日記
お菓子の家
2020/08/10 19:02黒い鎖
皆様、こんばんは。
黒い鎖のCandy House「詮無い贖(あがな)い」と「押す者と負うもの」を更新しました。
前者がテヨンとミンジの別れ、後者が前を向いて歩き出したテヨンの話といった感じでしょうか。
さて、今回の日記では「詮無い贖(あがな)い」のあとがきで書いたようにミンジについてお話したいと思います。
このシリーズにおいて、ミンジにはテヨンのパニへの恋心をミスリードするという役割を与えていました。
お気づきの方はいらっしゃったでしょうか。
実はテヨンは割と早い段階からパニへの淡い恋心を薄々自覚し始めていました。
しかし、ミンジが語る体験談や彼女の発言にいつの間にか考え方が導かれ、
パニに気持ちを伝えるのを躊躇い、自分やパニの思いを思春期特有のものとして否定し始めます。
そして、テヨンが恋心を否定しきれなくなったとき、
その性指向を受け止められるのはパニではなく自分(ミンジ)だけだと少しずつテヨンに刷り込んでいくんです。
そうです。このシリーズで二人があんなにすれ違ったのはミンジがだいたい原因です(笑)
私はお話を書くときに、主人公の気持ちを固めてから書くということをしません。
このシリーズでは、ミスリードする役割を担うミンジの言動についてはかなり意識して書いていましたが、
それにテヨンがどう影響されるのか、テヨンとパニの関係にどんな影響を及ぼすのかはわかりませんでした。
私はミンジという存在を意識的に置き、それが広げていく波紋を観察しているだけでした。
ミンジのミスリードは思った以上に効果的で、本当にハラハラしながら書いてました。
まさか二人がこんなに遠回りすることになるとは思いませんでした(笑)
二人にとってミンジの影響は未だかなり大きく、「ミンジたんが予想以上に甚大な被害を与えていて草」という心境ですw
以前もチラッとお話したかもしれませんが、ミンジはパニにちょっと似ているかもと思いながら書いていました。
というか、私の中でミンジの具体的な像は固まっていなかったのですが、
ミンジにテヨンをドキッとさせてもらったり、ミンジに惹かれた理由をテヨンに語ってもらっているうちに、
あ~ミンジはパニに似てるんだねって思って。
やっぱり君の好みはそこなんだねって思いましたw
でも、ミンジとパニで決定的に違うところもあったりして。
ミンジとパニの違いは強引さかなと思っています。
ミンジはその強引さで心の扉を閉めがちなテヨンの心を力づくで開かせ、その後も結構自分本位にテヨンを振り回します。
ミンジの強引さがなければテヨンはパニやメンバー以外の恋人という存在に心を開くことを知らなかったし、
女性と付き合ったりもできなかったと思いますので良い面もあったと思いますが、
一方で彼女の自分本位すぎる強引さがテヨンの負担でもあり、心が離れる原因にもなったのかなと思います。
二人の関係はミンジだけが悪いわけではありませんし、テヨンが悪い面もありますが。
それから、テヨン編のCandy Houseというタイトルはミンジの役割を暗示したものになっておりました。
Candy House→お菓子の家。
お菓子の家といえばヘンゼルとグレーテル(グリム童話)。
お菓子の家は、魔女が迷子になった子供たちをおびき寄せて食べるために作った罠です。
ミンジはテヨンをミスリードさせて自分のもとに引き寄せる役目でしたので、
迷子になった(させた)テヨンをおびき寄せた先にある居場所(罠)ということでタイトルを"Candy House"としました。
また、以前にもどこかでお話したかと思いますが、ミンジのイメージソングとしてCoccoさんの『強く儚い者たち』をよく聴いていました。
この曲の歌詞に出てくるのは、愛する人を故郷に残して船旅に出た人(男性?)と、
その彼が船旅で辿りついた島の住人(女性?)です。(たぶん)
彼女は荒れた海を渡って島に辿り着いた彼に甘い言葉を囁き、故郷の恋人への彼の想いをミスリードしていきます。
本当にミスリードか真実かはわかりませんが、
故郷の恋人が長い間あなたを待っているはずがない、あなたのいないところで彼女は既に裏切っているはずよと何度も囁き、
船旅の中で新しいものを手に入れたあなたはこれまでのあなたと変わっても不思議じゃない、人が変わることは仕方がないのって、
まるで心変わりする後ろめたさを和らげるようなことを言い続けているんです。
そして、本当のところなんて本人に聞かないとわからないのに、
この船乗りは彼女の言葉のせいなのかどんどん恋人を信じられなくなっていく。
よく考えると怖い歌詞ですね(笑)
また、この曲の歌詞の中で
"私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう
抱いてあげましょう"
という部分があります。
なんだかヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を彷彿とさせるような甘い罠だと思いました。
ミスリードの末の甘い罠。
なんだかミンジっぽい曲だなって。
ミンジ本人にはテヨンをミスリードしたという意図はそんなになかったと思いますが
(後半になるとその意図が全くなかったとは言い切れませんが)、
私が彼女を描く上でこの曲はイメージにぴったりでした。
この曲は爽やかで心地よいメロディーに甘く残酷な歌詞がついていて、
まさにCoccoさんのエッセンスが詰まった素敵な曲なので、
ご興味のある方は是非是非聴いてみてください。
『強く儚いものたち』song by Cocco
”愛する人を守るため 大切なもの築くため
海へ出たのね
嵐の中で戦って 突風の中生きのびて
ここへ来たのね
この港はいい所よ 朝日がきれいなの
住みつく人もいるのよ ゆっくり休みなさい
疲れた羽根を癒すの
だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ
何も失わずに 同じでいられると思う?
人は弱いものよ
とても弱いものよ
愛する人の未来など 遠い目のまま言わないで
声が聞こえる?
私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう
抱いてあげましょう
固い誓い交わしたのね そんなの知ってるわ
“あんなに愛し合った”と 何度も確かめ合い
信じて島を出たのね
だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃
あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ
人は強いものよ
とても強いものよ
そうよ飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ
何も失わずに 同じでいられると思う?
きっと飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃
あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ
人は強いものよ
そして儚いもの”
以下、拍手お返事です。
遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
きゃーーーーーー!!!!!待ってました(;_;)(;_;)!!!!!私は黒い鎖を希望します!!!!…様
わぁぁ~喜んでくださってありがとうございます!ただいま戻りました~!
リクエストもありがとうございました^^
リクエストいただきましたので黒い鎖を優先的に更新することにしました。
楽しんでくださっていたら嬉しいです^^
コメントありがとうございました!
6年の愛読者です!他のソシサイトの皆様が辞めてる中でがめにさんが残ってくれてとても嬉しいです!…様
おぉ!6年!嬉しいですありがとうございます!!
そして読者様のコメントで思い出しました。もうすぐこのサイト7周年だ!笑
6年前っていうと本当にたくさんソシ小説サイト様があって活発に更新されていた頃ですよね?
あれから随分この界隈も変わってしまいましたね…(遠い目)
というか、ん?6年前?2014年?あの暗黒の年…?
うっ!あの年のことを思い出そうとすると頭が割れるように痛いっ←笑
6年もこのサイトの存在を忘れず訪れてくださって嬉しいです。
本当にありがとうございます。
こうしてソシの小説を書き続けているサイトもなかなかレアな存在っぽいのですが、
変わらずソシ小説を読まれている読者様もなかなかレアですぞ!
私にとっては読者様こそありがたい存在です。
これからもレアな存在でも一緒に楽しんでいきましょう^^
そしてお気遣いいただきありがとうございます。
読者様も健康にお気をつけてお過ごしくださいませ。
コメントありがとうございました!
カムバックありがとうございます。
待ってました!テヨンとティファニーの約束のように。…様
カムバしました!(一回言ってみたかったw)
コメントから察するに黒い鎖を読んでくださっているのでしょうか。ありがとうございます!
なかなかお話を書く時間を作るのが難しくなっているのですが、これからも書き続けますので何卒よろしくお願いいたします^^
細々続けていきますので気が向いたときに是非お越しください。
のんびりお茶をすすりながらお待ちしておりますね^^
コメントありがとうございました!
最近、少女時代にはまり、このサイトに巡り会いました!!!がめに様のお話達は読み終わった後に自分の顔がニヤニヤ…様
初めまして。ご訪問ありがとうございます^^
最近ソシにハマったとはなかなかレアですね!
読者様がどんなきっかけでソシにハマったのかめっちゃ気になりますw
また、お話を楽しんでくださっているようでとても嬉しいです^^
ニヤニヤということは、読者様は甘いお話がお好きなのでしょうか?
このサイトはニヤニヤとズドーン(闇)の両極端なシリーズがございますので、
シリーズ紹介をご覧いただいてどうぞ十分お気をつけてご覧くださいませ。
なかなか話数が多いシリーズも多いですが、楽しんでいただけたら幸いです。
ありがとうございます。読者様も無理せずお体に気を付けてお過ごしくださいませ^^
コメントありがとうございました!
黒い鎖のCandy House「詮無い贖(あがな)い」と「押す者と負うもの」を更新しました。
前者がテヨンとミンジの別れ、後者が前を向いて歩き出したテヨンの話といった感じでしょうか。
さて、今回の日記では「詮無い贖(あがな)い」のあとがきで書いたようにミンジについてお話したいと思います。
このシリーズにおいて、ミンジにはテヨンのパニへの恋心をミスリードするという役割を与えていました。
お気づきの方はいらっしゃったでしょうか。
実はテヨンは割と早い段階からパニへの淡い恋心を薄々自覚し始めていました。
しかし、ミンジが語る体験談や彼女の発言にいつの間にか考え方が導かれ、
パニに気持ちを伝えるのを躊躇い、自分やパニの思いを思春期特有のものとして否定し始めます。
そして、テヨンが恋心を否定しきれなくなったとき、
その性指向を受け止められるのはパニではなく自分(ミンジ)だけだと少しずつテヨンに刷り込んでいくんです。
そうです。このシリーズで二人があんなにすれ違ったのはミンジがだいたい原因です(笑)
私はお話を書くときに、主人公の気持ちを固めてから書くということをしません。
このシリーズでは、ミスリードする役割を担うミンジの言動についてはかなり意識して書いていましたが、
それにテヨンがどう影響されるのか、テヨンとパニの関係にどんな影響を及ぼすのかはわかりませんでした。
私はミンジという存在を意識的に置き、それが広げていく波紋を観察しているだけでした。
ミンジのミスリードは思った以上に効果的で、本当にハラハラしながら書いてました。
まさか二人がこんなに遠回りすることになるとは思いませんでした(笑)
二人にとってミンジの影響は未だかなり大きく、「ミンジたんが予想以上に甚大な被害を与えていて草」という心境ですw
以前もチラッとお話したかもしれませんが、ミンジはパニにちょっと似ているかもと思いながら書いていました。
というか、私の中でミンジの具体的な像は固まっていなかったのですが、
ミンジにテヨンをドキッとさせてもらったり、ミンジに惹かれた理由をテヨンに語ってもらっているうちに、
あ~ミンジはパニに似てるんだねって思って。
やっぱり君の好みはそこなんだねって思いましたw
でも、ミンジとパニで決定的に違うところもあったりして。
ミンジとパニの違いは強引さかなと思っています。
ミンジはその強引さで心の扉を閉めがちなテヨンの心を力づくで開かせ、その後も結構自分本位にテヨンを振り回します。
ミンジの強引さがなければテヨンはパニやメンバー以外の恋人という存在に心を開くことを知らなかったし、
女性と付き合ったりもできなかったと思いますので良い面もあったと思いますが、
一方で彼女の自分本位すぎる強引さがテヨンの負担でもあり、心が離れる原因にもなったのかなと思います。
二人の関係はミンジだけが悪いわけではありませんし、テヨンが悪い面もありますが。
それから、テヨン編のCandy Houseというタイトルはミンジの役割を暗示したものになっておりました。
Candy House→お菓子の家。
お菓子の家といえばヘンゼルとグレーテル(グリム童話)。
お菓子の家は、魔女が迷子になった子供たちをおびき寄せて食べるために作った罠です。
ミンジはテヨンをミスリードさせて自分のもとに引き寄せる役目でしたので、
迷子になった(させた)テヨンをおびき寄せた先にある居場所(罠)ということでタイトルを"Candy House"としました。
また、以前にもどこかでお話したかと思いますが、ミンジのイメージソングとしてCoccoさんの『強く儚い者たち』をよく聴いていました。
この曲の歌詞に出てくるのは、愛する人を故郷に残して船旅に出た人(男性?)と、
その彼が船旅で辿りついた島の住人(女性?)です。(たぶん)
彼女は荒れた海を渡って島に辿り着いた彼に甘い言葉を囁き、故郷の恋人への彼の想いをミスリードしていきます。
本当にミスリードか真実かはわかりませんが、
故郷の恋人が長い間あなたを待っているはずがない、あなたのいないところで彼女は既に裏切っているはずよと何度も囁き、
船旅の中で新しいものを手に入れたあなたはこれまでのあなたと変わっても不思議じゃない、人が変わることは仕方がないのって、
まるで心変わりする後ろめたさを和らげるようなことを言い続けているんです。
そして、本当のところなんて本人に聞かないとわからないのに、
この船乗りは彼女の言葉のせいなのかどんどん恋人を信じられなくなっていく。
よく考えると怖い歌詞ですね(笑)
また、この曲の歌詞の中で
"私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう
抱いてあげましょう"
という部分があります。
なんだかヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を彷彿とさせるような甘い罠だと思いました。
ミスリードの末の甘い罠。
なんだかミンジっぽい曲だなって。
ミンジ本人にはテヨンをミスリードしたという意図はそんなになかったと思いますが
(後半になるとその意図が全くなかったとは言い切れませんが)、
私が彼女を描く上でこの曲はイメージにぴったりでした。
この曲は爽やかで心地よいメロディーに甘く残酷な歌詞がついていて、
まさにCoccoさんのエッセンスが詰まった素敵な曲なので、
ご興味のある方は是非是非聴いてみてください。
『強く儚いものたち』song by Cocco
”愛する人を守るため 大切なもの築くため
海へ出たのね
嵐の中で戦って 突風の中生きのびて
ここへ来たのね
この港はいい所よ 朝日がきれいなの
住みつく人もいるのよ ゆっくり休みなさい
疲れた羽根を癒すの
だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ
何も失わずに 同じでいられると思う?
人は弱いものよ
とても弱いものよ
愛する人の未来など 遠い目のまま言わないで
声が聞こえる?
私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう
抱いてあげましょう
固い誓い交わしたのね そんなの知ってるわ
“あんなに愛し合った”と 何度も確かめ合い
信じて島を出たのね
だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃
あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ
人は強いものよ
とても強いものよ
そうよ飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ
何も失わずに 同じでいられると思う?
きっと飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃
あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ
人は強いものよ
そして儚いもの”
以下、拍手お返事です。
遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
きゃーーーーーー!!!!!待ってました(;_;)(;_;)!!!!!私は黒い鎖を希望します!!!!…様
わぁぁ~喜んでくださってありがとうございます!ただいま戻りました~!
リクエストもありがとうございました^^
リクエストいただきましたので黒い鎖を優先的に更新することにしました。
楽しんでくださっていたら嬉しいです^^
コメントありがとうございました!
6年の愛読者です!他のソシサイトの皆様が辞めてる中でがめにさんが残ってくれてとても嬉しいです!…様
おぉ!6年!嬉しいですありがとうございます!!
そして読者様のコメントで思い出しました。もうすぐこのサイト7周年だ!笑
6年前っていうと本当にたくさんソシ小説サイト様があって活発に更新されていた頃ですよね?
あれから随分この界隈も変わってしまいましたね…(遠い目)
というか、ん?6年前?2014年?あの暗黒の年…?
うっ!あの年のことを思い出そうとすると頭が割れるように痛いっ←笑
6年もこのサイトの存在を忘れず訪れてくださって嬉しいです。
本当にありがとうございます。
こうしてソシの小説を書き続けているサイトもなかなかレアな存在っぽいのですが、
変わらずソシ小説を読まれている読者様もなかなかレアですぞ!
私にとっては読者様こそありがたい存在です。
これからもレアな存在でも一緒に楽しんでいきましょう^^
そしてお気遣いいただきありがとうございます。
読者様も健康にお気をつけてお過ごしくださいませ。
コメントありがとうございました!
カムバックありがとうございます。
待ってました!テヨンとティファニーの約束のように。…様
カムバしました!(一回言ってみたかったw)
コメントから察するに黒い鎖を読んでくださっているのでしょうか。ありがとうございます!
なかなかお話を書く時間を作るのが難しくなっているのですが、これからも書き続けますので何卒よろしくお願いいたします^^
細々続けていきますので気が向いたときに是非お越しください。
のんびりお茶をすすりながらお待ちしておりますね^^
コメントありがとうございました!
最近、少女時代にはまり、このサイトに巡り会いました!!!がめに様のお話達は読み終わった後に自分の顔がニヤニヤ…様
初めまして。ご訪問ありがとうございます^^
最近ソシにハマったとはなかなかレアですね!
読者様がどんなきっかけでソシにハマったのかめっちゃ気になりますw
また、お話を楽しんでくださっているようでとても嬉しいです^^
ニヤニヤということは、読者様は甘いお話がお好きなのでしょうか?
このサイトはニヤニヤとズドーン(闇)の両極端なシリーズがございますので、
シリーズ紹介をご覧いただいてどうぞ十分お気をつけてご覧くださいませ。
なかなか話数が多いシリーズも多いですが、楽しんでいただけたら幸いです。
ありがとうございます。読者様も無理せずお体に気を付けてお過ごしくださいませ^^
コメントありがとうございました!