乗った船が出港してしまう。
『待ってよ、行かないで!私を置いていかないで!』
私の叫びは届かず、母さんとの距離はどんどん離れるばかり。最後に微かに聞こえた母さんの「大好きですよ」の一言は今でも忘れられない。
「それからは地獄だった」
教官に従いひたすらシードになるための特訓に勤しんだ日々。少しでも出来が悪いと怒号が飛んでくる。殴られるのは当たり前。食事や睡眠時間を奪われる事だってザラにある。そんな毎日の繰り返し。生きる希望なんて見えない。逃げ出せる方法なんてない。そんなとき、救世主が現れた―――。
「あの子が私を外の世界に連れ出してくれた。」
私は思い出す。自分を助けてくれたあの子の事を。名前は聞きそびれてしまった。顔もあいまい。髪の色くらいしか分からない。それでも感謝の念は尽きない。あの子のお陰で地獄から出られたのだ。生きることができたのだ。あの子がいてくれなければ今の私は存在していない。本当に、本当に感謝してもしきれない。
「でもあの子とは、それっきり」
「・・・」
「私は自分のサッカーで誰かを傷つけたくなくて、ゴッドエデンを出たの。後悔はしてないよ・・・なんか、暗い話になっちゃったね。」
「・・・その話、剣城は知っているのか?」
「ううん、誰にも話したことはない」
「そうか」
彼はそう言うと立ち上がる。
「ごちそうさま。美味しかった。あと、いろいろごめんね。私が勝手にしたことなのに」
「勘違いするな。俺はただお前の不注意に呆れているだけだ」
「そっか」
「お前のような奴を心配してくれる者などいないだろうしな。仕方なく来てやったんだ」
「うん・・・ありがとう」
「シオン」
「?」
「・・・早く治せ」
白竜くんはそう言った後、そのまま部屋を出て行った。少し気が楽になった気がする。さっきより身体も軽くなったような・・・。でもまた眠くなってきたなぁ・・・。ベッドにもぐり直して目を閉じる。次もあの女の子の夢が見られますように。そんなことを考えながら私は再び眠りについた。
「お疲れ様です」
「お疲れ、シオン。大丈夫だったか?」
全快してサッカー棟に入ると剣城さんが話しかけてきた。
「うん。おかげさまで」
「そうか。ならいい」
昨日のお見舞いは剣城さんが白竜くんに行くように言ってくれたんだって。なんだか恥ずかしいこと話した気がするけど・・・まぁいいか。それにしても―――
「・・・」
私はベンチに腰掛ける白竜くんを見る。私の視線に気づいた彼は、プイッとそっぽを向いた。彼は雷門に入ったばかり。大丈夫だよ。ここは素敵な場所だから。みんな個性的で、サッカーが大好きな良い人たちばかりだから。絶対にきみも気に入るはずだから。
「何を見ている」
「いや・・・仲良くなれそうな予感がしただけだよ」
「ふん・・・俺はお前のことなど興味ない」
「ふふっ」
「なにを笑ってるんだ・・・変な奴だな」
「白竜くんが変って言った」
「悪口を言われた自覚はないのか?」
「気にしない気にしない」
私たちの出会いは最悪だったかもしれないけど、これから少しずつ変わっていけばいいと思う。私たちの前に続く道は長く険しいものかもしれないけれど、それでも進んでいこうと思えるんだ。仲間と一緒に歩んで行けばどんな困難だって乗り越えられるはずだもの。白竜くんが雷門に来てくれて嬉しい気持ちもあるけどそれ以上に楽しみなことがいっぱいあるんだ!
「白竜くん」
「・・・何だ」
「これからよろしくね」
「・・・ふん」
相変わらずそっぽを向きながら答える白竜くん。なんか耳元まで赤いのは気にしないでおこう。
おしまい
「はぁ~つっかれたぁ~」
「もう僕ヘトヘトです・・・」
「みんなお疲れ様!はいドリンク」
葵ちゃんから私もドリンクを受けとって水分補給する。酷使した身体に染み渡る感じがして心地良い。軽くストレッチをしてからグラウンドを出た。更衣室で着替えてから玄関へ向かうと、外は雨が降っていた。
「あれ、さっきまで晴れてたのに」
しかし問題ない。私は傘を持っている。正確に言うと、置き忘れた自分の傘を回収しただけなのだが。ラッキーだったねと、傘を開こうと玄関へ出ると、
「・・・」
この間チームの仲間入りを果たした白竜くんが雨を見て立っている。見た所傘は持ってなさそうだ。どうしようか・・・
「えっと・・・白竜くん」
話しかけたはいいものの、何と声をかけたらいいんだろう。
「・・・何の用だ」
威圧感のある低い声だ。中学生とは思えない。剣城さんによればあの時より大分雰囲気変わったって言ってたけど・・・
「傘、ないの?」
「貴様には関係のない事だ」
ぴしゃりと言い放たれた。私達はゴッドエデンで初めて会ったときは、敵同士だった。関係はまだ浅い。折角チームメイトになったなら仲良くなりたい。
「その・・・中に入る?」
「いらん」
「でも、傘ないんでしょ?」
「・・・」
白竜くんは黙ってしまった。どうしよう。やっぱり迷惑だったかな?でもここで引き下がったら、白竜くんはまた雨に濡れて帰ることになってしまう。それではかわいそうだ。
「なら、これ使って」
「は?」
私は彼に傘を持たせた。白竜くんは戸惑っている。
「お前が困るだけだろう」
「大丈夫!走れば良いから」
「そういう事を言っているのではない」
「思い出した時に返してくれればいいから。じゃあまた明日!」
「おい!」
私は雨の中へ駆け出した。後ろで白竜くんが何か言っているのが聞こえたが、知らない振りをした。
「むぅぅ・・・」
「38度超えてる。今日は学校お休みした方がいいわね」
「ん・・・」
やはり雨の中に飛び出してきたツケがまわってきたようだ。熱が出て今日は学校に行けそうにない。あげはさんは私の為にお粥を作ってくれて、薬も飲ませてくれた。
「看病は任せてね!」
「ありがと、あげはさん・・・」
まずは身体を休めないと。熱を上げた位なら寝てればそのうち平熱になるだろう。私は目を閉じて、ゆっくり呼吸した。繰り返していればそのうちに眠ってしまった。
鬱蒼と茂る森の中。木々の間から月が優しい光を放っている。ガサガサと草むらを駆け抜ける二人分の足音。私の手を引いて走る、黒髪の小さな女の子。この子がいなければ今の私は無いと言っても過言ではない。
「こっちだよ、お姉ちゃん!」
息を切らして付いていく私に対して全く疲れを見せない女の子。後ろからは大人達の叫び声が木霊する。嫌だ、捕まったらまた・・・!
「大丈夫だよ。わたしが、守ってあげるから!」
目が覚めると日が西に傾き出した頃だった。とてもお腹が減っている。喉も渇いた。下に行って水でも飲もうかと上半身を起こすと、その1階のリビングからチャイムが鳴ったのが聞こえた。「はーい」と返事をするあげはさんの声も。お隣さんかな。ならもう少しここに居よう。しばらくすると階段を上ってこっちに来る足音が。そして、私の部屋のドアがノックされた。
「シオンちゃん?お友達がお見舞いに来てくれてるわよ」
お見舞い?誰だろう。連絡は無かったよね?ドアが開けられ、中に入ってきたのは・・・白竜くんだった。片手にコンビニのビニール袋を持っている。
「お前はバカなのか?」
彼から発せられた一言目がこれ。ごもっともです。私は傘を貸したせいで風邪をひいたのだから。
「ごめん・・・」
「ふんっ・・・これを食え」
彼が袋から取り出したのはリンゴのゼリーとスポーツドリンクだった。どちらも私がよく食べる好物だ。
「サッカープレイヤーは身体が資本だ。体調管理がなってないぞ」
「うぐっ」
「次は気を付けろ」
「ありがとう・・・」
リンゴのゼリーをいただく。冷たくて甘くて美味しい。白竜くんは近くにあった椅子を持ってきてベッドの脇に座る。そして、こんな話を振ってきた。
「・・・ゴッドエデンにいたというのは本当か」
「・・・」
これはまたタイムリーな話題だ。さっきの見たのもそこから逃げ出す夢だし。
「誰から聞いたの?」
「剣城だ」
「剣城さんか」
「お前のようなお人好しがなぜあの島に?」
「・・・私、ゴッドエデンで生まれたの」
私の母は、あの島で私を産んだ。そこから島の施設の中で私を育てた。美しくて、優しくて、強いひとだった。いつだって母さんは私の味方だった。私がどれだけ怒られて泣いて帰ってきても、「あなたは悪くない」と抱きしめてくれた。母さんと過ごす時間は何よりも楽しくて幸せだった。・・・牙山が来なければ。
「母さんは捨てられた。必要なくなったから」
ある日、牙山が部下を伴って来た。そこで母さんと会話をしていたけど内容は分からなかった。あいつが何か言った直後に母さんが激昂して言い返している場面は覚えている。あの優しかった母さんが豹変したのは後にも先にもこれが最後。翌朝、目が覚めると母さんはいなくなっていた。探しに行くとなぜか船に乗せられる所だった。母さんに近づこうとする私を複数の男達が羽交い締めにして止めた。必死になって抵抗するが叶わない。そうこうしている内に母さんの乗った船が出港してしまう。
『待ってよ、行かないで!私を置いていかないで!』
私の叫びは届かず、母さんとの距離はどんどん離れるばかり。最後に微かに聞こえた母さんの「大好きですよ」の一言は今でも忘れられない。
「それからは地獄だった」
教官に従いひたすらシードになるための特訓に勤しんだ日々。少しでも出来が悪いと怒号が飛んでくる。殴られるのは当たり前。食事や睡眠時間を奪われる事だってザラにある。そんな毎日の繰り返し。生きる希望なんて見えない。逃げ出せる方法なんてない。そんなとき、救世主が現れた―――。
「あの子が私を外の世界に連れ出してくれた。」
私は思い出す。自分を助けてくれたあの子の事を。名前は聞きそびれてしまった。顔もあいまい。髪の色くらいしか分からない。それでも感謝の念は尽きない。あの子のお陰で地獄から出られたのだ。生きることができたのだ。あの子がいてくれなければ今の私は存在していない。本当に、本当に感謝してもしきれない。
「でもあの子とは、それっきり」
「・・・」
「私は自分のサッカーで誰かを傷つけたくなくて、ゴッドエデンを出たの。後悔はしてないよ・・・なんか、暗い話になっちゃったね。」
「・・・その話、剣城は知っているのか?」
「ううん、誰にも話したことはない」
「そうか」
彼はそう言うと立ち上がる。
「ごちそうさま。美味しかった。あと、いろいろごめんね。私が勝手にしたことなのに」
「勘違いするな。俺はただお前の不注意に呆れているだけだ」
「そっか」
「お前のような奴を心配してくれる者などいないだろうしな。仕方なく来てやったんだ」
「うん・・・ありがとう」
「シオン」
「?」
「・・・早く治せ」
白竜くんはそう言った後、そのまま部屋を出て行った。少し気が楽になった気がする。さっきより身体も軽くなったような・・・。でもまた眠くなってきたなぁ・・・。ベッドにもぐり直して目を閉じる。次もあの女の子の夢が見られますように。そんなことを考えながら私は再び眠りについた。
「お疲れ様です」
「お疲れ、シオン。大丈夫だったか?」
全快してサッカー棟に入ると剣城さんが話しかけてきた。
「うん。おかげさまで」
「そうか。ならいい」
昨日のお見舞いは剣城さんが白竜くんに行くように言ってくれたんだって。なんだか恥ずかしいこと話した気がするけど・・・まぁいいか。それにしても―――
「・・・」
私はベンチに腰掛ける白竜くんを見る。私の視線に気づいた彼は、プイッとそっぽを向いた。彼は雷門に入ったばかり。大丈夫だよ。ここは素敵な場所だから。みんな個性的で、サッカーが大好きな良い人たちばかりだから。絶対にきみも気に入るはずだから。
「何を見ている」
「いや・・・仲良くなれそうな予感がしただけだよ」
「ふん・・・俺はお前のことなど興味ない」
「ふふっ」
「なにを笑ってるんだ・・・変な奴だな」
「白竜くんが変って言った」
「悪口を言われた自覚はないのか?」
「気にしない気にしない」
私たちの出会いは最悪だったかもしれないけど、これから少しずつ変わっていけばいいと思う。私たちの前に続く道は長く険しいものかもしれないけれど、それでも進んでいこうと思えるんだ。仲間と一緒に歩んで行けばどんな困難だって乗り越えられるはずだもの。白竜くんが雷門に来てくれて嬉しい気持ちもあるけどそれ以上に楽しみなことがいっぱいあるんだ!
「白竜くん」
「・・・何だ」
「これからよろしくね」
「・・・ふん」
相変わらずそっぽを向きながら答える白竜くん。なんか耳元まで赤いのは気にしないでおこう。
おしまい